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11/23/2001 工事中Update

赤外線通信(IrDA)はこう使え

赤外線通信の使い道について、また、私が推奨するIrDA関連製品を紹介する。


目次

記号

はじめに

記号

赤外線通信のメリット
記号

ぐちゃぐちゃのケーブルをすっきりさせたい

記号

電気接点劣化対策となる

記号

赤外線の利用価値を高めたIrComm
記号

IrComm物語

記号

IrDA vs Bluetooth

記号

赤外線アダプターを増設する
記号

赤外線通信アダプタの選択基準
記号

データ通信優先に考える場合

記号

LANのアクセスポイントとして赤外線を利用したい場合

記号

家電リモコンとしても使いたい

記号

ケーブルなしでファイル転送する
記号

Windows標準"赤外線転送"を使え(難易度:低)

記号

IrDA標準転送プロトコルIrObexを使え(難易度:低)
記号

WindowsユーザーならQuickBeamを使え

記号

Palm OSユーザーならBeamを拡張するシェアウェアを使え

記号

WindowsCEユーザーもIrObexを使え

記号

通信ケーブルなしでインターネットに接続する
記号

通信ケーブルなしでダイアルアップする(難易度:低)
記号

赤外線公衆電話でISDN

記号

赤外線携帯電話でダイアルアップ

記号

フリーウェアでアナログ回線から赤外線ダイアルアップ

記号

専用赤外線モデムでダイアルアップ

記号

LANケーブルなしに家庭内LANを組む
記号

赤外線LANアダプターを利用する(難易度:高)
(赤外線でADSL/CATV)

記号

赤外線上での直接接続LAN(難易度:中)

記号

クレードルなしでモバイル端末と同期する
記号

クレードルなしでPalm OS機とHotSyncする
記号

IrComm仮想赤外線シリアルによるHotSync(難易度:低)

記号

赤外線LANアダプターによる赤外線LAN Sync(難易度:高)
(驚けPalm OS機ユーザー!これが赤外線LAN Syncだ!)

記号

クレードルなしにWindowsCEとActiveSyncする。

記号

周辺機器を接続する
記号

プリンタケーブルなしで印刷する
記号

赤外線対応プリンタで印刷する

記号

普通のプリンタに赤外線アダプタを増設する

記号

カードリーダーなしにデジカメの画像データをPCに転送する

記号

ケーブルなしに様々な周辺機器に接続する

記号

赤外線リモコンの代用にする


はじめに

記号

赤外線で繋がらない!というユーザーは結構多い。
IrDAは世界標準規格となっているが、IrDA互換を表明している製品間であっても、実際に繋がらない場合もある。しかし、初心者ユーザーは、どのIrDA製品がメジャーなのかさえ知らないだろう。
そこで、私が実際に所有している製品の中から、自信をもって推奨できる製品を紹介する。

記号

赤外線は遅い!というユーザーもいる。
ノートPC内蔵の赤外線通信装置の多くは、4MB FIR高速通信(IrDA1.1)を内蔵しているにも関わらず、その通信相手側がデスクトップPCに外付けされた赤外線通信装置の場合、その能力を発揮できない場合が多い。この原因は、デスクトップ用に増設したIrDAアダプタの機種としてシリアルポートに接続するタイプのものを選択している為である。デスクトップPCにおいても、高速環境で赤外線LANを実現する為に推奨できる製品を紹介する。

記号

また、赤外線は難しい!というユーザーも結構多い。
確かにWindows2000環境においての、IrDA-LANやPalm OS機での赤外線LANシンクなどは、設定が難しく初心者ユーザーには敷居が高い。この具体的構築法を紹介、又は情報入手先URLを紹介する。

記号

ここで紹介する内容はかなり不愉快な思いをするメーカーもあると思うが、IrDAユーザーの代表として意見を述べる。

Softwares for IrDA Devices 管理者 岡田 ひろむ

赤外線通信のメリット

 
記号 ぐちゃぐちゃのケーブルをすっきりさせたい
PCの周りはケーブルだらけになりがちである。このぐちゃぐちゃのケーブルをすっきりさせたいと考えるのは皆同じだろう。赤外線で置き換える事が出来るのは以下のケーブルである。これだけのケーブルが不要となり、どうしても必要なるのは電源ケーブルくらいである。
記号 赤外線に一般的に置き換え可能なケーブル
記号 モデムケーブル
記号 PDAとのシンクロケーブル
記号 プリンタケーブル
記号 デジカメデータ転送ケーブル
記号 LANケーブル
記号 電気接点劣化対策となる
PCの周辺機器で、ケーブルを差し替えながら使う装置はそう多くない。プリンタにしろモデムにしろ、頻繁にケーブルを差し替える事はない。しかしながら、特にPDAではPCとのシンクロの為にクレードルなどの電気接点の間での脱着を繰り返す。クレードルの接点は、簡易圧着式であり、また、クレードル側の接点はカバーで覆われることなく、常にほこりや、直接触ってしまうなど、易汚染性である事が容易に想像できる。
Palm III とクレードルとの脱着回数の耐久性の公式スペックはわずか3,000回である。
1日10回クレードルに置けば、保証期間の終わる約1年後には、接触不良でクレードル経由のHotSyncが不可能になる。Palm IIIの耐久回数は優秀な方であり、同じPalm OSを搭載しているS社のクレードルは3カ月で接点不良による問題が発生する。
赤外線を使えばこういった問題は、理論的に発生しない。特にPDAの様に電気接点との脱着回数が多い周辺機器に対しては、有効な解決策となる。
記号 異種機種間でのデータ交換が可能となる
せっかく新しい技術が利用可能となっても、異なるメーカー間で互換性がなければ、その価値も半減してしまう。赤外線通信においては、IrDA( Infrared Data Association )と呼ばれる団体が設立され、物理層やプロトコルだけでなく、アプリケーション層にまで及ぶ様々なプロトコル層についての取り決めを行っている。よってIrDA互換を表明している製品間では、基本的に異種機種間であっても、OSが異なってもデータ転送が可能となる。これはIrObexと呼ばれIrDA認定規格を利用する方法と画像転送に特化したTran-pと呼ばれるプロトコルを利用する事により実現出来る。
記号 赤外線の利用価値を高めたIrComm
IrCommとはIrDAの規格の1つであり、シリアルポートを赤外線に置き換えるプロトコルやドライバの事である。
赤外線通信の最大の魅力は、シリアルやパラレルポートの有線を赤外線に置き換え、ケーブルなしに、一般的な通信ソフトやパラレルドライバの入出力先を赤外線に置き換えてしまう事ができる事にある。このIrCommは一般的なシリアル制御ソフトウェアが利用出来る為、赤外線の利用価値を高め、その便利さをユーザーが体感出来る様になった。
記号 IrComm物語
記号 ”仮想赤外線ポート”と”物理赤外線ポート”
IrDA国際会議の認定プロトコルとしてIrCommが採用され、この規格はPumatechのTranxitやMS製のIrDAプロトコルドライバ(通称MS-IrDA)にも採用され、IrDAの普及に貢献した。MS-IrDAはWindows95の時代は、MSのWebよりドライバをダウンロードして導入する必要があったが、Windows95OSR2以降ではOSバンドルとして、Windows導入用のCDからインストール可能となった。このIrCommと呼ばれる通信ポートは、”仮想赤外線ポート”(通常COM4)と呼ばれ”文字どおり”実在しない架空の通信ポートである。一般的な通信ソフトウェアや、シリアル・パラレルドライバは、この”仮想赤外線ポート”を参照することにより、外部の機器等に接続可能となる。これに対し、実在する赤外線ポートは”物理赤外線ポート”(Windows95以前はCOM1やCOM2)と呼ばれIrDAプロトコル層の最下位に位置し、赤外線通信装置のハードウェアポートそのものを意味する。 IrComm”仮想赤外線ポート”の入出力データは、デバイス探索やネゴシエーション、バインド、エラー訂正、ハードウェア信号処理や半2重処理などIrDAのプロトコルを付加して最終的に”物理赤外線ポート”へ送られる。
赤外線通信の特性として、上りと下りのデータを同時に送受信することが出来ないので、上りと下りを切り替えながら行う”半2重通信”の制御が必要となる。なぜなら、”全2重”では、赤外線の送信側でも反射波を受信しまい、上りと下りの信号が混じってしまうからだ。鉄道に例えると、シリアルケーブルは複線に特急追い越し用のハードウェア信号のルートも加わった複々線区間と言える。これに対し”物理赤外線ポート”は完全なローカル単線区間である。複線区間(シリアルケーブル)の間に、まだ単線区間(”物理赤外線ポート”)が残っているというイメージだ。列車(データ)が衝突しない様に、駅で列車(データ)を待機させながら上りと下りをうまく交差させる役目をするのが、列車自動制御装置(”仮想赤外線ポート”IrComm)である。デバイスや制御通信ソフトが全2重処理であろうと、ハードウェア信号を要求しようと、”仮想赤外線ポート”IrCommがこの複雑な処理を請け負い、最終的に”物理赤外線ポート”から送受信を行う。

