エネカルク:太陽光発電促進付加金の影響
                 … 2011年4月、2012年4月改定
 
2011年4月より、電気料金に「太陽光発電促進付加金」が上乗せされています。
エネカルクで電気代を計算する際は、この付加金は単に電気代が値上げされたのと同様の影響となります。
この付加金の影響を計算に反映させるには、エネカルクの「基本単価の設定」で、下表からあなたの使っている電力会社の値を単価に加算してください。
 例: 中部電力の「301kWh以上」に設定してあるなら、22.52円→22.63円に変更する。
 
電力会社 単価
北海道 0.03
東北 0.04
北陸 0.04
東京 0.06
中部 0.11
関西 0.05
中国 0.11
四国 0.13
九州 0.15
沖縄 0.11
 
    単位= 円/kWh   出典=資源エネルギー庁
 
上記の様に今年度も最大でも1%未満の値上げで、わずかな金額なので、あえて単価を変更しなくてもあまり影響はないと思われます。
でも、電力の大きいエアコンの1年分などではそれなりに影響があるので、そんな場合は単価を変更して使ってください。
なお、この金額は毎年変わるので、正確に計算したい場合は毎年確認してください。
(2012年度は、2011年度の約2倍の金額になっています。)

【ちょっと一言】
 
当然ながら、この太陽光発電促進付加金は金持ち優遇政策だという批判は多い。この制度の必要性の説明は何だかまわりくどくて、こじつけに思える。
 
福島原発事故で、「原子力発電はコストが安い」というまやかしが崩れた今、太陽光発電普及の資金を電気代の付加金でまかなおうという政策は見直した方がいいんじゃないだろうか。
 
それにしても、本来地球温暖化防止のための太陽光発電だったはずだったが、何だかすっかり「原発の代替手段」と化して、地球温暖化なんて誰も言わなくなったなあ。まあ、「CO2を減らす為の太陽光発電」よりは、「地球を放射能まみれにしない為の太陽光発電」の方が説得力はあるけどね。
この付加金の動向は、今後も注目して見ていく必要がありそうだ。太陽光発電の設置が増え、来年度の付加金はさらに大幅に値上げ…になったりするかな?

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