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Since 9/25/1999
Last Update 4/21/2002


マイクロソフト WindowsCE FAN WindowsCE ソフトウェアコンテスト (1999)
マイクロソフト賞受賞作品

リモコンコン for WindowsCE

(洋名:PocketRemote for WindowsCE)
Copyright (c) 1999-2002 Softwares for IrDA Devices

Palm OS(R) 用のリモコンコンはここをクリック
Windows95 用のリモコンコンはここをクリック

Intel StrongARM CPU搭載のPocketPC 2002のみ対応
CASSIOPEIA E-2000 / iPAQ H3850 H3870 H3630(PocketPC 2002アップデート) H3660(PocketPC 2002アップデート)/ jornada 565 568 / PocketGear MC PG5000 / GENIO e550X e550(PocketPC 2002アップデート) e550-MD(PocketPC 2002アップデート)

XScale CPUには対応していません


はじめに

リモコンコンfor WindowsCEは、標準搭載の赤外線通信ポートを利用し、赤外線リモコンによるホームコントロールを実現したWindowsCEソフトウェアである。
特にマクロ機能は、複雑なリモコン操作が必要な場合など、ユーザーの負担をかなり軽減出来るので是非とも試して欲しい。

警告

リモコンコンを使って、冷暖房器具など、電気火災の発生する恐れのある家電製品を無人運転しないこと!
もし、この警告を無視すれば、莫大な財産のみならず、尊い人命をも失う事になる。
この警告が理解出来ない、又は守れないなら、即刻リモコンコンの使用を中止し、アンイストールせよ!

家電リモコンとの違い

照射角度:
光軸に対して±5度程度なら動作する。
家電製品の赤外線受信窓を狙って送信する必要がある。
赤外線通信用のモジュールは、周囲からのノイズを低減する為、指向性が高くなっている。
従って、赤外線通信モジュールからの赤外線の照射角は、かなり狭く、上下左右5度程度までのズレならリモコンとして機能する。

赤外線到達距離:
赤外線到達距離は家電メーカーによって異なるが2〜3m程度である。

転載条件

転載する際は、圧縮アーカイブに一切変更を加えないこと。


目次

  1. 対応機種

  2. ソフトウェア履歴

  3. 導入方法

  4. 使用方法
    4-1.初期設定
    4-2.リモコン信号送信
    4-3.スクロールボタンの機能
    4-4.操作画面の切換
    4-5.リモコン信号学習
    4-6.マクロの設定
    4-7.パルス長の微調整

  5. 正規ユーザー登録の方法

  6. サポート

  7. その他


1.対応機種

Intel StrongARM CPU搭載のPocketPC 2002のみ対応
CASSIOPEIA E-2000 / iPAQ H3850 H3870 H3630(PocketPC 2002アップデート) H3660(PocketPC 2002アップデート)/ jornada 565 568 / PocketGear MC PG5000 / GENIO e550X e550(PocketPC 2002アップデート) e550-MD(PocketPC 2002アップデート)

XScale CPUには対応していません

以前のバージョンでサポートしていた旧PalmSize PC OS2.1xのCASSIOPEIA E-55/DoCoMo/E-500/507/E-100/105/Compaq Presario 213/Aero 2180は、本バージョンでは動作しない。旧バージョンのリモコンコンが必要な方は別途、Softwares for IrDA Devicesに問い合わせ下さい。


