会話集

European
   
impression
 
ヨーロッパ紀行 ■ ことば


Conversation
 
Language
  
Language
   日本では国際化、国際化と馬鹿の一つ覚えのように喧伝され、米語学習がブームだが、ヨーロッパでは英語の通じる国は多くない。聞くところではイタリア語のほうがよほど重宝するらしい。
   現地の方とその国の言葉で話すというのは楽しいものだ。ときに現地の言葉も英語も日本語もまったく通じなくても、なぜかコミュニケーションがはかれることがある。それは1993年イタリアのミラノでのこと。雨模様の空を眺めながら、会社員風の男性と路面電車の停留所でひとときを過ごした。実はわたしたちは一言も言葉が通じなかった。が、なぜか相手の心がわかった気がした。互いに顔を見合わせて心が通いあったのだ。まして片言の英語が通じて相手と話せたときは、それがささいな内容であっても、とても幸せな気分になれるというものだ。
   アメリカという国は鼻持ちならないが、ローマで知り合ったアメリカ人観光客のおばさんたちとは映画「ジュラシックパーク」やカントリーミュージックの話題で盛りあがった。半端な英語でもけっこう役立つものだ。





















ヨーロッパ紀行トップ