記号 ”物理赤外線ポート”のOS上からの隠蔽
Windows95OSR1時代の世界初・世界標準の赤外線通信ソフトウェアはPUMATECHのTranxitであった。同時期のMS-IrDA2.0は4MBFIRによる高速通信をサポートしていなかった事と、Tranxitと”物理赤外線ポート”でのコンフリクトを起こすため、ユーザーはわざわざMS-IrDAを無効にして利用しなければならないという理解に苦しむ異常な状況であった。MSは”仮想赤外線ポート”と”物理赤外線ポート”という2つの概念がユーザーを混乱させるとの判断から、”物理赤外線ポート”をOS上から隠蔽し、ネットワークデバイスとしてのデバイスとして位置づけた。Windows95OSR2の時代が、この移行期で、Windows98では”物理赤外線ポート”が完全に隠蔽された。ユーザーの為に行われた変更であったが、優秀な赤外線ソフトウェアが姿を消す事になった。MSが隠蔽した”物理赤外線ポート”を参照していた赤外線通信ソフトウェアのTranxitやSoftwares for IrDA Devicesのリモコンコンfor Windowsが動作しなくなった。 TranxitがWindows98以降で動作不可能になると、MSはTranxitに変わるものとして、”赤外線転送”と呼ばれる転送ソフトウェアをWindows標準としてOSバンドルで配布した。しかしながらOSバンドルの”赤外線転送”ソフトウェアは、IrDA国際会議で認定されたIrObex(Palm OSのBeamも採用)とは全く互換性がない。この様な状況の中、Extended SystemsQuick BeamはMS製の赤外線ドライバを自社製ドライバに差し替える事により、MSが隠蔽した”物理赤外線ポート”を復活させ、更にはIrObexでの赤外線通信をWindows98に取り戻す救世主となった。妙な話であるが、Quick Beamを導入する事により、”物理赤外線ポート”が復活されるので、Windows98では動かなくなったTranxitや私の作品であるリモコンコンfor Windowsが再び利用可能となる。
その後Windows2000、WindowsMeとOSのバージョンアップが行われた際に、MSは、再度IrDAドライバの構成を変更し、MS-IrDAを無効化出来ない様に変更するとともに、MS-IrDAのドライバ差し替えで対抗していたQuick Beamさえも動かない様になった。OSバンドルの"赤外線転送"ソフトウェアは、事実上赤外線ソフトウェアの標準の地位を築くことになった。WindowsMe以降のMS-IrDAではPalm OS機のBeamを受信のみ可能となり、ある程度IrObex互換性は示す様に改善された。 JAVA(True JAVA)やインターネットブラウザ(ネットスケープ)に対してMSが行って来た政策は、IrDAでも同様であった事はあまり知られていない。
記号 ”仮想赤外線ポート”IrCommのOS上からの隠蔽
次にMSは、「複数の通信ソフトが仮想赤外線ポートを同時参照できない」というな理由で、”仮想赤外線ポート”IrCommをOS上から隠蔽し、IrSockと呼ばれるAPIの使用をプログラマに強要する政策をとった。IrSockは、WinSock互換のAPIである為、Socketソフトウェアの移植が楽に行えるなどメリットは大きいが、IrCommという手段を削除したデメリットの方がより大きい。”物理赤外線ポート”の隠蔽に関しては、ユーザーの混乱を防ぐ為であり、この措置は納得できるが”仮想赤外線ポート”IrComm隠蔽という馬鹿げた政策がIrDAユーザー達を怒らせる事になった。
多くの技術者はMSの公表どおり、Win2000で仮想赤外線ポートは廃止されたと考えてている。しかし私はあえて言うが、Win2000の仮想赤外線ポートは廃止されたのではなく、OS内部に隠され、その利用はMS製のソフトウェアにのみ許されている。以下の方法により隠された仮想赤外線ポートの存在を知ることが出来る。


MS製のWindowsCEシンクロソフトのActive Syncの接続設定において、赤外線接続を選択する。


その次にWindows2000標準のワイアレスリンクの設定においてイメージの転送で、"デジタルカメラからコンピュータに転送する"のチェックボックスを有効にする。


この様な操作をすると、"別のアプリケーションがIrCommポートを使っている"と表示される。MSはWindows2000より仮想赤外線ポートIrCommを廃止すると表明したのだが、MS製のソフトウェアだけは、Windows2000においても相変わらずIrCommを利用している。よって、Windows2000のIrCommは無くなったのではなく隠されたのである。そして、WindowsCEのActiveSyncなどMS製ソフトウェアのみがWindows2000上においても独占的にIrCommを利用し、他社製の例えば、Palm ComputingのHot Syncマネージャーは隠されたIrCommを利用出来ない。(Hot Sync Manager Ver.3.1.1以降では単独でWindows2000上での赤外線HotSyncが可能 なった)
仮想赤外線ポートIrCommを利用したい場合、母艦側のOSはWin95/95OSR2/98/98SE/Meの選択を余儀なくされる時代があった。 
Windows2000環境においてのPalm OS機での赤外線HotSyncの為にはExtended Systemsの赤外線LANアダプターJetEye NETによる赤外線LANシンクという必殺技の解決法しかない状態であったが、ユーザーの不満に答えてくれたのは、MSではなく、JetEye NETやQuick Beamを作ったExtended Systemsであった。
記号 ESI-IrComm 2000 Driverの登場
MSがWindows2000で隠蔽した”仮想赤外線ポート”IrCommをOS上に暴露してくれるドライバが登場した。このドライバを作成したのは、MSではなくWindows98以前の時代にMS製の赤外線ドライバを自社製ドライバに差し替える事により、MSが隠蔽した”物理赤外線ポート”を復活させ、IrObexでの赤外線通信をWindows98に取り戻す救世主となったQuick Beamを作り出したメーカーと同じExtended Systemsである。
記号 特徴
DOSデバイスとして仮想ポートのCOM4を作成し、MSがOS内部に隠蔽した”仮想赤外線ポート”IrCommに橋渡ししてくれるカーネルレベルのドライバだ。
もともとドイツ向けに公開されたものであるが、日本からも17ドルのシェアウェアレジストを行う事が出来、また、日本語Windows2000でも動作する。
記号 欠点
このドライバの作り出したIrCommは、そのままでは動作しない場合もある。
また、OS標準の画像転送プロトコルのTran-pが動作しなくなり、IrComm競合の旨のメッセージが現れる様になる。

画像転送Tran-p対応のデジカメを持っている場合は導入しない方が良いかもしれない。
記号 ワンポイントアドバイス
Palm ComputingのHotSync Managerもフリーズを起こしやすくなるが、 この対策として、赤外線HotSync終了の度、HotSync Manager自体を終了させる事により回避出来る。Softwares for IrDA DevicesのIrSyncSwitch 2.0を常駐させておくと、IrSyncSwitch 2.0がこの作業を自動的行い、フリーズを回避してくれる。
記号 ESI-IrComm 2000 Driverの入手法
このドライバはドイツ限定で公開されているので、ドイツExtended Systemsのホームページからたどり着ける。

ドイツ語で記載されたホームページのKabellose Anbindugenの中にある"IrComm"のリンクをクリックする。


"Technishe Spezifikationen"をクリックすれば、英語版のPDFを入手する事が出来る。"Hier"をクリックすればExtended Systemsオンラインストアのページとなりここよりドライバのレジストが可能となる。


Extended SystemsオンラインストアはドイツではなくアメリカのExtended Systemsのホームページにリンクされ、以降は英語での扱いとなる。
IrComm 2000 Driver の"Buy Now!"をクリックする。米ドルで17ドル(約2000円)と安価である。


このドライバはオンラインソフトとして入手出来るのだが、事前試用は出来ない。カードの支払い処理が済んだ後でダウンロード可能となる。
"Recalculate"のボタンをクリックした後"Checkout"支払いの画面になる。


ここでクレジットカード番号の入力画面が出てくる、Veri Signによる暗号化技術によりセキュリティーは高められてはいるが、インターネット上をカード番号が流れていくのでので自己の責任において購入する。


State/Provinceは空白のままで、英語表記で必要事項を入力し、"Submit"ボタンを押す。


カード番号が承認されれば、ダウンロード画面となり、後はインストールするだけである。


MSはWindowsXPなどの今後のOSで、”仮想赤外線ポート”IrCommやIrObexに対してどの様に対処していくか楽しみである。
IrComm物語がこれで終わる事を願う。

 

記号 IrDA vs Bluetooth
記号 共通点と相違点
記号 IrDAとBluetoothの共通点
記号 無線通信である。
記号 短距離通信である。
記号 仮想シリアル・パラレルポートにより一般的な通信ソフトの流用が可能である。
記号 Obexなど異種機種間での通信を考慮している。
記号 家電制御を試みている。
記号 国際的な規格統一の為の団体が存在する。
記号 開発や販売に力をいれているメーカーが同じである。
記号 IrDAとBluetoothの相違点
記号 無線媒体が赤外線であるか2.4GHz帯小電波であるかの違い。
記号 Bluetoothが有利な点
記号 通信範囲などの制約での相違点
記号 IrDAが2m程度の通信範囲であるのに対し、Bluetoothは10mである。
記号 IrDAは光線による通信である為通信装置を向き合わせる必要があるが、Bluetoothにはその制約がない。
記号 ノイズに強い。
記号 蛍光灯の直下での使用の際、IrDAの様な通信エラーが発生しない。
記号 IrDAの赤外線の1次波が、かなりの波長の幅を持って送受信可能であるのに対し、Bluetoothでは2.4GHzの全帯域を周波数ホッピングにより、動的に変更し、ノイズ対策とセキュリティーを高めている。
記号 眼を痛めない。
記号 レーザーポインターによる小児の失明への危惧。
このSoftwares for IrDA Devicesの管理者である私の特技は赤外線が裸眼で見える事である。昔から見えた訳ではなく、ある時突然見える様になった。そして、IrDAモジュールやリモコン送信機の発光を見て、まぶしいと感じる製品もあり、赤外線発光LEDの強さを裸眼で感じる事が出来る。私はまぶしければ目を細めるが、一般人はそうはいかない。強力な赤外線が見えなければ眼をいためてしまう。だから、Eye Safeをクリアできているとは言えIrDAモジュールを裸眼で覗き込む事は避けた方が良い。
記号 IrDAが有利な点
記号 人体に優しい(Softwares for IrDA Devicesの管理者の本職は医療関係の仕事をしている。)
Bluetoothでなくとも電波無線通信には共通の人体に対する問題があるが、あまり話題とはなっていない。
記号 ペースメーカー患者の傍でも利用できる。
Bluetooth製品の説明書には、"ペースメーカー装着部から22cm以上離して下さい"と記載されている。
記号 小児脳腫瘍の心配がいらない。
放射線のγ線も本質は電波である。
高圧電線の直下に住む小児の脳腫瘍の発生と電波の関連を裏付ける易学的データがある。
記号 小児の成長障害の心配がいらない。
携帯電話で耳に汗をかいた経験をもつ人は多いと思うが、これは電波による発熱である。最も温度が高くなるのは脳の丁度真中に位置する成長ホルモンが分泌される脳下垂体で、ここが障害を受ける可能性がある。
Bluetoothヘッドホンレシーバーはレーザーポインターを覗き込むのと同じ行為である。
記号 セキュリティーが高い
記号 壁1枚あれば、赤外線通信によるデータは傍受される事はないが、Bluetoothでは10メートルの範囲内で隣の部屋から傍受することも可能である。
記号 航空機に影響を与えない
世界では、航空機内で携帯電話の電源が切られていなければ、刑事事件犯として逮捕される国もある。Bluetooth内蔵を知らないままの航空機内持込めばたいへんな目にあうが、IrDAは航空機の計器に影響を与える事はない。
記号 IEE802無線11MbpsLANに影響を与えない。
記号 家庭内LANとして普及しているIEE802無線11MbpsLANの通信を同じ2.4GHz小電力電波を使用するBluetoothが妨害するのは良く知られていて、Bluetooth製品の問題点とされているが、IrDAは電波通信でない為問題にならない。
記号 家電リモコンの代用となる
記号 IrDAの仕様はもともと赤外線リモコンと全く互換性がないのであるが、いくつかのソフトウェアがIrDAモジュール上で無理やりリモコンエミュレーションを行い、IrDA家電リモコンが実現されている。IrDA規格のIrDA-C(CIR)もそうであるが、Bluetoothであっても、家電側にIrDA-C(CIR)やBluetooth受信機を埋め込む必要がある。
記号 特に強調しておきたいのは、家電制御のプロトコルとして最も親和性の高いIrDA-C(CIR)が普及していないのに、通信媒体が電波であるBluetoothに家電制御の主導権が得られる訳がないという事だ。家電制御に関しては過去にいくつもの統一化のプロトコルが作成された。HomeRF、HomePNA、WECA、Ubiquitous Computingなどでああるが、家電メーカー側の技術者は、PCの技術者とは全く異なる。プロトコルが乱立しすぎて、最終結論は自社プロトコルなのである。それは赤外線によるものなので、最も親和性の高いのはCIR(IrDA-C)であるが普及に至っていない。押し付けプロトコルではなく、既存の家電コントロールプロトコルに合わせる必要があるのだ。だからIrDA-C(CIR)もBluetoothも現状では家電制御の主導権を得られないのである。   
記号 結論(どっちがいいか)
記号 使いやすさの点では
記号 Bluetoothが勝る
記号 健康被害の点では
記号 IrDAが勝る
記号 航空機内、病院内での使用は
記号 IrDAが勝るというよりもBluetoothでは逮捕される事もありうる。
記号 他の無線通信との干渉
記号 IrDAが勝る
記号 家電との親和性
記号 IrDAが勝る
記号 総括
記号 BluetoothはIrDAに代わる無線通信手段として非常に期待されたのだが、最も問題とされているのは、2.4GHz全帯域をホッピングして使用する為、他の無線通信と干渉することである。また前述した様にそれ以外の問題もあり、全てのIrDAをBluetoothに置き換える事は出来ないと考えられる様になってきている。
SONYやIBMのノートPCでは一旦搭載を中止した赤外線ポートを最新モデルでは復活させている。
記号 BluetoothはIrDAよりも苦戦を強いられるだろう。私もすでにBluetoothユーザーでもあり、通信範囲などの制約の少ないBluetoothに魅力を感じるものの、現状ではIrDAとBluetoothを天秤にかけた場合、Bluetoothの問題点は大きなハンディーとなると考えている。IEE802無線11MbpsLANとの干渉はBluetoothの命取りになり得るくらいの大きな問題点でもあり、IEE802ユーザーは既にBluetoothを否定し、IrDAを肯定するの立場を取っている。

