TED for Windows について
· 概要説明
バージョンアップ情報!
「中学校時間割作成支援システムTED for Windows」はバージョンアップ作業が完了しました。
内容は、新教育課程対応です。具体的には
1.週5日制
2.教科名、記号名を編集可能、保存、呼出可能、それぞれ100個まで拡張
3.印刷のカラー対応
4.教科名を2文字、4文字で印刷(クラスの時間割)
5.教科入力ウィンドウ、クラスウィンドウで教科名2文字対応
6.[表示]メニューの動作を変更
ここまでできたら、高校でも使えるかなぁ・・・?
どなたか高校の先生、ご意見ください。よろしくお願いします。
「中学校時間割作成支援システムTED for Windows」は、いわゆる「時間割自動作成ソフト」ではありません。
実際に駒を入れたり、動かしたりするのは人間です。このソフトはそういう作業を徹底的に支援するソフトです。
作業をするのは駒盤をイメージした「編集テーブルウィンドウ」上です。そのため、以前から時間割を作っている人にはとても親しみやすいソフトだと思います。しかし、このソフトは単に駒盤を電子的にしただけではありません。いくつもの表示ウィンドウと有機的に連動し、動かした駒はいつでも簡単に元に戻せ、駒の重なりも自動的にチェックされ、プリントアウトもできる。そういうソフトです。
・教師100名まで、1学年20クラスまで編集できる。ファイルとして保存、呼び出しができる。印刷ができる。
・数字のクラス名とアルファベットのクラス名に対応。
・クラスの重なりは自動的にチェックされる。
(ここまではDOS版と同じ)
・編集テーブルウィンドウ、クラス一覧ウィンドウ、教師一覧ウィンドウ、クラスウィンドウ、教師ウィンドウ、クラス入力ウィンドウ、教科記号入力ウィンドウ、スタック表示ウィンドウ、保持スタック表示ウィンドウが連動する。
・5000ステップまでさかのぼれるスタックを持つ。
・教師から見た時間割一覧、小さなクラス時間割、大きなクラス時間割がプリントアウトできる。
・タブ区切りテキストとして時間割をエクスポートできる。
・1日だけの自習(複数クラス同時)用の駒移動にも対応。1年中使える。
この中学校時間割作成支援システム
TED for Windows は従来からある市販の「時間割自動作成ソフト」なるものとは発想が根本的に違います。
「時間割自動作成ソフト」なるものが私の知る限りでは、それだけで実用になったという例は聞いたことがありません。過去に何社もが「時間割自動作成ソフト」なるものを手掛けては撤退していった経過を見るならばこの手のソフトを開発することがいかに難しいかが分かろうというものです。
では、なぜ実用的な「時間割自動作成ソフト」ができないか、ということを考えてみると、それは一つには時間割を作成する上でのいろいろな条件があまりにも多すぎるし、現場現場で特殊な条件がよくあるということがいえると思います。
そのような細かくて特殊な条件をすべて網羅して入力することは大変であるし、その条件をきちんと整理してソフトの要求に合わせて入力することに時間がかかります。そもそもそのソフトにそんな特殊な条件を入力する項目がなければお手上げです。
「結局後で手直ししないと使えない」ソフトのプリントアウトをもとにしてまた手作業で手直しをするのではいったい何のための「時間割自動作成ソフト」なのか。
ソフトの仕様に合わせて苦労して条件を入力し、中途半端にできた時間割の尻拭いをする。これではソフトが主で人が従ではないでしょうか。
もう一つ考えられるのは時間割の作成という作業が極めて人間的であるという事です。きちんと割り切れるような条件ではなくてもっと曖昧で「これぐらいなら許せるだろう」とか「この人ならばどうってことないだろう」とか「この曜日ならまあ、しかたがないだろう」とか「こっちのしんどさとあっちのしんどさを天秤にかけてどっちをとる?」・・・。そんな会話をしながら進めていくものです。
そんな曖昧で人間的なものがAIやファジーを使ったとしても、はたしてパーソナルコンピュータ上のソフトでできるのでしょうか。
そこで私が考えたのがこの中学校時間割作成支援システム
TED for Windows というものです。このソフトの設計思想は一言でいうならば、機械の得意な部分は機械に任せ、人間の得意な部分は人間が受け持つという考え方です。
内容は対話型時間割作成支援エディタフォーマッタです。駒の移動や駒の重なり等のチェック、教師から見た時間割と生徒から見た時間割の表示、時間割の印刷などは全部このソフトが面倒を見てくれます。人間は全体的な構想や、細かい特殊な条件や曖昧な部分の判断をすればいいのです。
時間割を作るのはあくまであなた自身です。コンピュータはそのお手伝いをするだけです。つまり、ワープロにおいて文書を作るのが人間であってコンピュータは文書を作りやすい環境を提供するだけであるのと同じことです。きわめて時間割を作りやすい環境を提供することがこのソフトのねらいです。
最終更新日 : 2002年3月16日