ローマ

European
   
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ヨーロッパ紀行 ■ 照明


Roma-Italia
 
Lighting
  
Lighting
   日本と違って、欧米の室内照明は点照明だ。部屋のポイント、ポイントに照明を置くのであって、部屋中を一様に照らし出すことがない。しかも蛍光灯の白い光よりも電球の黄色を帯びた光を好む。当然、電気代も馬鹿にならない。蛍光灯の光に馴れているわたしとしては早朝や夜は太陽光に頼れないので、部屋の中で唯一、蛍光灯のある場所、洗面所で服装のチェックなどをするようにしている。もっとも、気分的なものだろうが、ヨーロッパで目にする電球の光は安らぎのあるロマンチックな趣を演出してくれるようで、わたしは好きだ。
   ヨーロッパの主要都市は夜間照明に気を使っている。とくにパリは秀逸だ。闇のなかから浮かびあがる彫像や壁面のレリーフはため息が出るほど美しい!パリに限らず、外国は昼間でも安全とはいえないが、夜間はとくに注意をはらって夜の美しさも味わいたいものだ。1998年のイタリア旅行のおり、映画「ローマの休日」で有名なローマのサンタンジェロ城のライトアップされた夜景をはじめて見たが、実に印象的だった。フィルムがほとんど残っていなかったため満足に撮影することができなかったのが惜しまれる。





















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