 

赤外線アダプタを増設する

記号

赤外線通信アダプタの選択基準
デスクトップマシンで、赤外線ポートを標準装備していることは少なく、ノートPCにおいても、Bluetoothなどの代替無線通信への期待と、赤外線通信の利用頻度や普及状況の低さから最近では、赤外線ポートが標準装備されなくなってきているのは事実である。Softwares for IrDA Devicesは、IrDAの普及を妨げている最大の原因がMSにあると考える。これは、HP社の優秀なIrDAドライバの技術が、MSに渡った後、MS内での勝手なカスタマイズと不完全な状態のIrDAドライバをWindowsの標準ドライバとしてOSにバンドルした事が原因であると考えている。今後の無線通信の期待のホープであるBluetoothも発展の為には、MSにドライバを造らせてはならない事を忠告しておく。また技術的に先行しているメーカーはその技術や人材をMSに提供してはならない。おそらくIrSockに該当するRFSockなる規格を打ち出し、OSにバンドル配布し、優秀な先発ドライバを排除し、Bluetooth市場を壊す事になるだろう。
Windows XP にBluetoothが採用されなかったのは一部の報道でマイナス面と受け止められている様であるが心配する事はない。将来のサポート面においても、MS製のドライバとのコンフリクトの対策など無駄な労力を費やす状況は技術者の意欲を損なう結果を招き歓迎すべき事ではない。”IrDAの悪夢”をBluetoothで繰り返してはならない。反対にBluetoothのドライバがMS製の標準ドライバとして提供される事態になれば、BluetoothもIrDA同様に悲劇の運命を辿る事になるだろう。
さて、ここでは、増設すべきIrDAアダプタについて紹介する。
記号

データ通信優先に考える場合
赤外線データ通信を行うには、IrDA1.1 FIR規格の4Mbps通信は必須である。IrDA1.0は115.2Kbpsまでの速度しか得られず、データ転送用としては実用に耐えられない。
IrDAのバージョン番号は高くなれば高性能になるとは限らないので注意が必要だ。
IrDA1.2は省電力規格であり、必ずしもFIRの高速通信をサポートしている訳ではない。IrDA1.3は省電力に高速通信の規格を合わせたものであるが、MIR1.15Mbpsが最高速度でありIrDA1.1よりも低速である。将来性のある規格としてIrDA VFIRと呼ばれるものがあるが、早期の製品化を願う。
2001年現在の状況では、アダプタ導入のキーワードとなるのはIrDA1.1であり、IrDA1.2搭載製品は4Mbps対応を確認するまでは、決して購入してはならない。
ノートPCに搭載されてきた赤外線通信装置は96年頃までの製品は主にIrDA1.0 SIRで最高115.2Kbpsまでのスピードで、それ以降のノートPCには主にIrDA1.1  FIR4Mbpsが採用されてきている。よって、IrDA1.0 SIR 115.2Kbps搭載ノートでは、内蔵の赤外線通信ポートをバイオス設定でディセーブルにし、この後紹介するFIR 4Mbpsのアダプタを取り付けた方が良い。一方、もともと赤外線通信ポートが存在しないデスクトップマシン用のアダプタとして市場に出回った汎用赤外線通信アダプタの多くは、シリアルポートに接続するタイプのもので、これらは全てIrDA1.0 SIR 115.2Kbpsである。デスクトップマシンをFIR対応にする為には、PCにFIR用の専用ボードを増設する必要があり面倒であったが、2000年になって、ようやくUSB対応のプラグアンドプレイIrDA1.1 FIR 4Mbpsのアダプタが登場した。
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赤外線通信ドライバ導入の基本
ノートPC出荷時は内蔵の赤外線がバイオスで無効にされている場合が多いので、ドライバ導入前に、まず最初にバイオスを確認する。比較的最近のノートPC内蔵の赤外線通信装置はPnPにより自動的にMS製のIrDAドライバが導入される。PnPで検出されないアダプタのIrDAドライバの導入の基本はマニュアルインストールである。
コントロールパネルのハードウェアの追加から、デバイスの自動検出は行わず、一覧から赤外線を選択し 、後はウィザードの指示どおりに導入すれば良い。


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Softwares for IrDA Devicesの推奨赤外線アダプタ
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ACTiSYS ACT-IR2000U
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特徴
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ActisysはIrDA国際会議の主要なメンバーで、Test lab.に属する。即ち、IrDAロゴ製品として認定できるかのテストを行う会社でもあり、信頼性は非常に高い。このActisysの製品と接続出来ない場合は、相手側の製品がIrDA規格に準拠出来ていないと言っても過言ではない。
ACT-IR2000UはFIR4Mbps通信をUSB接続で可能にする製品である。
Windows2000/98に対応しているが、最近Me用のドライバも公開された。
国内で入手するにはASKより購入可能である。ASKからのオンライン購入においても、カード番号をインターネットに通す訳ではなく、代金着払いで対応してくれるので、安心して購入出来る。

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欠点
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MIR 1.15Mbpsをサポートしていないので、IrDA1.1 MIRが最高スピードのデジカメなどでは、転送速度が115.2Kbpsまで落ちてしまう。

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Windows Me上では、ドライバの組み込み方法によっては、仮想赤外線ポートのIrCommが現れない事がある。

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ワンポイントアドバイス
ACT-IR2000UはWindowsMe環境においては、仮想赤外線ポートIrCommが利用できる。しかしながらドライバの設定次第では、IrCommが消えてしまう。WindowsMeでIrCommが正常に現れている場合の状況を紹介しておく。


Infrared devicesとして、"Actisys IR2000U"と"赤外線通信デバイス"の2つのデバイスとして、又、ネットワークアダプタとしては"ACT USB IrDA Adapter"として1つのデバイスとして認識される。


この様に仮想赤外線ポートがWindowsMe上でも見える。


デバイスマネージャー上に現れているInfrared devicesとしての"Actisys IR2000U"のプロパティーを見てみると2000年11月3日のタイムスタンプのドライバが組み込まれている。



詳細を見るとKC Technology社製の"KCIrUSB.SYS"が組み込まれている。


デバイスマネージャー上にもうひとつ現れているInfrared devicesとしての"赤外線通信デバイス"のプロパティーを見てみると2000年6月8日のタイムスタンプのドライバが組み込まれている。


詳細を見ると右図の様に、MS製の"IRMINI.SYS"や仮想赤外線ポートドライバの"IRCOMM.VXD"が組み込まれている。


ネットワークアダプタとしては、ACTiSYS製の11月3日のタイムスタンプの"ACT USB Irda Adapter"が組み込まれている。


その詳細を 確認すると"NDIS.VXD"は正常に組み込まれているものの、"KCIrNet.sys"と"IRDA.SYS"はインストールされていないと表示される。


この様に、ドライバが組み込まれていれば、仮想赤外線ポートは"IRCOMM.VXD"にバインドされ正常に動作する。

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Titan electronics IR210
この赤外線アダプタもACT-IR2000U同様にFIR4Mbps通信をUSB接続で可能にする製品である。実はこのアダプタはTitan electronicsが評価用に私に送りつけてきたものである。批判記事の多いSoftwares for IrDA Devicesに対して自ら送りつけてきた勇気は、その自信のほどをうかがわせる。
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 特徴
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Titan electronicsというメーカーはIrDAの業界では聞きなれない為、その信頼性には疑問を持つが、分解してみると構成しているパーツは一流品であった。ACT-IR2000Uと同じKC Technologyのコントローラーチップを搭載し、赤外線モジュール本体はHP社のHSDL3600を使用していた。またWindows2000/Meのドライバも標準添付されており、ACT-IR2000UでのWindowsMeドライバの組み込み時のIrCommが現れないという不具合もない。Meドライバの安定性はACT-IR2000Uよりも優れる。

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価格が先発一流品のACT-IR2000Uよりも安いのであれば、購入する価値は高い。

