あのー、私は患者なんですけど...
ある日風邪をひいたので、抗生物質をもらいに行きつけの病院に行きました。(自分で車を運転して病院にいける程度のものだったんですけど。)
まあ、単なる風邪ですので、粛々と診断処方と進んでいくのですが、最後に
「○×さん(私の本名)、これ、レントゲンの写真をデジカメで撮ってMacに取り込んだんだけど、変なシマ模様が入るんだよねー。」
この台詞をご理解いただくには、まず、こちらの病院のシステムがどうなっているかご理解いただく必要があるかと思います。
こちらの病院では、レントゲンの写真を電子ファイリングしています。診察室とは別棟にあるレントゲン室で現像した普通のフィルムをKONICA-MINOLTAのRS-250という画像ファイリングシステムで取り込んで電子化します。
それをLAN経由で診察室のWindows2000Professionalベースの(おそらくは)データベースエンジンとクライアントを担当するDELL Presionで検索と、および17インチLCDへの表示をしています。
さて、こちらの病院、院長先生はMac派です。専用システム(ファイリング/レセプト)はWindows系ですが、自分がメインで使ってらっしゃるのはPowerMacG4(MDD/1.25GHzx2/メインメモリ1GB/HDD 80GB/SuperMultiDrive追加済み)、MacOSX Ver10.4系です。こちらのMacも画像ファイリングシステムやレセプト(*1)系とは別のLANを組んであり主に、インターネット(Web/Mail)/健康診断の報告書(FileMakerPro5.5)等に使われています。こちらの先生、写真撮影の趣味もあり、写真の管理にはiPhotoを使用しています。デジカメはSONYのCyberShotです。
ネットワークは私がチラッと見た限りでも、事務(レセプト)系と画像ファイリング系、インターネット系と独立で3系統存在します。ついでに検査用のLABOネット(*2)接続用に独立したダイアルアップ接続しているPCまであります。
それで、FileMakerPro5.5で動いている健康診断の報告書にレントゲン写真を張付けるためにRS-100で液晶モニタに表示したレントゲン写真をデジカメで撮影してMacのiPhotoに取り込み、それをFileMakerProに貼り付けるというシンプル兼ある意味確実な方法を選択していたのです。(画像ファイリングシステムとMacがLANでつながっていればもう少し話は簡単だと思うのですが、現状では独立して存在しています)
しかし、LCDに表示された画面を綺麗にデジカメで撮影することは、不可能とまではいいませんが、いろいろ制限が多くなります。おそらくはシャッタースピードを遅めにして(その分露出を絞って)、しっかりホールドして撮影をすれば何とかなりそうな気もしますが(*3)、モロにモアレが出ています。
*1 レセプト --- 保険請求のデータを作る医事会計システム
*2 ラボネット --- 血液検査の結果を受け取るシステム。FTPを使用しているので、わざわざ独立のダイアルアップのスタンドアロンで運用する必然性はなかったのですが...。ADSL回線に切換えたタイミングでインターネット用のLANに組み込みました。
*3 その後、私が自分で運営するメーリングリストで、カメラに詳しい人がいたので聞いてみると、モアレはソフトフォーカスをかけるといいと教えてもらいました。