Promise is Performance.第五回
まず最初に、FastTrakのBIOSのROMですが、
マザボのBIOSのごとく書き換えることは出来ません。
ゆえに、マザボのBIOSのごとく飛ばすことは不可能です。
よってROMの複製は、FastTrakのROMを吸いだして、そのソースを元にROMライタなるもので複製を作らねばならないのです。ちなみにROMライタでROMは吸い出せるとのこと。
FastTrakの効果
いろいろなサイトを回って情報を収集してみると、FastTrakのストライピングによって転送速度が顕著に上がるドライブとそうでないドライブが存在するそうです。相性を呼ばれています。
さて、相性の良いドライブとして、IBMやQantumなどが挙げられ、悪いドライブとしてはMaxtorなどが有名のようです。二台のドライブによるストライピングにおいて相性の良いドライブを使用するとR/W両方、倍速近くにあがるそうですが、悪いドライブの場合はあまり効果が上がらないようです。
さてさて、前置きはこれくらいにして、相性が悪いという噂のMaxtorのハードディスクドライブで遊んでみました。
まず、おなじみHDDBENCHです。
HDDBENCH 2.61 Read Write 単体IDE接続 15237 14261 2台RAID 23405 17252 RAID/IDE
154% 121%
Writeの書き込みが遅いですね。
では、他のベンチマークではとWINBENCH99です。
WINBENCH99 単体IDE接続 2台RAID Business Disk WinMark99 3020 3390 High-End Disk WinMark99 8060 11100 DP/Bus:Overall 3020 3390 DP/HE:Overall 8060 11100 DP/HE:AVS/Express3.4 7210 10600 DP/HE:Frontpage98 26600 30900 DP/HE:MicroStation SE 10200 11100 DP/HE:Photoshop4.0 4710 7370 DP/HE:Premiere4.2 6990 9300 DP/HE:Sound Forge4.0 9230 13300 DP/HE:Visual C++5.0 7680 10200 Disk Transfer Rate Beginning 15600 31200 Disk Transfer Rate End 10200 20300 Disk Transfer Rate などを見ると、HDDBENCHの結果とは違って倍速になっていそうですね。ものによってはほとんどパワーアップしていませんけどね。
マイナーなソフトでも試してみました。
mdb95というソフトなんですが、RANDOMアクセスを測定できるので
mdb95 単体IDE RAID Sequential Write 13979 15198 Sequential Read 13440 22787 Random Write 3472 5378 Random Read 2945 2803
あげくにRandom Readが落ちてしまいました。ただし、Random Writeはかなりの上昇を見せていますが。
結局、ベンチマークなるモノサシではハードディスクドライブの性能を余すところ無く評価なんて出来なんですよね。上記の結果はあくまで参考にどうぞ。
メールアドレス:KS