記号

欠点
記号

アダプタが大きすぎる。

空いた空間にリモコン用の回路とかBluetoothの回路が充分に収まるので改造派にとってはメリットかもしれない。

記号

IrDAアダプタの老舗の製品ではないため、今後のWindowsのアップバージョンでどの程度までサポートしてくれるのか不安な点がある

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リンク・エボリューション IrStick
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特徴
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この製品は前述のACT-IR2000Uのケーブル部分をなくし、USBコネクタ内部に、赤外線モジュールを詰め込んだイメージである。ミニノートでの外付け赤外線アダプタの利用する場合、ケーブルが邪魔になって、せっかくの機動性が損なわれてしまうが、IrStickを利用すれば、場所を取らず、モバイル環境には最適である。
この製品2001年2月現在では、発売未定で、まだ入手も評価も出来ていない。製品化にむけての署名活動が行われている。

記号

LANのアクセスポイントとして赤外線を利用したい場合
上述のACT-IR2000UやノートPC内蔵のIrDA1.1FIR 4Mbps対応の赤外線通信装置を用いても、Win95(95Plus)/95OSR2/98/98SE/Me間でのホスト/ゲスト接続、又は、Windows2000間のホスト/ゲスト接続によるLANの構築が可能である。
Windows CEとの接続においては、Windows CEバンドルCDのActive Sync3.0を利用する事により、赤外線Active Syncの環境下においても、Windows CE側をホスト、Windows95OSR2/98/98SE/Me/2000側をゲストとして設定し、Windows側よりWindows CE内のファイルの操作など赤外線LAN環境を構築できるが、Palm OS機では仮想赤外線シリアルポートIrCommを利用しての赤外線ホットシンクは出来ても、通常の赤外線アダプタでは赤外線LAN接続は不可能である。この様に、通常の赤外線アダプタでの赤外線LANの構築は制約が多い。
これらの問題を解決するのが赤外線LANアダプタである。PCとアダプタ間のケーブルが、シリアルケーブルやUSBケーブルではなく10BASE-Tケーブルである事が他の一般的な赤外線アダプタと違う所である。
記号

Softwares for IrDA Devicesの推奨赤外線LANアダプタ
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JetEye Net
JetEye Netは赤外線LANを組む為のアクセスポイントになる赤外線LANアダプターだ。同製品はIrDAのハードウェアとしては超一流ブランド品である。例えるなら、SCSIアダプタならADAPTEC、LANカードなら3Com、そして赤外線LANならJetEye Netと言っても過言ではない。このJetEye Net登場は古く、私もこの製品を手に入れたかったが、当時の旧型製品はなんと58,000円、いくら高機能とは言え、とても個人ユーザーには手が出ない価格であった。ところが、新型製品は29,500円という旧型製品の半額で入手出来る様になった。JetEye Netは、シーエフ・カンパニーによる直販サービスのCFCダイレクトより購入できる。代金は着払いなのでインターネット上にカード番号を流す事なく安心して製品を購入する事が出来る。
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特徴
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IrDA 1.1FIR 4Mbpsをサポートする。

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Windows95/95OSR2/98/98SE/Me/2000の赤外線LANクライアントより、家庭内LANをトンネリングして、ルーターよりADSL/CATVによるインターネットに接続し、Webブラウズやe-mailの送受信が可能となる。家庭内LANのうち、どれか1台のPCが56kモデムやISDN TAに直接繋がっていれば、そのPCをゲートウェイとして、赤外線クライアント側PCからも、そのインターネット環境を共有できる。(家庭内LANのPCは1台でも良い)

記号

Palm OS機ではOS3.1以降の機種で、赤外線LANクライアントより、家庭内LANをトンネリングして、ルーターよりADSL/CATVによるインターネットに接続し、Webブラウズやe-mailの送受信が可能となる。家庭内LANのうち、どれか1台のPCが56kモデムやISDN TAに直接繋がっていれば、そのPCをゲートウェイとして、赤外線クライアント側のPalm OS機からも、そのインターネット環境を共有できる。(家庭内LANのPCは1台でも良い)

記号

Windows2000上にPalm OS機のシンクロデータがあっても、赤外線LAN Syncによるシンクロが可能である。

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欠点
記号

赤外線LANクライアントがWindows95/95OSR2/98/98SEの場合は特に問題ないが、Windows2000、Palm OS機の場合、家庭内LANにDHCPを設置する必要がある。DHCPはJetEye Net自身にIPアドレスを保持する機能がない為であるが、DHCPとの相性があるので、赤外線LANの構築には注意を要する。
なおWindows2000、Palm OS機を赤外線LANクライアントにする方法は発売元が保証している訳ではないので、繋がらないクレームをメーカーに行なわない様に!
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動作確認されているDHCP 
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Windows 2000 Server (Active DirectoryとDHCPの有効化)

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Windows 2000 Advanced Server (Active DirectoryとDHCPの有効化)

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マイクロ総研NetGenesis4 (ルーター)

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その他のマイクロ総研各種ルーター

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メルコBLR-TX4 (ADSL/CATV対応ルーター)

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動作しない事が確認されているDHCP
(赤外線LANクライアントがWindows2000、Palm OS機の場合のみ以下のDHCPでは動作しない)
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Windows 2000 Server (DHCPのみの有効化)

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Windows 2000 Advanced Server (DHCPのみの有効化)

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Windows 2000 Professional 簡易DHCP機能

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WinGate

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DHCP95

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NTT-ME MN128 SOHO (ダイアルアップルーター)

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オムロン MT128-NET/D (ダイアルアップルーター)

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具体的設定方法
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"赤外線LANアダプターを利用する(赤外線でADSL/CATV)"の章、又は"赤外線LANアダプターによる赤外線LAN Sync(驚けPalm OS機ユーザー!これが赤外線LAN Syncだ!)"の章で詳しく紹介する。

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家電リモコンとしても使いたい
家電リモコンもIrDAも赤外線を利用するという点は同じであるので、IrDA利用の家電リモコンが簡単に実現できる様に思われがちであるが、両者のプロトコルは異なり、全く互換性がない。よって、本格的な家電リモコン制御が行える赤外線通信装置にはIrDA赤外線発光素子の他に、全く別個に家電リモコン用LEDとドライブ回路が内蔵されている。IrDAの規格の一つにIrDA-C(CIR)と呼ばれるプロトコルがある。このプロトコルはIrDAデータ通信の制御方式を家電リモコンの制御方式に近づけた規格であり、現在Bluetoothが実現しようとしている家電制御をIrDAでも実現しようとしたのだが、普及には至っていない。早期の製品化を望む。
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Softwares for IrDA Devicesの推奨赤外線リモコン機能付きIrDAアダプタ
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FM World.NET IRコマンダ
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特徴
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赤外線リモコンとして使用する際、360度方向に強力な赤外線を照射する。

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リモコン制御ソフトウェアもフリー/シェアウェアなど豊富に存在する。

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IrDAデータ通信機能として、LAN接続の赤外線通信装置としても利用されている。

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欠点
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IrDA1.0 SIR 115.2Kbpsまでの低速通信しかサポートされておらず、データ通信には向かない。

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MS製のドライバでは上限9600bpsにしなければ動作しない。
しかし誰かがこのドライバを書けば、115.2Kbpsの制約を受けるものの9600bps以上のパフォーマンスは得られる事になる。
技術的にはDDKを扱える上級プログラマならわずかなミニドライバの修正で対応できるだろう。私に余裕があればやってみたいが、今のところそのニーズはない様である。


ケーブルなしでファイル転送する

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Windows標準"赤外線転送"を使え
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この方法はLANとは言えないが、Windows98以降では、赤外線ファイル転送はOS標準でサポートされ、赤外線によるデータ転送が容易になった。それぞれのPCの赤外線ポートを向かい合わせるだけで、相手側の赤外線を検出し、WindowsMe/2000であってもタスクトレイに赤外線アイコンが、またデスクトプ上には、ワイアレスリンクアイコン、

が現れ、これをクリックすると、ファイル転送用のダイアログが現れる。
この操作画面ら相手側にファイル転送が可能となる。


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赤外線クライアントPCの条件
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Windows98/98SE/Me/2000

記号

Windows98/98SE/Me/2000の各OS間での転送が可能とされているが、出来ない場合もあるらしい。おそらくは採用している赤外線モジュールの個体差によるものであろう。

記号

特徴
記号

転送速度が速い。この後の章で紹介する直接接続LANでは、赤外線上に更に上位LANプロトコルを走らせる事になり、トラッフィックが増加し転送効率が低下する。

記号

初心者でもファイル転送が可能と思われる。TCP/IPなどのネットワークに関する知識は全く必要ない。

記号

WindowsMe/2000以降の"赤外線転送"は、それ以前のWindowsと違いIrDA標準規格のIrObexと互換性が比較的高くなっており、Palm OS機 のBeamをファイル名が文字化けするが、受信することが出来る。Palm OS機でメモってWindows2000マシンにBeamし、編集可能となりたいへん重宝するが、逆方向のWindows2000マシンからPalmOS機 へのBeamは一般的に不可能であるとされている。Windows2000マシンからPalmOS機へのBeamを実現するソフトウェアが、Softwares for IrDA Devices の"IrServer for Windows2000"である。Palm OS機ユーザーの集まりなどの会場入り口に、"IrServer for Windows2000"を導入したWindows2000機をおけば、入り口通過時に同じprcやpdbをBeamにより配布できる様になる。

記号

Windows2000環境では、画像転送プロトコルのTran-pがおまけとして付いてくる。CasioのデジタルカメラのQV770やQV7000SXなどのTran-pプロトコルをサポートしたデジカメを所有しているユーザーであれば、その恩恵は大きい。
QV-7000SX発売当時の1998年は、デジカメ側にはTran-pが実装される事になったが、その画像データを受ける側のソフトは存在はしたが、あまり普及していなかった。QV-7000SXが市場から無くなった後になってやっと、Tran-p対応ソフトウェアのTran-pアルバムが同社のモバイルPCのCASSIOPEIA FIVAに搭載される事になり、その後Windows2000にTran-pが標準装備された。
この様に、Tran-pを受けるソフトウェアが普及する様になったが、反対にTran-pに対応するデジカメがないという事態に陥っている。
今後のQVシリーズで、FIR4Mbps通信にバージョンアップしてTran-pが復活する事を祈る。

記号

欠点
記号

LANではない。単なるファイル転送プログラムにしかすぎない。LANの様に共有フォルダや共有プリンタを利用できる訳ではない。

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具体的設定方法
記号

Me/2000では上記ダイアログのプロパティーでファイル転送オプションのチェックボックスをオンにしておく必要がある。

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ワンポイントアドバイス
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IrDA1.2/1.3は必ずしもFIR 4Mbps通信をサポートしている訳ではない。SIR115.2KbpsやMIR1.15Mbpsは低速すぎてファイル転送には実用的でない。IrDA1.1 FIR 4Mbpsのスピードは最低限必要である。

