lcc-win32 Apr.-15-1998 1. New version   あうあう。3rd releaseのレポートをHome Pageに出す前に4th releaseが出て  しまったではないか!  URL: http://www.cs.virginia.edu/~lcc-win32/   ここ、サーバがたまに止まっているのでご注意のほど。  ダウンロードファイル(うぅ。どれを更新したのか書いて欲しいよぉ……) cephes.zip 265,536 新規 (数値演算のソース。ヘルプなし) copyright 3,567 更新 lcc-win32.zip 1,705,328 更新 lccwin32_doc.zip 146,714 更新 mmx.zip 8,207 これって2nd releaseから変化なし readme 7,995 lcc-win32.zipにも同梱されている weditのみのパッケージ これはlcc-win32.zipに同梱のため落とさず  ちなみにCPUは486以降必須。386では動作しない。って386上でWindows 95って  のはとても苦しそうだけど。  readmeによる変更内容(要約):   lcc (コンパイラ)   ・更なる最適化。それでも市販品よりは少し遅いかもしれない 確かに3rd Releaseが作る.exeと内容は全然違うが、VC4のGenericをコンパイル したサイズは全く同じ。 Generic.exeだと影響がないような最適化なのだろうか?   ・診断メッセージの追加   lcclnk (リンカ)   ・MS製デバッガとの親和性強化   ・ヘルプファイル付属   ・DLL作成機能の強化(デバッグ)   wedit (統合環境)   (パス。私はコマンドライン派←ワンチップマイコンやってたもので……)   lrc (リソースコンパイラ)   ・MSのrcのクローン、とまで言い切っているがまだまだ。    日本語が含まれていないSDK付属のGeneric.rcをコンパイルできない!   make (make)   ・MSのnmakeとコンパチと言っているが、むしろGNU makeとコンパチ。    nmakeより素直と個人的には思う。< GNU or LCCのmake   その他   ・include/lib他をupdate   ・Open GLサポート。ただし、glaux.libをSDKから持ってくる必要がある。    (こげな、どできゃーし、ややこいもんを独自に作れるもんか〜。それに     著作権上、問題もあるでしょ?、とドキュメントには書いてある)   ・作者は寄付をお願いしています。個人でコンパイラを開発するというアホな    ことをすると費用もかかります、とのこと。情報を転記します。 Jacob Navia 41 rue Maurice Ravel 93430 Villetaneuse France. The account number is the following: 18206 Bank code Credit Agricole 00043 Office code Opera Office 25911319001 Account number 82 RIB 2. パッケージの検証(3rd releaseとの比較)   ・\driverが消えている。ここにはlcc.exeドライバのソースがあった 要するにcc -c foo.cとするとfoo.objを作る、というunixコンパチな動作を させるlcc.exeの起動プログラム。lcc.exe自身には-cオプションはない。 lcc foo.cとやるとfoo.exeを作ってしまう。まぁ、無くても困るような代物 ではない(makeからlcc.exeを起動する限り、foo.objまでしか作らない)から。 でも何で無くしたのかなぁ。理解に苦しむ   ・\lib\srcがない。一部のライブラリソース、スタートアップルーチン関係の ソースが消えた(一部は\lib内に移動したみたいだが)   ・\wedit\reslib追加。weditres.exe用のライブラリ lccのリソースエディタはリソースだけでなく、サポート用Cルーチンまで 自動生成するが、それ用のライブラリと思う   ・\lburg、\make、\pedumpも消えた これはlcc付属のデバッガ、make、PEファイルダンパーのソースが消えたと いうこと。う〜む。消すことないのになぁ   ・\demo\dll。dllサンプル復活 まぁ当然でしょう(^^;;。内容は2nd以前のと同じ   ・\include。追加、変更あり 3. 細かい個人的修正  自分用に以下を変更:  includeファイル:   ・windows.h: 以前と同様、#include を最後に追加   ・win.h: #define HKEY_USERS ((HKEY)0x80000003) #define HKEY_PERFORMANCE_DATA ((HKEY)0x80000004) #define HKEY_CURRENT_CONFIG ((HKEY) 0x80000005) #define HKEY_DYN_DATA ((HKEY) 0x80000006) //#define HKEY_USERS (HKEY)(-2147483645) //#define HKEY_PERFORMANCE_DATA (HKEY)(-2147483644) //#define HKEY_CURRENT_CONFIG (HKEY)(-2147483643)    つまり、3行削除して4行追加。ま、良いけど。  しかし、includeにもライブラリにもあるのにEnumDisplaySettings()がリンク  できないのは何故?不可解。APIの名前が長すぎるとか? 4. 圧縮!  で、自分にとって不要なものを削除し、必要なものを追加してlzh化。  おぉ。IDE (統合環境)や一部サンプルを含みながらも全環境が2HD 1枚に納まるでは  ないか!! (EOF)