更新: 2004-01-11
学研の楽しむ辞典シリーズのスーパーアンカー英和辞典とスーパーアンカー和英辞典を変換して、EBStudio用の入力ファイルを作成するRubyスクリプトです。独自形式辞書からEPWING辞書に変換できます。
v1.10から、太田純さんのご協力で、2003年9月末に静岡で限定発売された新版ピーシー・サクセス創刊号に付属する「PC Success版学研マルチメディア辞典」も変換できるようになりました。
ruby -Ks AnchorConv.rb <inDir> [<outDir>] <inDir> .GDN ファイルのあるディレクトリ <outDir> 出力ディレクトリ (指定なしならカレントディレクトリ)
手順はWindows98の場合です。ほかのOSでは適宜読み替えてください。
ただし作者はOS/2 Warpでしか変換スクリプトの動作を確認していません。
ダウンロード後、適当な場所にアーカイブを展開します。ここでは「D:\work」に展開したものとします。
コマンドライン(MS-DOSプロンプト)を開きます。
CD-ROMから直接変換する場合は、CD-ROMドライブに辞書CD-ROMをセットし、ドライブが「X:」、ファイルの出力先が「E:\EPWING\anchor」とすると、英和辞典の場合、次のように入力します。
ruby -Ks D:\work\AnchorConv.rb X:\GAKKEN\GDBASE\DIC\SAEIWA E:\EPWING\anchor
和英辞典の場合は、最後のディレクトリが「SAEIWA」ではなく「SAWAEI」になります。ハードディスクにインストール済みのファイルから変換する場合は、入力ディレクトリとして、辞典のインストール先で拡張子が.GDNというファイルのあるディレクトリを指定します。
学研マルチメディア辞典の場合も同様に.GDNというファイルのあるディレクトリを指定してください。
E:\EPWING\anchorに以下のファイルが出力されます。
EBStudioを起動し、[ファイル]>[開く]で、出力された.ebsファイルを開きます。英和辞典の場合はsaeiwa.ebs、和英辞典の場合はsawaei.ebs、学研マルチメディア辞典の場合はgkmm.ebsです。
出力先などを必要に応じて修正します。
英和辞典と和英辞典の出力先は別にしてください。同じにすると、カタログが上書きされてします。
辞書の作成処理を実行します([ファイル]>[実行]またはツールバーの実行ボタン)。
★注意★ 英和辞典の場合、EBStudioでの変換時にタグがマッチしていないというエラーメッセージが出ますが、これは無視してください。辞書自体は正しく作成されます。
以上で完了です。
スーパーアンカー英和辞典の場合、発音も取り込むことができます。ただし、元の発音ファイル(.WAV)をEBStudioで処理可能な形式に変換する必要があります。
発音ファイルは1万2000以上あり、これを一括して変換できるソフトを見つけることができなかったため、実際に試してはいませんが、以下のようにすれば取り込めるはずです。成功した人は、使用したソフトも含め、お知らせください。
マルチメディア辞典の画像、音声などの変換については、付属のGkmm.txtを参照してください。
見出し語の前方一致、後方一致、クロス条件索引を作成します。
熟語の前方一致、後方一致、クロス条件索引を作成します。
見出し語の前方一致、後方一致、クロス条件索引を作成します。
見出し語の前方一致、後方一致、クロス条件索引を作成します。
なお、いずれも凡例はメニュー検索から参照できます。
変換スクリプトはOSやRubyのバージョンによっては不具合があるかもしれません。その場合は御連絡ください。できるだけ対処します。
質問・要望などは、EBシリーズ・サポート掲示板にお願いします(hishidaさんのご好意で間借りさせてもらっています)。
スクリプトをこう変えると見やすくなるよ、といったご指摘は大歓迎です。まだRubyは手探りの状態なので、突っ込みどころは多いと思います。ただ、こういった開発系の話題は、EBシリーズ・サポート掲示板にはそぐわないと思いますので、当面はメールがいいかもしれません。
v1.00 2003-07-21 by nomad
公開
v1.01 2003-07-22 by nomad
英和辞典で熟語が分割して副見出し化されるバグを修正
v1.10 2003-10-07 by nomad, Junn Ohta
PC Success版学研マルチメディア辞典に対応(太田純さんによる)
v1.11 2003-10-09 by nomad, Junn Ohta
学研マルチメディア辞典のマルチメディアデータに対応(太田純さんによる)
作成: 2003-07-21