記号

WindowsMe/2000以前に採用された"赤外線転送"においては、根本的にIrDA標準プロトコルを無視した仕様であるので、推奨できる方法ではない。

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IrDA標準転送プロトコルIrObexを使え
IrDAアプリケーションプロトコルの標準規格として、名刺やテキストなどのファイルオブジェクトを異種機種間で交換できるIrObexと呼ばれるものがある。
この規格にそった転送ソフトとして、WindowsではExtended SystemsのQuickBeam、Palm OS機標準のBeam、WindowsCEではConduits technologiesのPeacemakerなどがある。これらIrDA認定規格の転送ソフトウェアを導入しておけば、異種機種間でファイルオブジェクトの交換が出来る。
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WindowsユーザーならQuickBeamを使え
Quick BeamはExtended SystemsのWindows用の赤外線ファイル転送ソフトで、WindowsMe/2000以前に採用された"赤外線転送"と内部的には大きく異なる。QuickBeamは、オブジェクト交換の為のIrDA認定プロトコルであるIrObex規格を利用しファイル転送を行う。よってQuick BeamはIrDA規格に忠実なソフトウェアであり、反対に、WindowsMe/2000以前に採用された"赤外線転送"はOSの一部として配布されたMS独自のIrDA非準拠の転送ソフトである。
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赤外線クライアントPC/モバイル端末の条件
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Windows95/95OSR2/98/98SE

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特徴
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転送速度が速い。

記号

初心者でもファイル転送が可能と思われる。TCP/IPなどのネットワークに関する知識は全く必要ない。

記号

転送プロトコルとしてIrDA認定のIrObexプロトコルを利用する。

Quick Beam導入後の赤外線ドライバにIrObex.dllが付加され、このDLLがPalm OS機のBeamなどのIrObexアプリケーションドライバ搭載機との間で送受信を可能とする。

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欠点
記号

2001年現在においてWindowsMe/2000に未対応である。WindowsMe/2000以降の"赤外線転送"は、それ以前のWindowsと違いIrDA標準規格のIrObexと互換性が比較的高くなっており、Palm OS機 のBeamをファイル名が文字化けするが、受信することが出来る。逆方向のWindows2000マシンからPalmOS機 へのBeamは一般的に不可能であるとされている。Windows2000マシンからPalmOS機へのBeamを実現するソフトウェアが、Softwares for IrDA Devices の"IrServer for Windows2000"である。Palm OS機ユーザーの集まりなどの会場入り口に、"IrServer for Windows2000"を導入したWindows2000機をおけば、入り口通過時に同じprcやpdbをBeamにより配布できる様になる。

記号

ドライバが未対応である機種も存在するので、導入にあたっては先にExtended Systems社のホームページで対応状況を確認しておく必要がある。

記号

USB IrDA1.1 FIR 対応アダプタ(ACT-IR2000U)に未対応である。

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具体的設定方法
記号

IrObexを有効にする為には、Windows標準のMS製のIrDAドライバの多くを削除し、Extended Systems社のドライバに交換しなければならないが、この作業はQuickBeamのインストーラーが行ってくれる。

導入時に注意しなけらばならないのは、カスタム設定で導入し、必ず"QuickBeam Suite 95/98赤外線ドライバ"にチェックをいれておかねばならない。

また、導入途中で、インストールプログラムが、MS標準ドライバを利用するか尋ねてくるので、ここで"いいえ"を選択することにより赤外線ドライバの入れ替え作業となり、IrObexが利用可能となる。

記号

ワンポイントアドバイス
記号

同じIrObexを利用しているPalm OS機のBeamとの送受信において、Palm OS機からWindowsへのBeam送信は問題ないが、WindowsからPalmへの送信はうまくいかない事が多い。成功するには非常に微妙なタイミングで送信する必要がある。QuickBeamは、赤外線モニタが通信相手側を見つける事が出来た場合のみにおいてBeamを実行する。この微妙なタイミングは、タスクトレイ上の赤外線モニタのアイコンの変化を観察しておく必要がある。

記号

Palm OS機との間でファイルオブジェクト交換する場合、2001年現在では転送最高速度は115.2Kbpsが上限であるが、将来性の為、またWindowsマシン間の巨大ファイル転送に備えてIrDA1.1 FIR 4Mbpsの赤外線アダプタが望ましい。通信相手側がIrDA1.0 SIR 115.2Kbpsであっても、低速側の速度に合わせられるので接続性に問題はない。

記号

Palm OSユーザーならBeamを拡張するシェアウェアを使え
Palm OS機に標準装備された赤外線転送プロトコルはIrDA認定プロトコルのIrObexである。OS標準のBeamでもかなり使えるのだが、DAやデータファイルの全てを送受信出来る訳ではない。これらを解決する優秀なシェアウェアがある。ビーム転送シェアウェアBeamWareや、DB管理シェアウェアG-DB Fighterを導入しておけば、ほとんどのファイルが送受信出来る。もちろんWindowsのQuickBeamやWindowsMe/2000以降の"赤外線転送"との互換性も高い。
記号

ワンポイントアドバイス
記号

Palm OS機の中には、IrDA1.2 省電力のモジュールを採用している機種もあるが、ゲインコントロールが正常に作動せず通信が途中で途切れるものもある。

記号

WindowsCEユーザーもIrObexを使え
WindowsCEにも、Palm OS機同様に各アプリケーションごとに赤外線転送によるデータ交換が出来る機能がある。しかしながら、PocketPC2002以前の転送方式は、MSの独自アプリケーションプロトコルによる転送である為IrDA互換とは言えない。かといってPCのWindows標準のMS製の"赤外線転送"ソフトウェアと互換性がある訳でもない。WindowsCE間にのみにおいて赤外線転送が可能となるだけである。Palm OSのBeamやWindowsのQuickBeamとデータ転送を可能とする為のIrObex互換ソフトウェアがある。それが、Conduits technologiesのPeacemakerである。
なお2001年末に登場したPocketPC 2002は、IrObex完全互換となっておりPalm OSのBeamとのデータ交換が可能になった。
記号

ワンポイントアドバイス
Peacemakerは英語圏のソフトウェアなので、Palm OS機との間で赤外線名刺交換を行うと文字化けする。日本語環境ではPocketPC 2002へのアップグレードの方が良いかもしれない。

 

 

通信ケーブルなしでインターネットに接続する

記号

通信ケーブルなしでダイアルアップする
特にモバイル環境のユーザーには、赤外線ダイアルアップは有用な方法である。赤外線を利用することにより、ケーブルを持ち歩く必要がなくなる。又、モバイルユーザーの悩みの1つであるクレードル端子の劣化を予防する意義は大きい。
記号

赤外線公衆電話でISDN(難易度:低)
最近ではカラフルなICカード型公衆電話が街のあちこちに見られる。
この公衆電話には赤外線通信装置が内蔵されていて、ノートPC、Palm OS機、WindowsCE、Zaurusから、ケーブルなしで赤外線でインターネットに接続出来る。
記号

赤外線クライアントPC/モバイル端末の条件
記号

Win95/95OSR2/98/98SE/Me
MeはNTTの公式サポート機種から除外されている。

記号

Palm OS 3.0以降の機種
Palm OS 3.0/3.1では、赤外線ソフトウェアをインストールする必要がある。

記号

WindowsCE 2.11の機種

記号

具体的設定方法の入手先
記号

NTT西日本公衆電話インフォメーション
Windows/Palm OS/Windows CE/Zaurusでの設定方法やリンクがる。

記号

WindowsCE FAN
WindowsCEでの接続検証記事。

記号

新大阪駅に設置されたばかりであった赤外線公衆電話にて、Palmよりの接続実験をしている最中の事であった。接続がうまくいかず、何度も挑戦していたが、となりに1人の男がやってきて、Zaurusをさっと取り出し、同じ様に赤外線ISDN接続を行った。その男のZaurusは問題なくつながった様であり、悔しい思いをしたのを覚えている。
私宛の問い合わせで最も多いのは、この赤外線公衆電話の接続方法である。ここで明言しておくが、私はNTTの社員ではない。NTTのサポート内で解決して頂きたいと、元NTTの開発責任者に言いたいところであるが、ここは我慢して、助言すべき点としては以下の点である。

記号

ワンポイントアドバイス
記号

接続プロバイダのISDNダイアルイン電話番号を設定すべきところを、アナログダイアルインの電話番号としていた。

記号

プロバイダの電話代コミのサービスが公衆電話からでは受けられない。

記号

タイムアウト時間内に接続完了できないほど混んでいるか、処理能力の低いプロバイダである。

記号 接続不能原因の探索
記号 指定の電話番号を手動でダイアルし、音で確認する(注意:大音量の事もあるので、受話器からある程度距離をおいて試した方が良い)。「おかけになった電話番号は〜」の接続不能のメッセージが流れる場合、それは公衆電話からでは受けられないサービスである。
記号 接続プロバイダを変えてみる。大手のプロバイダであっても、ログインの時間を要する場合は、タイムアウトし、接続不能である。
記号 ダイアルアップ後、すぐに接続拒否のメッセージのメッセージが出る場合は、ISDNダイアル番号が間違っているか、基本的なターミナルアダプタのモデム設定が間違っている。
記号 赤外線公衆電話がPCやモバイル端末を認識しない。
そもそも赤外線ドライバの設定が悪いか、赤外線通信装置が故障している。

記号

赤外線携帯電話でダイアルアップ(難易度予測:低)
前述の、赤外線公衆電話をポケットに入る大きさまで凝縮したのが、ノキアNM207/50xであり、Palmユーザーご用達アイテムと言われるまでになった。その後も、数社より赤外線ポートを内蔵する携帯電話が登場したが、必ずしも、PCやモバイルからダイアルアップ出来る訳ではないので、購入の際には注意が必要である。又、リンクエボリューションのIRギアは一般的な携帯電話を赤外線携帯電話にしてしまうアイテムであり、ユニークな製品である。まさに赤外線公衆電話をポケットに常備できる環境となる。
記号

