ディストリビューションアップデート

 

ファームウェアとカーネルのバージョンアップ
   最初にLXTerminalを起動し、Raspberry PiのファームウェアとOSのカーネルをバージョンアップして再起動します。

$ sudo rpi-update
$ sudo reboot

アップデートとアップグレード
  再起動後、updateとdist-upgradeを実行しますが、途中でメッセージが表示されたら、“q”キーを押して再開させます。

$ sudo apt update
$ sudo apt dist-upgrade -y

途中でこの↓画面が出たら、“<了解>”が選択されていることを確認して、「Enter」キーを押します。

更に途中で画面に、この↓メッセージが表示されたら、“y”キーを押して再開させます。



不要ファイルの削除
プロンプトが返ってきたら、不要となったファイルを削除して、再起動します。





再起動後に、このウィンドウ↓が表示されれば、更新が全て完了したことになります。

警告メッセージの非表示化
但し、以前のバージョンでは、“SSH(リモート接続)”がデフォルトで有効だった為、その下に警告メッセージも表示されます。


起動の毎に警告メッセージを表示させない為には、「raspbian jessie with PIXELの設定は、ここを注意しよう!」で書いたように、
メニューアイコンから“設定” → ”Raspberry Pi の設定” → “インターフェイス”タブで、“SSH”を無効にするか、“システム”タブでパスワードを変更する必要があります。





 

初期インストール状態に戻す
  初めてインストールした状態に戻します。日本語環境、フォント等はそのままになりますがシステム関係の設定は初期状態に戻ります。
  設定ログを残さないとかなり大変になりますので、実行する時は注意して下さい。

$ sudo apt-get update
$
sudo apt-get install --reinstall libraspberrypi0 libraspberrypi-{bin,dev,doc} raspberrypi-bootloader
$ sud reboot