ComPortキャプチャ Ver 1.30 2004/4/2


主な機能
 COMポート(シリアルポート)を通じて送受信されるデータを取得して、ダンプ表示させる機能があります。
 特殊なケーブルを用いて、データを取得するわけではなく手軽に使えます。また、COMポートを扱うアプリケーション側も、特にComPortキャプチャについて、意識することなく使えるため、デバッグ用にアプリを修正するということもありません。
 標準のシリアルポートに加えて、内蔵モデムが生成したシリアルポートやUSBによる増設シリアルポート等にも対応します。
 送受信データの表示機能には、通常のダンプ表示の機能と、シリアルAPI表示の機能があります。
 ダンプ表示では、送受信データデータをHEXとASCII形式で表示します。また、送受信されたデータの間隔をミリ秒単位で表示します。
 シリアルAPI表示では、シリアルAPIの呼び出し内容をテキスト表示します。デバッグ中にどのAPIがどの順序・タイミングで呼ばれているかを調べるこができます。また、WriteFile/ReadFileのバイナリデータを転送する機能を実装しました(Ver1.30)。外部からこのデータを使うことで、より細かいデバッグが行えるようになります。
 取得したキャプチャデータは印刷機能でプリントアウトできます。
 


こんな人に
 COMポートを利用したアプリケーションの開発をしている人にお勧めです。
 また、モデム等のドライバを開発している人にも便利だと思います。
 開発者向けツールです。


対応機種
 Windows XP (Proで動作確認)
 Windows 2000 (Proで動作確認)
 Windows NT4.0 (WSで動作確認)


分類
 シェアウェア 2000円


ダウンロード
 ベクター様のページから行えます。


作成主旨
 高価な機器を用いなくても、なんとかしてCOMポートの送受信データを横取りできないかと考えて作りました。
 シリアルAPIの呼び出しを、外部から調べることができるため、シリアル通信ソフトの開発中は結構助かりました。


スクリーンショット  
※クリックすると大きい画面を表示します。

・モデムの照合をキャプチャしてみました。 ※Ver 1.00の画面