赤外線クライアントPC/モバイル端末の条件
記号

Win95/95OSR2/98/98SE/Me
Meはノキアの公式サポート機種ではない

記号

Palm OS 3.0以降の機種
Palm OS 3.0/3.1では、赤外線ソフトウェアをインストールする必要がある。

記号

具体的設定方法
記号

ノキア

記号

フリーウェアでアナログ回線から赤外線ダイアルアップ(難易度:低)
前述の赤外線携帯電話は、赤外線公衆電話をポケットにいれて持ち歩く事ができるのだが、携帯電話での通信スピードや通信コストは負担になる。そこで、自宅のアナログ回線を赤外線公衆電話にする事が出来れば、通常の回線料金で通信が可能となり、又プロバイダの電話代コミサービスであっても問題なく接続可能になる。それを実現するWindows用のソフトウェアがSoftwares for IrDA DevicesのソフトIRモデムであるが、2001年の時点でもフリーウェアとしている。自宅のWindowsマシンが56kモデムや赤外線ポートを装備しているなら、出費は通信回線だけとなり、最もコストパフォーマンスに優れる方法となる。このソフトはWin2000対応と同時にシェアウェア化を予定しているので、今のうちにゲットしておく事を薦める。このソフトウェアにより、まさに赤外線公衆電話を自宅に持ち帰る事ができる。
ソフトIRモデム( 当時の名称は赤外線モデムシミュレータ )は、1996年に登場した古いソフトウェアでありNTTの赤外線ISDN公衆電話のプロトタイプが発表されたのとほぼ同時期のものであり古典的な手法であろう。
記号

モデムサーバー側の条件
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Windows95/95OSR2/98/98SE/Me

記号

赤外線クライアントPC/モバイル端末の条件
記号

Windows95/95OSR2/98/98SE/Me

記号

PalmOS 3.0以降の機種

記号

WindowsCE 2.11以降の機種

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Tipo 機種不明

記号

Zaurus 機種不明

記号

具体的設定方法
記号

ソフトIRモデム

記号

WindowsCE FAN

記号

Tipoでの設定:VBS南北さんのホームページ

記号

Zaurusでの設定:アレックスさんのホームページ

記号

専用赤外線モデムでダイアルアップ(難易度:低)
前述のソフトIRモデムは自宅のPCを赤外線公衆電話にしてしまうソフトウェアだが、利用するには、PCを起動する必要がある。このソフトウェア環境をハードウェア単体で実現できる製品が2000年にようやく登場した。Pegasus IIIはハードIRモデムであり、アナログ回線上に赤外線公衆電話をもっとも手軽に実現する。
記号

赤外線クライアントPC/モバイル端末の条件
記号

ソフトIRモデムに準じる

記号

欠点
記号

バッテリーの充電完了をユーザーが知る手段がない。充電器には2色LEDが組み込まれているが、充電完了の通知手段とはなっていない仕様で、過充電による発熱や電気火災に注意する必要がある。

記号

具体的設定方法
記号

ソフトIRモデムに準じる

記号

ワンポイントアドバイス
記号

このモデムのスピーカーはかなりうるさく感じる。
いくつかのATコマンドで、スピーカー音量を変更する設定を試みたが、ATM\nのスピーカーオフATコマンドしか受け付けず、小音量の設定は不可能であった。OSにもよるが、スピーカー音をオフにするには、モデム初期化文字列に"M\n"又は、"ATM\n"を加えれば良い。

 

 

LANケーブルなしに家庭内LANを組む

記号

LANケーブルなしに家庭内LANを組む
最近では家庭内でLANを構築しているパワーユーザーが少なからず存在する。
彼らはLANケーブルを家庭内でひきずり回し、そこがホコリの溜まり場となり不潔だ。企業よりも家庭内LANにおいての方が、無線通信の恩恵に預かるのは間違いない。
ここではPC2台程度にモバイル端末1台程度を所持しているパワーユーザーを想定して、家庭内LAN構築法を紹介する。
赤外線LANを構築するには、"赤外線LANアダプター"を利用する方法と"赤外線上の直接接続LAN"による方法との2つに分かれるが、転送速度の観点からみて、"赤外線LANアダプター"の利用が望ましい。
記号

ベンチマーク結果(FIR4Mbps接続)
6.6MByteのファイル転送に要する時間
記号

赤外線LANアダプターJetEye Netを利用した場合
(Windows98を導入したCASIO FIVA内蔵FIRとJetEye Net間)
記号

1分10秒

記号

Windows2000標準"赤外線転送"を利用した場合
(Windows2000を導入したCASIO FIVA内蔵FIRとACT-IR2000Uを接続したデスクトップPC間)
記号

1分53秒

記号

Windows2000の赤外線上でのホストゲスト直接接続
(Windows2000を導入したCASIO FIVA内蔵FIRとACT-IR2000Uを接続したデスクトップPC間)
記号

4分16秒

記号

Softwares for IrDA Devicesの推奨赤外線LAN
記号

赤外線LANアダプターを利用する(難易度:高)
(赤外線でADSL/CATV)
デスクトップPCなどもともと赤外線通信装置が内蔵されていない機種でのアダプタ増設には、USB接続のIrDA1.1 FIR 4Mbpsの選択もあるが、もうひとつの選択肢としてIrDA1.1 FIR 4Mbpsの赤外線LANアダプターを利用する方法がある。赤外線LANアダプターは過去に数社の製品が存在したが、先発品でもあり、最もロングセラーであるJetEye Netが最も信頼できる製品である。JetEye Net類似製品を製造販売していたメーカーは市場から撤退している場合が多く、新規参入メーカーの製品があったとしてもそのサポートの将来には不安である。これらの理由から、少々値がはっても、老舗のアダプタの選択の方が望ましい。
赤外線LANアダプターと一般的な赤外線アダプタとの外見上の違いは、ケーブルがUSBやシリアルケーブルではなく10Base-TのLANケーブルである事、機能的な違いとしては、Palm OS機をLANに接続させたり、赤外線のクライアントから家庭内LAN上のゲートウェイを経由してインターネットに接続させたり、又はWindows2000のPC上にPalm OS機のシンクロデータがあっても、LANシンクが赤外線経由で可能である点だ。
記号

赤外線クライアントPC/モバイル端末の条件
記号

Windows95/95OSR2/98/98SE/Palm OS3.1以降
注意点
IrDA認定プロトコルのIrLANプロトコルドライバを組み込む為、購入前にドライバの対応状況をシーエフ・カンパニーのホームページで確認しておいた方が良い。このドライバの対応機種であれば、DHCPは不要である。

記号

Windows2000 Professional (USBタイプFIR4Mbpsアダプタ利用可能)
注意点
特に機種依存性はないが、LANにDHCP(DHCP機種依存)が必要

記号

Palm OS3.1以降の機種(3.1はIrEnhance 3.1が組み込まれている必要あり)
注意点
特に機種依存性はないが、LANにDHCP(DHCP機種依存)が必要

記号

まとめると以下の様になる
赤外線LAN
クライアント
Windows95/
95OSR2/
98/98SE
WindowsMe Windows2000 WindowsCE Palm OS
3.1以降の機種
設定の難易度 調査中 調査中
赤外線ポートを
向かい合わせる
だけでLANに
接続出来るか
調査中 PPPログオン
手順が必要
調査中 PPPログオン
手順が必要
家庭内LANでの
DHCPサーバー
の必要性
なし 調査中 必要 調査中 必要
プロトコル IrLAN 調査中 IrPPP 調査中 IrPPP
ドライバの対応
(機種依存性)
大きい 調査中 なし 調査中 なし
備考     メーカー
保証外の接続
DHCPサーバーの
機種依存性あり
  メーカー
保証外の接続
DHCPサーバーの
機種依存性あり

記号

特徴
記号

LAN接続であるので、LAN上のドライブやプリンタなどの共有リソース、インターネットの共有接続が可能となる。

記号

転送速度が速い。
同じ4Mbpsで接続されていてもこの方法は最も転送効率が良い(ベンチマーク結果参照)。

記号

Windows95/95OSR2/98/98SE/2000,Palm OS機から赤外線経由でLANに接続し、ゲートウェイからADSL/CATV/ISDN経由でインターネットに接続する事が出来る。

記号

Palm OS機のシンクロデータがWin2000上にあっても、赤外線LANシンクにより、ホットシンク可能となる。

記号

赤外線LANのホスト側のJetEye Netは10Base-Tケーブルで接続されている為、ホスト側にあたるPCには赤外線関連ドライバの導入は不要である。

記号

問題点
記号

赤外線クライアントPC/モバイル端末の条件で示した様にいくつかの接続の条件がある。

記号

具体的設定方法
赤外線クライアントPC/モバイル端末によって構築方法が異なる
記号

Windows95/95OSR2/98/98SEを赤外線LANクライアントにする場合

赤外線LANクライアントに、IrLANプロトコルドライバを導入する事により、IPアドレスなどの面倒な設定なしに家庭内LANを構築することが出来る。IrLANプロトコルドライバを導入するには、IrObexでも紹介したExtended SystemsのWindows用の赤外線ファイル転送ソフトQuick Beamをインストールすれば良いが、ドライバが未対応である機種も存在するので、導入にあたっては先にExtended Systems社のホームページで対応状況を確認しておく必要がある。またWindows標準のMS製のIrDAドライバの多くを削除し、Extended Systems社のドライバに交換しなければならないが、この作業はQuickBeamのインストーラーが行ってくれる。導入時に注意しなけらばならないのは、カスタム設定で導入し、必ず"QuickBeam Suite 95/98赤外線ドライバ"にチェックをいれておかねばならない。


また、導入途中で、インストールプログラムが、MS標準ドライバを利用するか尋ねてくるので、ここで"いいえ"を選択することにより赤外線ドライバの入れ替え作業となり、IrObex同様にIrLANが利用可能となる。

記号

Windows2000/Palm OS機を赤外線LANクライアントにする場合
IrLANプロトコルドライバが利用できない為、LANの構成は結構面倒になる。JetEye NET自身にIPアドレスを保持する機能がない為に、家庭内LANにDHCPを導入する必要がある。赤外線LANクライアント側が固定IPアドレスでは、接続は不可能である。


家庭内LANにWindows2000 Serverがあれば、Active DirectoryとDHCPの有効化で接続可能となるが、高価なServer OSを持つユーザーは少ないだろう。ソフトウェアによる簡易DHCPサーバーのほとんどはこの環境による接続は出来ない。


もう一つの方法として、DHCP内蔵のルーターを利用する方法であるが、この場合も、ルーターとの相性が結構あり、動作確認がとれているものは、マイクロ総研NetGenesis4 (ルーター)、その他のマイクロ総研各種ルーター、メルコBLR-TX4 (ADSL/CATV対応ルーター)である。
高速インターネット環境として注目されているADSLやCATVに新規に加入予定があるユーザーであるなら、価格も安いメルコBLR-TX4 (ADSL/CATV対応ルーター)の導入を推奨する。もちろん単なるハードウェアDHCPとしても動作する。

記号

赤外線でインターネットに接続する環境を組む際にキーワードとなるのは赤外線LANのクライアントとなるOSの種類である。それぞれの状況に応じて理想的なインターネット構築方法がある。

