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WWWサーバの導入(apache)


apacheのインストール

さて、私のVAIOは、比較的頻繁にメインサーバの代役を務めなければなりません。 それは、私が熱狂的なOSのインストールマニア...ではなくて、新機能のテストなどのために、短時間で楽にインストール可能なメインサーバ用デスクトップマシンにOS入れ替えの白羽の矢を当ててしまうので、結果的にそうなってしまうのです。

そこで、とりあえず日常必要となる情報をメインクライアントからいつでもブラウザで引き出せるように、WWWサーバを構築します。

apacheのインストールはいたって簡単です。 私は、バージョンアップ時の作業量を抑えるために、インストール先をapacheのデフォルトに変更します。また、rpmコマンドで組み込まれたapacheがある場合は事前にrpm -eで引っこ抜きます。

$ cd ~/src
$ tar zxvf apache_1.3.11.tar.gz
$ cd apache_1.3.11
$ ./configure
$ make
$ su
# make install

ディレクトリに関する設定

apacheの設定に入る前に、ディレクトリ構成に手を入れておきます。 DocumentRootにするディレクトリを作成し、所有者をWebmaster(ここではhogehoge)に変更します。
# mkdir /usr/local/apache/www
# chown hogehoge:hogehoge /usr/local/apache/www

httpd.confの設定

apacheは、1.3.4から設定ファイルが$INSTALLDIR/conf/httpd.confに統合されています。

サービスポートは、suしてmakeした場合には、80となっていますが、一般ユーザがmakeした場合には、8080となっているので、80に変更します。(もちろん、80でなければならない理由はありません)

とりあえず、

vi /usr/local/apache/conf/httpd.conf
して、次の部分をチェックします。
# Service port
Port 80

# Server Administrator
ServerAdmin hogehoge@hostname.domain.false

# Server Name
ServerName hostname.domain.false

# Document root of this site
DocumentRoot "/usr/local/apache/www"

# Access control
<Directory "/usr/local/apache/www">
  Options None
  AllowOverride None
  Order allow,deny
  Allow from all
</Directory>

# Index file name
DirectoryIndex index.html
もちろん、これは最低限の項目なので、サイトの用途やセキュリティポリシーに応じて、設定すべき項目はたくさんあります。 ソースを展開すれば、マニュアルがついているので詳細はそちらを参照しましょう。
~/src/apache_1.3.11/htdocs/manual/index.html

自動起動の設定

デフォルトインストール先にインストールした場合は次のスクリプトで起動、再起動、停止ができます。
/usr/local/apache/bin/apachectl
さまざまな理由から、私はシステム起動時にXログインは使用しないことにしてます。 便利さを追求してあることを自動化するときに、他の何かを犠牲にしていないかを常に念頭に置いておくことは、システムセキュリティ上非常に重要なことです。

そのため、apacheの自動起動の設定は、とりあえずランレベル3でのみ有功化します。

$ su
# cd /etc/rc.d/init.d
# ln -sf /usr/local/apache/bin/apachectl ./httpd
# cd ../rc3.d
# ln -sf ../init.d/httpd ./S82httpd

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