2.ソフトウェア履歴

4/21/2002
Version 3.3.3
リモコンコンが赤外線ActiveSyncとBeamの異常動作を起こす現象のバグフィックス

1/20/2002
Version 3.3.1
リモコンコンが赤外線ActiveSyncとBeamの異常動作を起こす現象のバグフィックス

1/14/2002
Version 3.3.0
リモコンコンが赤外線ActiveSyncとBeamの異常動作を起こす現象のバグフィックス

12/24/2001
Version 3.2.0
PocketRemote.exeのファイルサイズを小さくした。

12/9/2001
Version 3.1.1 公開
学習機能のバグフィックス。

12/1/2001
Version 3.1.0 公開
マクロ機能のバグフィックス。

11/21/2001
Version 3.0.0 公開
PocketPC 2002ソフトウェアとして作り直した。

10/13/1999
Version 0.9.3 公開
(Microsoft / WindowsCE FAN WindowsCE software contest version)
謝辞:
パルスの状態をオシロスコープで正確に測定頂き連絡頂いたAri-p氏に御礼申し上げます。
Ari-p氏はIrDAが家電リモコンとなり得る事をRUNAというMS-DOSアプリケーション(Nifty serve FIRDA赤外線通信会議室)で世界で初めて証明された方であり、Ari-P氏がいなければ、リモコンコンfor WindowsCEどころか、他のOS上で動作するリモコンコンやその他のIrDAリモコンソフトウェアは誕生しなかったでしょう。
リモコンコンfor WindowsCEへの助言に深謝致し、Ari-p氏の偉大な業績に敬意を表します。

9/25/1999
Version 0.9.0 公開
Windows版リモコンコンをWindowsCEに移植した。
Microsoft / WindowsCE FAN WindowsCE software contest versionを初公開。


3.導入方法

インストーラーは作成していない。
デスクトップ上で圧縮ファイルをWinZip等で解凍し、PocketRemote.exeとpkremhj.htmを「モバイルデバイス」の「\Windows\スタートメニュー」フォルダーに手動でコピーする。
または、CFカード等任意のフォルダーにコピーし、スタートメニューにショートカットを登録する。
スタートメニューから「 PocketRemote 」を起動する。


4.使用方法

4-1.初期設定


初めてリモコンコンを起動すると、[ プリセットデータ選択 ]ダイアログが表示されるので、操作したい家電製品をチェックする。
複数個の選択が可能である。
下部の[ USER ]は、学習リモコンデータなど独自のデータを登録したい場合などに利用する。
これらの設定は後からも変更可能である。

又、同様に、初めてリモコンコンを起動した時、「 CPU 」ダイアログが現れる。リストの中から、該当機種を選択する。

4-2.リモコン信号送信

画面上部にあるダイアルボタン[ << ]と[ >> ]をタップし、家電製品の種類を決定する。
次に該当するボタンをタップすればリモコン信号が送信される。
この時、家電製品の赤外線受信窓を狙って送信する必要がある。
赤外線通信用のモジュールは、周囲からのノイズを低減する為、指向性が高くなっている。
従って、赤外線通信モジュールからの赤外線の照射角は、かなり狭く、上下左右5度程度までのズレならリモコンとして機能する。
又、赤外線到達距離は家電メーカーによって異なるが2〜3m程度である。

4-3.スクロールボタンボタンの機能

リモコンの操作は、ボタンをタップするだけでなく、スクロールボタンでも可能である。
チャンネルアップダウン、ボリュームアップダウンをスクロールボタンに割り付けている。

4-4.操作画面の切換

リモコンコンには、指で操作可能な大きなボタンでデザインした数字キーボタン表示とファンクションボタン表示を2つの計3種類の操作画面がある。
それぞれの画面の切換は、「N」(Numeral)数字ボタンや、「F」(Function)ファンクションボタンと書かれたボタンをタップする。
ファンクションボタン表示の画面は2つあり、計14個のファンクションボタンがある。
この2つのファンクションボタンの切り替えは「↑」や「↓」のボタンをタップする。