赤外線LANクライントとして、IrLANプロトコルドライバが導入可能なWindows95/95OSR2/98/98SEの場合、DHCPなしに、LAN上の一つのPCを"インターネット接続の共有"の設定を行い、このゲートウェイ経由で、赤外線LANクライント側からインターネットに接続出来る。


赤外線LANクライントとして、IrLANプロトコルドライバが導入する事が出来ないWindows2000, Palm OS機の場合、家庭内DHCPホストとなるWindows2000 ServerをゲートウェイPCとして56kアナログモデムやISDN TAなどからインターネットに接続出来る。しかし高価なServer OSを持つユーザーは少ないだろう。もう1つの選択は、


ルーターをDHCPとしてしまう方法である。このDHCPの機種には相性がある事は既に述べたが赤外線LANクライアントがWindows2000, Palm OS機の場合は有効な手段である。LAN上のホスト側のPCがアナログモデムやTAを接続しているのなら、"インターネット接続の共有"の設定を行い、このPCをゲートウェイとして、赤外線LANクライント側からインターネットに接続出来る。
なお、Windows98/Meでの"インターネット接続の共有"は、デフォルトでは導入されておらず、コントロールパネルのアプリケーションの追加と削除から追加のWindowsコンポーネントである”ホームネットワークウィザード”を導入する必要がある。


せっかくルーターを導入したのであれば、通常そのルーターをゲートウェイとするのが一般的であろう。この方法は、
ADSL/CATVの性能を充分に引き出し、超高速インターネット環境を赤外線LANクライアントに提供する(Palm OS機では115.2Kbpsが最大)。この構成は、赤外線LANクライアントがIrLANドライバの組み込まれたWindows95/95OSR2/98/98SEであっても、IrPPP接続のWindows2000,PalmOS機であっても接続可能である。


実は、私の環境がこの構成に該当する。赤外線LANクライアントとしてWindows2000 Professional を導入したIrDA1.1 FIR 4Mbps内蔵のサブノートから、CATVやADSLの接続を行い全くストレスを感じていない。またPalm OS機からは115.2Kbpsの制約はあるものの、同様にインターネットにアクセス出来、Windows2000 Professional に導入したHotSync Managerで赤外線LAN Syncが可能となり非常に快適である。
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IrPPPゲスト接続
Windows2000やPalm OS機を赤外線LANのクライアントとする場合、IrLANドライバが利用出来ないので、IrPPPゲスト接続と呼ばれるダイアルアップログオンの設定を行う必要がある。ログオン手順を処理するのは、JetEye Net本体である。
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Windows2000でのIrPPPゲスト接続の設定方法
コントロールパネルにある"ネットワークとダイヤルアップ接続"で設定を行う。

"新しい接続の作成"アイコンをクリックしネットワークウィザードを起動する。


"ネットワーク接続ウィザード"でほかのコンピューターに直接接続する"を選択する。


続いて、ネットワーク接続ウィザードで"ゲスト"の設定を行う。クライアントの設定なのでゲストとなる。


接続に使うデバイスとして赤外線ポートを選択する。


この接続に対して、覚え易い名前をつける。


ウィザードの終了後現れる接続ダイアログには、任意のユーザー名を入力する。ここで入力するユーザー名やパスワードはインターネットプロバイダに対するものではなく、JetEye Netアダプターに対するもので、あまり意味を持たない。


ネットワークとダイヤルアップ接続の中に今回作成した接続のアイコンが追加されているので、このアイコンを右クリックしてプロパティーを開く。


プロパティーの"オプション"タブにある"ダイヤルオプション"の"Windows ログオンドメインを含める"のチェックは外す。


"ネットワーク"タブにある"呼び出すダイヤルアップサーバーの種類"は"PPP"、ネットワークのプロトコルは、ここではトラフィック軽減の為にTCP/IPのみとした。またIrPPPゲスト接続ではNetBEUIプロトコルによるバインドは出来ない。


TCP/IPの設定は自動にしておく。DHCPサーバーより、IPアドレスが提供されなければ、JetEye Net自身がIPアドレスを保持出来ない。その他の注意点として、フロー制御およびエラー訂正はIrDAプロトコルの仕事である点である。一切のフロー制御、エラー訂正はアプリケーション層には必要ないばかりか無駄なトラフィックの原因になり、実測での通信速度低下などパフォーマンス低下に直結する。


以上で設定は完了であるが、実際に接続する為には、赤外線ポートを向かい合わせて、ネットワークとダイヤルアップ接続にあるアイコンをクリックする。接続完了後にe-mailソフトやブラウザソフトを起動するだけで良い。

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Palm OSでのIrPPPゲストの設定方法
環境設定(Prefs)アイコンをタップして接続(Connection)の設定及びネットワーク(Network)の設定を行う。

接続(Connection)の設定では新規(New)ボタンをタップし、新たな接続を作成する。


接続の名称は、ここでは"IrPPP-Connect"としているが任意の名前で良い。接続方法は赤外線とパソコン(IrCOMM to PC)を選択し、続いて詳細(Details)のボタンをタップする。


詳細(Details)の設定では速度(Speed)を115,200bps、フロー制御(Flow Ctl)をオフ(Off)に設定する。フロー制御およびエラー訂正はIrDAプロトコルの仕事なので一切のフロー制御、エラー訂正はアプリケーション層には必要ないばかりか無駄なトラフィックの原因になり、実測での通信速度低下などパフォーマンス低下に直結する。


続いてネットワーク(Network)の設定を行う。
サービス(Service)の名前は、ここでは"IrPPP-Network"としているが任意の名前で良い。ユーザー名(User Name)とパスワード(Password)はシンクロデータのあるPCのドライブの共有リソースのユーザーの設定に従って設定する。接続(Connection)は先ほど作成した"IrPPP-Connect"を選択する。続いて詳細(Details)のボタンをタップする。


接続タイプ(Connection type)は"ppp"、クエリーDNS(Query DNS)とIPアドレス自動(IP Address Automatic)にチェックを入れる。


後は赤外線ポートを向かい合わせて接続(Connection)ボタンをクリックすれば、TCP/IP接続が始まる。後はe-mailソフトやブラウザソフトを起動するだけで良い。


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もう一つの赤外線LAN(推奨はしない)
速度の面で難はあるが、一般的なIrDAアダプタ同士でLANを組む事も出来るので参考までに紹介しておこう。
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赤外線上での直接接続LAN(難易度:中)
"Windows標準の"赤外線転送は共有フォルダを利用出来る訳ではない。Windowsには標準でシリアルクロスケーブルを使って、LANを構築する方法として「ケーブル接続」ソフトウェア(Win95/98/Me)や「直接接続」(Win2000)が存在する。2台のPC上で、一方は「ホスト」として、もう一方は「ゲスト」として設定し、ゲスト側からログインし、ホスト側のドライブやプリンタを共有出来る。
この赤外線LANは、転送効率が悪い。なぜなら、IrDAプロトコルの上に更に、LANのプロトコルが上乗せされる為である。IrDAは、物理層で半2重通信となり、上りと下りの切り替えが、ボトルネックとなり、転送効率が低下する。細かいパケットのプロトコルのやり取りを行うLANのプロトコルは、細切れのプロトコルであり、IrDAが最も不得意とするプロトコルである。よって、赤外線LANを組むには、トラフィックを少なくする為、可能な限り、単一プロトコルの使用が望ましい。
IrDA-LANは設定が少し難しくなる。

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赤外線クライアントPCの条件
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Windows95(95Plus)/95OSR2/98/98SE/Me間でのホスト/ゲスト接続

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Windows2000間のホスト/ゲスト接続

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USBタイプのFIR4Mbpsアダプタでも利用出来る。

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欠点
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Windows95/Me系とWindows2000間では接続出来ない。

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転送速度が遅い。
同じ4Mbpsで接続されていてもこの方法は最も転送効率が悪い。
ベンチマーク結果参照

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Palm OS機を赤外線LANクライアントに出来ない。

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具体的設定方法
ここでは、前半にWindows95系の例として、WindowsMeでの導入方法と、後半にWindows2000での導入方法を解説する。
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Windows95(95Plus)/95OSR2/98/98SE/Meでのホスト/ゲスト接続
ここでの実例はWindows Meの例であるが、Windows95(95Plus)/95OSR2/98/98SEであっても設定方法は変わらない。
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Windows95には「ケーブル接続」ソフトウェアはOS導入用のCDには標準添付されておらず、95Plusの別売りパッケージから導入する必要があるが、Windows95OSR2以降のバージョンのWindowsでは、初期導入されていなくても、"アプリケーションの追加と削除"より、WindowsCDからインストール出来る。

Windows標準の「通信」コンポーネントとして存在する「ケーブル接続」ソフトウェアを導入する。


インストール後、スタートメニューに「ケーブル接続」ソフトウェアが現れるので、これを起動する。


まずは、共有したいリソースがある側のPCをホストに設定する。


「使用するポート」として選択しなければならないポートは仮想赤外線ポートであり、通常COM4として赤外線ドライバから提供される。仮想赤外線ポートのCOM4が選択画面に現れない場合は、"新しいポートをインストール"と書かれたボタンをクリックする。


この様にすると、新たに仮想赤外線ポートであるCOM4が選択可能となる。もしこの時点で仮想赤外線ポートCOM4が現れない場合は、赤外線ドライバ自体の組み込みに失敗している。


次のウィザード画面で、パスワードを設定出来るが、ここでは解説の為、パスワードの設定を行わず、"完了"のボタンをクリックして終了する。


この時点で、既にケーブル接続のホストとしてクライアント待ち受け状態になる。


続いて、通信相手側となるPCに対して、ホスト設定と同様に、リソースを要求する側の赤外線LANクライアントすなわち、ゲストの設定を行う。


ホスト側同様、ゲスト側においても仮想赤外線ポートCOM4を選択する。
ホスト側同様、仮想赤外線ポートが選択画面に現れない場合は、"新しいポートをインストール"と書かれたボタンをクリックする。


ゲストコンピューターとしての設定が成功すれば、ホストに対して接続要求を行う画面が現れる。しかしこれだけではうまく接続が出来ない。最後までこの章を読み理解すること。


このケーブル接続は、NetBEUIプロトコルがホスト/ゲストともに必須である。よくある失敗としては、この設定を忘れてしまう事だ。
コントロールパネルの"ネットワーク設定"の"現在のネットワークコンポーネント"内にあるアダプタにバインドされるプロトコルとしてNetBEUIが存在する必要がある。ここで、非常に不可解に思うかもしれないが、NetBEUIの組み込みはIrDAアダプタでなくても良いという事である。おそらくWindows95ユーザーであれば、この"現在のネットワークコンポーネント"には赤外線アダプタ自身が存在しないだろうし、Windows98では、ネットワークアダプターとして存在したとしても、NetBEUIプロトコルを赤外線アダプタにバインド出来ない。とにかく、NetBEUIプロトコルを組み込む必要がある。



