Promise is Performance.第六回


FastTrakのRAIDドライブにNT4.0をインストール

FastTrakのRAIDドライブにWin9xは容易にインストール出来るのですが、(インストールした後、ドライバを入れれば良い。)WindowsNTをインストールするときは大変です。

ここで説明ですが、WindowsNT4.0にFastTrakのRAIDドライブをインストールする(認識させる)のはたやすいんです。しかし、FastTrakのRAIDドライブにWindowsNTをインストールするのは大変なんです。つまりFastTrakのRAIDドライブをWindowsNTのブートドライブとするのは大変なんです。

NT4.0をインストールする方法は大きく分けて3種類ほどあります。

Win9xからインストール

FDからインストール

CD-ROMにNT4.0CD-ROMを入れてブートしてインストール

どれでやっても普通の流れなら

@デバイス自動認識

A手動でデバイスを認識させる(FastTrak)

Bライセンスがどうのこうの

Cインストールするドライブを指定

Dコピー開始

と、なるはずなのですが、さすがに曲者FastTrak、一筋縄ではいきません。

とりあえず、インストール時、@デバイス自動認識で接続されているデバイスを自動認識させるところがありますが、たとえば AHA-2940やatapi CD-ROMなどを認識するところです、FastTrakを接続した状態で自動認識をNTにさせるとA手動でデバイスを認識させる(FastTrak)においてFastTrakを認識させてもインストール出来ませんでした。ですから@デバイス自動認識ではSでスキップしてA手動でデバイスを認識させるでFastTrakだけでなくatapiCD-ROMドライブなども手動で認識させてみました。

するとCインストールするドライブを指定でFastTrakのRAIDドライブを認識してくれました。ちなみに4GB以上のパーティションにNT4.0をインストールするときは、事前に他のNT4.0をインストールしてあるPCにそのハードディスクを接続して、ディスクアドミニストレータで4GB以上のパーティションを切ってフォーマットしてからにしてください。すると4GB以上のパーティションにNT4.0をインストールできます。

しかし、Dコピー開始においてFastTrakのFDをFDDにいれてくださいとの命令の後に

Dsc00108.jpg (19009 バイト)

などと出てきました。「なぜだっ!」と叫びたくなりましたが、どうにもなりません。

さて、どうしたものかと悩んだ末、

PartitionMagicを使うことにしました。

IDEポートにIDEハードディスクにNT4.0をインストールしてそのパーティションをFastTrakに移動させるのです。もちろん移動する前にNT4.0にFastTrakを認識させなければなりませんが、これはたやすいです。

PartitionMagicの問題点は

NT4.0serverには対応していない。

NT4.0SP4はPartitionMagic4.01でないと駄目らしい。

FastTrakに移動するNT4.0にPartitionMagicをインストールしない方がよい。つまり、移動する操作をするPartitionMagicをインストールしたNT4.0、FastTrakのRAIDドライブに移動するIDEにインストールされたNT4.0を分けた方が良い。なぜならPartitionMagicによるパーティションの移動はPartitionMagicで移動するという設定をされたNT4.0が再起動して、NT4.0起動時に移動がなされるのだけれど、PartitionMagicをインストールしたNT4.0を移動させた場合、移動するという設定をされたNT4.0が移動してしまって、移動したNT4.0から起動するときに移動の設定を持ったPartitionMagicがエラーを起こすからです。

PartitionMagicで切ったドライブが8GB以上場合、このパーティションからはブートで来ませんとPartitionMagicは言う。(実際のところはしらない。)

見事に成功しました。

しかし、起動は出来たもののkernelなどのエラーが多発。どうもハードディスクの調子が悪いようです。ちまたでの噂ですが、MaxtorのHDDはよくエラーするらしいとの話を聞いたことがあり、それのような気がして、FastTrakによるRAID計画は中止しました。


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