SMTPプロキシ設定(暗号化通信(SMTP over SSL)のウイルスチェックを可能にする)

暗号化されている通信をプロキシサーバ内で平文化しウイルスチェック等を実施後、再び暗号化してSMTPサーバへ接続する場合の設定

注意)IPv4アドレスのみで使用できます。

[SMTPサーバ]がIPアドレス "192.168.1.10"の"465"番ポートが暗号化でSMTPサービスを行っており、[Z-PROXY]がIPアドレス"192.168.1.15"の"465"番ポートでアドレス変換したグローバルアドレス"210.193.xxx.xxx"の"465"番ポートで暗号化通信を待ち受けた場合
[SMTPサーバ] --------------< [Z-PROXY] --------------< (Internet) ---< [PC クライアント1]
192.168.1.10:465 ← 暗号 192.168.1.15 ← 暗号 210.193.xxx.xxx:465 ---< [PC クライアント2]
                           (平文)                               :
                                                                  ---< [PC クライアントX]
1.「Z-PROXY Server V2」の設定

・タスクトレイのアイコンからマウスでクリックし、ポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。


・プロパティ画面から[SMTPプロキシ]をクリックし、[SMTPプロキシを有効にする。]のチェックを行ます。
・次に[接続情報]をクリックし設定画面を開きます。


・設定画面の以下の項目を設定し、[追加]ボタンをクリックし、リストに登録します。
[接続先名称]"SMTPプロキシ"(任意)
[トンネル]チェックしない
[受信IP]192.168.1.15
[ポート]465
[接続元との通信に暗号化を行う]チェックする
[証明書]公開証明書ファイル名(フルパス)PEM形式
[秘密鍵]秘密鍵ファイル名(フルパス)PEM形式
[接続先]192.168.1.10
[ポート]465
[接続先との通信に暗号化を行う]チェックする


・リストに登録されたことを確認できたら、[OK]ボタンをクリックし、設定画面を閉じます。


・サービスの再起動を促すダイアログが表示されるので、[はい]ボタンをクリックし、サービスの再起動を行います。

最後に、ルータ等でアドレス変換の設定を行い、Z-PROXY(192.168.1.15:465)と公開アドレス(210.193.xxx.xxx:465)を結び付けしますと、インターネット上のクライアントからプロキシサーバを通じてサーバへの接続を行うようになります。


<Prev                                             Next>