これで、接続出来る場合があれば、そうでない場合もあり、接続出来なかった場合は、"ホストコンピュータ名"を入力する必要が生じることもあるが、ホストコンピューター名まで求められる状況は、赤外線の設定に関する事項は成功している事を意味し、それでもうまく接続できないのなら、共有やアクセス権限などをチェックした後、再度NetBEUIプロトコルの組み込み直しを行えばうまくいく。


うまく接続できた場合、赤外線経由であるからといって、特に、ケーブルLANと操作性が異なるわけではなく、全く同じ操作性での接続が可能である。

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Windows2000でのホスト/ゲスト接続
Windows2000でのホスト/ゲスト接続はWindows95/98/Meとは異なり赤外線アダプタに対し、NetBEUIだけでなくTCP/IPであってもプロトコルとして利用できる。
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コントロールパネルにある"ネットワークとダイヤルアップ接続"で設定を行う。

"新しい接続の作成"アイコンをクリックしネットワークウィザードを起動する。


"ネットワーク接続ウィザード"でほかのコンピューターに直接接続する"を選択する。


共有ドライブやプリンタなどリソースがあるPCをホストとして設定する。


接続に使うデバイスとして"赤外線ポート"を選択する。この図ではいくつもの赤外線アダプタを試した為、複数の赤外線ポートが存在するが、通常は"赤外線ポート(IRDA0-0)"を選択する。


リソースを利用出来るユーザーを設定するが、ここでは新しいユーザーを追加し、そのユーザー名を"IR LAN"、パスワードは未入力としているが、任意のユーザー名でも良い。


ウィザード完了後、"着信接続"アイコンが現れ待ち受け状態となる。


"着信接続"のアイコンを右クリックしプロパティーの設定を行う。
"ユーザー"のタブでは、画面下側のチェックボックスは"パスワードとデータをセキュリティーで保護するようすべてのユーザーに要求する"のみチェックをいれておく。


"ネットワーク"のタブをクリックし、プロトコルを選択する。NetBEUIプロトコルはあった方が、相手側のPCを見つけやすくなるのだが、前述のとおり、IrDAのプロトコルの上乗せになるので、トラッフィックを極力少なくする為、LANのプロトコルをここではTCP/IPのみとした。


TCP/IPのプロトコルを選択した状態で、そのプロパティーを開きIPアドレスの設定画面となるが、ここでは"呼び出し元にローカルエリアネットワークのアクセスを認める"にチェック、"TCP/IPアドレスを指定する"を選択しておく。アドレスは任意の値で良いがTCP/IPの知識がなければ、図と同じ様に、とりあえず192.168.0.101から192.168.0.110までを指定しておいても良い(この場合ホスト側のIPアドレスは192.168.0.101となり、ゲスト側は192.168.0.102から110となる。参考までに192.168.0.1はインターネット共有接続設定におけるゲートウェイとなるPCのIPアドレスである。)。



続いて、ゲスト側となるPCも同様にネットワーク接続ウィザードで"ゲスト"の設定を行う。


ホスト側と同様、接続に使うデバイスとして赤外線ポートを選択する。


この接続に対して、覚え易い名前をつける。


ウィザードの終了後現れる接続ダイアログには、ホスト側で設定したユーザー名を入力する。


ネットワークとダイヤルアップ接続の中に今回作成した接続のアイコンが追加されているので、このアイコンを右クリックしてプロパティーを開く。


プロパティーの"オプション"タブにある"ダイヤルオプション"の"Windows ログオンドメインを含める"のチェックは外す。


"ネットワーク"タブにある"呼び出すダイヤルアップサーバーの種類"は"PPP"、ネットワークのプロトコルは、ここではトラフィック軽減の為にTCP/IPのみとした。繋がりにくい場合はNetBEUIを有効にしても良い。


TCP/IPの設定は自動にしておく。ホスト側より、IPアドレスが提供される。


以上で設定は完了であるが、実際に接続する為には、赤外線ポートを向かい合わせて、ネットワークとダイヤルアップ接続にあるアイコンをクリックすれば良い。


ホスト側のPCのアイコンが見つからない場合、ゲスト側よりコンピュータの検索を行えば、見つかる。


成功すれば、赤外線アダプタの最高スピードで繋がるが、ベンチマーク結果はかなり悪い。

 

クレードルなしでモバイル端末と同期する


工事中

記号 クレードルなしでPalm OS機とHotSyncする
Palm OS機とWindowsのHotSyncには、一般的にクレードル(シリアルポート)が利用される。
金属接点は、簡易圧着式であり、また、クレードル側の接点はカバーで覆われることなく、常にほこりや、直接触ってしまうなど、易汚染性である事が容易に想像できる。
Palm III とクレードルとの脱着回数の耐久性の公式スペックはわずか3,000回である。
1日10回クレードルに置けば、保証期間の終わる約1年後には、接触不良でクレードル経由のHotSyncが不可能になる。
Palm OS機での赤外線HotSyncnは2つの方法がある。一つの方法は、Palm OS機の初心者でも体験した事のある仮想赤外線シリアルHotSync、もう一つの方法は赤外線LAN Syncである。
記号

IrComm仮想赤外線シリアルによるHotSync(難易度:低)
工事中
記号

特徴
Windows95/95OSR2/98/98SE上で一般的な赤外線通信アダプターでのシンクロが可能。

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欠点

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ワンポイントアドバイス
Windows2000上にHotSync Managerが存在する場合は一般的な赤外線通信アダプターではシンクロが不可能であり、IrComm物語の章で紹介したESI- IrComm 2000 Driverの導入を必要とする。ESI- IrComm 2000 Driverでは赤外線HotSyncもフリーズを起こしやすくなるが、Softwares for IrDA DevicesのThinkSync(2001年5月末公開)と組み合わせる事により安定した赤外線HotSyncが可能となる。(Hot Sync Manager Ver.3.1.1英語版以降では単独でWindows2000上での赤外線HotSyncが可能であるが、Hot Sync Managerが英語仕様となってしまう)

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具体的設定方法
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よくある失敗
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PC側のBIOS設定
PC側の設定が悪い場合も多い。
赤外線通信ドライバ導入の基本の章を参照せよ。
IRQの衝突がある場合は、サウンドカードやLANカードを疑うと良い。サウンドカードやLANカードのIRQを変更するか、PCIカードに変更するなどして、赤外線ポート(IrDA)が使うIRQを確保する。

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Palm Desktopの設定
タスクトレイにあるHotSync Managerアイコンを右クリックし、Setupを選択し、ダイアログのGeneralの設定で、Alway available以外のラジオボタンを選択し、

「Local」設定で、 Serial portをMS-IrDAドライバが作り出した(重要)仮想赤外線通信ポート(COM4など)に設定してOKボタンをクリックする。

PC側のHotSyncマネージャの過去の設定でSerial Portを選択していたCOM番号と赤外線物理ポートの番号が同じであった場合、この時点ですでにMS-IrDA赤外線ドライバは正常に動作しないので、必ずWindowsを再起動させる。

仮想赤外線ポートはIrDAドライバがメモリにロードされるまでは提供されない。
従って、起動する順序は「赤外線モニタ」が先で、「HotSync」は常にその後でなければならない。
Alway availableになっていると、Windowsの起動直後に自動的にHotSyncがメモリロードされると同時に、まだ起動されていないIrDAドライバの仮想赤外線ポートを参照してしまいポートが存在しない旨のメッセージ「Could not open com port 4.」を出す様になる。
この順序に従っても、先のメッセージが現れる場合、赤外線モニタが有効になっていないか、仮想赤外線ポートの番号が間違っているか、他のIrDA対応ソフトが動作している可能性が高い。

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Palm OS機側の設定
現在使用しているPalmOSのバージョンにより、いくつかの方法があるが、理想は、PalmOS3.3にアップグレードする方法である。
国内で普及しているWorkPad日本語版でも、PalmOS3.3までアップグレードすると赤外線の通信速度が115.2kbpsにまで上限スピードを向上させる事が可能となるが、日本語版が英語版になってしまう。
アップバージョンの方法はMucky氏のサイトhttp://muchy.com/review/palmos33update.htmlに詳しく紹介されている。
PalmOS3.3の場合、赤外線HotSyncの為のPalm側の設定は非常に簡単である。
HotSyncのアイコンをタップした時、画面中央に出てくる入出力先を「Direct Serial」から「IR to a PC/Handheld」に変更する以外には、設定を変更したりモジュールを導入する必要は一切ない。

WorkPad日本語版の日本語環境を消去したくなければ、付属CD-ROMからPalm Desktopを導入時に自動的にWorkPad日本語版に導入されるIRSyncを利用するか、IBM-IrSync http://www.pc.ibm.com/us/support/thinkpad/workpad.html 又は、3COM-IrEnhance http://palm.3com.com/custsupp/downloads/irenhanc.html をダウンロードしPalm OS機に導入して利用すればPalmOS3.0や3.1上でも赤外線HotSyncが可能となる。
IBMと3COMの追加赤外線モジュールの違いは、IBM-IrSyncが安定性優先で38.4kbpsの通信を、3COM-IrEnhanceがスピード優先で57.6kbpsの通信を可能とする。
また3COM-IrEnhanceは、HotSync以外のシリアル通信アプリケーションやTCP/IPプロトコルによるダイアルアップ接続も赤外線経由で行える。
赤外線モジュールの導入後の設定は、Palm OS機のPrefsアイコンをタップし、右肩のドロップダウンリストボックスよりIRSync、SyncPanel又はSerial/IRというメニューを選択し、Local Syncを行う入出力先に「Infrared」を選択するだけで良い

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赤外線LANアダプターによる赤外線LAN Sync(難易度:高)
(驚けPalm OS機ユーザー!これが赤外線LAN Syncだ!)
工事中
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特徴
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TCP/IPの知識がネットワーク技術者程度あると自信のあるユーザーであれば、最適な方法である。

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シンクロデータがWindows2000上にあってもHotSyncが可能である。

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赤外線LANアダプター JetEye Netを使いこなせるのは、

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欠点
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初心者では不可能であると断言できるほど敷居が高い。

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赤外線LANアダプター JetEye Netを必要とする。

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ワンポイントアドバイス
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日本語HotSync Managerのほとんどは、LANシンクがサポートされていない様に見えるが、実はHotsync Manager 3.0.3以降ではレジストリ設定の変更でNetworkのメニューを出現させる事が出来る。Softwares for IrDA Devices の IrSync Switchは、このレジストリを変更する機能が付加されている。

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周辺機器を接続する

工事中

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