FORTRAN BASIC ASSEMBLER PASCAL
いろいろやったなぁ
○最初は学生時代に講義で FORTRAN を学んだことが始まり。卒業研究でも数値計算のプログラミングをしてその計算結果を使った。その頃は大きなコンピュータが1台あって、各研究室にその端末がつながっていた。一度、端末から何かの操作をして、そのコンピュータにつながっているプロッタを、他の端末から一時的に使えなくしてしまった。担当の先生に呼び出され、怒られるかと思ったら、「どうしたらそんな事ができるのか教えて欲しい」と言われた記憶がある。ちょっぴりハッカーの芽が?(^_^;)
○お金のない学生時代、コンピュータは買えないのでプログラム電卓で Basic をしていた。(歳がばれるな(^_^;)当時、8 bit 4 Mhz のマイコン(懐かしい響き)がうん十万円した。とても買えるものではなかったが、隣の研究室にはあった。雑誌に載っていたリストを打ち込んで改良したり、他機種用のプログラムを移植したり・・・。
○就職してから、Z80 のハンドヘルド(これも懐かしい)で機種依存の Basic で、少し広くなった画面を使おうといろいろ挑戦。
○やがて、職場に PC-9801 が導入されて、成績処理ソフトの開発に取り組む。言語はもちろん N88-BASIC。なんとかできたのが『成績処理ソフトJUN』 Version 1 だった。このころから入力関係には神経を使った。
○一方、個人所有の HC-40 で、BASIC と ASSEMBLER でいろいろ遊んでいた。新任2年目にして校内の時間割作成に関わって、その作業の大変さに気づく。紙の上で書いたり消したりコピーを取りまくったり・・・。とにかくコンピュータの画面上で編集できないかと HC-40 の仮想スクリーンを拡張して作ったのが『TED』の前身の前身。
○そして、TURBO Pascal(Ver.3) と出会う。構造化プログラミングと小文字のリストの美しさに感動。まず、PC-9801 のスクリーンにスクロール可能なウィンドウや他のライブラリを作ることから始め、やがて完成したのが『成績処理ソフトJUN』 Version 2 。「これは使いやすい」と評判?になる (^_^;)そして、『TED』の前身の『時間割エディタ』も完成。TURBO ASSEMBLER も使い始める。この頃、メモリ常駐0のメニューソフトや小さなユーティリティソフトなども開発。TP もバージョンアップを続け、オブジェクトの世界へ。OOPの新しい概念に目から鱗が・・・。
○今だから明かす内緒の話。当時、フロッピ起動の市販ソフトによくコピープロテクトがかかっていた。そのコピープロテクトをはずすソフトなんかも売られていた時代。興味があっていろいろ解析しているうちにいくつかのソフトのコピープロテクトをはずしてしまったことがある。(^_^;)当時はこんなことをする人をハッカーなどと呼んでいたようだ。
○時代は Windows に。しかし、TURBO PASCAL for Windows では中々プログラミングができない。唯一の作品は nifty の fepson の lib に登録した lgray。これは EPSON の PC-486NOTE AU の DSTN液晶で Windows では銀色が白色に表示されるのを改善するソフト。中身はほとんど ASSEMBLER。これは同機種のユーザーにはとっても感謝されました。(^o^)会議室には感謝や質問の発言がたくさん・・・。
○調子に乗って『TED』for DOS の Version 3 を nifty の fcai の lib に登録。しかし、ここの会議室は全然盛り上がらない。こんなものか、と思っていたらやがて Vector から書籍への掲載の依頼が・・・。この間も『JUN』と『TED』のバージョンアップは続いた。
○ Windows 上でプログラミングしたくてもなかなかできない・・・、と思っていたところへ Delphi が登場。まず『成績処理JUN』の移植から始めて、次に『TED』の移植。OOP に event driven そして component 。時代は Winodws95 へ・・・。
○ Delphi のバージョンアップもこのごろは様子見。Windows はコンピュータを買い換えるごとにバージョンアップしていく。コンピュータの音質もよくなり、CDからMP3ファイルにして聴こうとしたが、どうもめんどくさい作業を強いられる。再生リストなど要らない。フリーソフトで適当なのを探してみたが、どうもいまいち。仕方がないから自分で再生ソフトを作ってみた。ミュージックファイルプレイヤーFSP。なんとか使えるようになったのでフリーソフトとして公開したところ、まあまあ需要があったみたい。2つほど雑誌掲載の依頼もきた。機能は少なくても極々素直に使えるソフトが評価される、ということか。
最終更新日 : 2003年6月27日