4-5.リモコン信号学習

学習リモコン機能の原理は、音楽用のテープレコーダーと似ている。
リモコンから発射された赤外線信号を録音し、再生することにより家電製品を制御できる。
赤外線信号は一般的に副搬送波で変調されているが、変調周波数として、国内で、よく利用されている40kHz(SONY、Pioneerなど)、38kHz(NEC、東芝、日立、三洋、富士通、Sharp、Panasonic、JVCなど)、33kHz(三菱など)がリモコンコンで学習可能である。
上記以外の変調周波数では、うまく学習できない。
メニュー|オプション|ボタン設定を選択すると「ボタン設定ウィザード 1」ダイアログが現れる。
「次>>」ボタンをタップしたあとに、学習信号を登録したいボタンをタップする。
「ボタン設定ウィザード 2」ダイアログが現れ、ラジオボタンで「信号学習」を選択し、「次>>」ボタンをタップする。
「ボタン設定ウィザード 3」ダイアログが現れ、このダイアログで「学習開始」ボタンをタップした直後に、家電リモコンを赤外線ポートに向け学習させる。この時、長時間の学習は、メモリを浪費するので、出来るだけ短時間の学習の方が望まれる。
学習がうまくいけば、「SUCCESS」と変調周波数が表示される。続いて「次>>」ボタンをタップする。
「ボタン設定ウィザード 終了」ダイアログが現れ、ここでラジオボタンの「編集」を選択すれば、ラベルに表示する文字列を編集できる。但しFunctionボタン(F1-F14)のラベルのみが画面に表示される。
「終了」ボタンをタップすれば信号学習は終わりだ。

4-6.マクロの設定

マクロ機能を利用して、一連の操作手順を1つのボタンに登録する事が出来る。
複雑なリモコン操作が必要な場合など、ユーザーの負担をかなり軽減出来るので是非とも試して欲しい機能である。
メニュー|オプション|ボタン設定を選択すると「ボタン設定ウィザード 1」ダイアログが現れる。
「次>>」ボタンをタップしたあとに、マクロを登録したいボタンをタップする。
「ボタン設定ウィザード 2」ダイアログが現れ、ラジオボタンで「マクロ記録」を選択し、「次>>」ボタンをタップする。
「ボタン設定ウィザード 3」ダイアログが現れ、「次>>」をタップした後、マクロの登録したい任意のボタンをタップする。
この時、無限ループを避ける為、他のマクロが設定されているボタンを登録出来ない様にしている。
「ボタン設定ウィザード 4」ダイアログが現れ、次のマクロまでの時間間隔をラジオボタンで選択し、「次>>」ボタンをタップする。
同様の操作を繰り返し、全てのマクロの登録が終了したなら、「ボタン設定ウィザード 4」ダイアログの「マクロ記録終了」ラジオボタンを選択し、「次>>」ボタンをタップする。
「ボタン設定ウィザード 最後」ダイアログが現れ、ここでラジオボタンの「編集」を選択すれば、ラベルに表示する文字列を編集できる。但しFunctionボタン(F1-F14)のラベルのみが画面に表示される。
「終了」ボタンをタップすればマクロの登録は終わりだ。

4-7.パルス長の微調整

メニュー|オプション|パルス長微調整を選択すると「-5」から「+5」までスライダーでパルス長を変更出来るダイアログが現れる。
このスライダーを左右に振って、動作テストを行うのだが、通常はこの操作は不要である。


5.正規ユーザー登録の方法

このソフトウェアは、シェアウェアです。
試用期間は2週間です。
継続して使用する場合は、シェアウェア登録が必要となります。
他のOSで動作する リモコンコン for Windows95 や リモコンコン for Palm OS(R) とは別の登録が必要です。
レジストはVectorのシェアレジを利用下さい。
パスワードはVectorよりメールで送信されます。
パスワードは " メニュー | ヘルプ | シェアウェア情報 "に入力して下さい。
発行されるパスワードはVersion3.xの間有効です。


6.サポート

バージョンアップ参照先

http://www.vector.co.jp/authors/VA005810/
http://www.vector.co.jp/authors/VA005810/remocon/pkremj.htm


 


7.その他

各社社名および製品名は各社の商標または登録商標です。