Promise is Performance.第五回


Dsc00101.jpg (4883 バイト)

まず最初に、FastTrakのBIOSのROMですが、

マザボのBIOSのごとく書き換えることは出来ません。

ゆえに、マザボのBIOSのごとく飛ばすことは不可能です。

よってROMの複製は、FastTrakのROMを吸いだして、そのソースを元にROMライタなるもので複製を作らねばならないのです。ちなみにROMライタでROMは吸い出せるとのこと。

FastTrakの効果

いろいろなサイトを回って情報を収集してみると、FastTrakのストライピングによって転送速度が顕著に上がるドライブとそうでないドライブが存在するそうです。相性を呼ばれています。

さて、相性の良いドライブとして、IBMやQantumなどが挙げられ、悪いドライブとしてはMaxtorなどが有名のようです。二台のドライブによるストライピングにおいて相性の良いドライブを使用するとR/W両方、倍速近くにあがるそうですが、悪いドライブの場合はあまり効果が上がらないようです。

さてさて、前置きはこれくらいにして、相性が悪いという噂のMaxtorのハードディスクドライブで遊んでみました。

まず、おなじみHDDBENCHです。

HDDBENCH 2.61 Read Write
単体IDE接続 15237 14261
2台RAID 23405 17252

RAID/IDE

154% 121%

Writeの書き込みが遅いですね。

では、他のベンチマークではとWINBENCH99です。

WINBENCH99 単体IDE接続 2台RAID
Business Disk WinMark99 3020 3390
High-End Disk WinMark99 8060 11100
DP/Bus:Overall 3020 3390
DP/HE:Overall 8060 11100
DP/HE:AVS/Express3.4 7210 10600
DP/HE:Frontpage98 26600 30900
DP/HE:MicroStation SE 10200 11100
DP/HE:Photoshop4.0 4710 7370
DP/HE:Premiere4.2 6990 9300
DP/HE:Sound Forge4.0 9230 13300
DP/HE:Visual C++5.0 7680 10200
Disk Transfer Rate Beginning 15600 31200
Disk Transfer Rate End 10200 20300

Disk Transfer Rate などを見ると、HDDBENCHの結果とは違って倍速になっていそうですね。ものによってはほとんどパワーアップしていませんけどね。

マイナーなソフトでも試してみました。

mdb95というソフトなんですが、RANDOMアクセスを測定できるので

mdb95 単体IDE RAID
Sequential Write 13979 15198
Sequential Read 13440 22787
Random Write 3472 5378
Random Read 2945 2803

あげくにRandom Readが落ちてしまいました。ただし、Random Writeはかなりの上昇を見せていますが。

結局、ベンチマークなるモノサシではハードディスクドライブの性能を余すところ無く評価なんて出来なんですよね。上記の結果はあくまで参考にどうぞ。


メールアドレス:KS