lcc-win32 May 15版 at 1998.June.6 - Sep.10 1. また新版  EnumDisplaySettings()がlinkできない件に付き、Niftyでちらと発言したら  とある方から:  USER32.EXPの定義に@12が抜けているから、だそうで、早速user32.expを修正  してuser32.libを再構築し、OKを確認。  つまり:   _EnumDisplaySettingsA   _EnumDisplaySettingsW   成る程。SDK Helpで確認すると引数は3つ。32 bitだからして1度にpush/popされる   サイズは4 byte。だから4 * 3 = 12ね。   だからあれを:   _EnumDisplaySettingsA@12   _EnumDisplaySettingsW@12   とするのが正解だった訳です。他にも-EndMenuなんてのがありました。  そのことをlcc-win32の作者に伝えたら、「typoは非常に悪いことだ。  最新版をすぐにアップする」と返事が来ました。  それがきっとこの版。  EnumDisplaySettings()も修正済みだし。 #って、おいらがこいつを自分のHomepageに上げる時には既にもっと新しく  なってる可能性大 2. 改良点  うぅ.zipの中のreadme.txtは以前のと一緒ちゃうやろか?  webのページを保存しておくんやったな。しもた。  確か、__declspec(dllexport)というMS VC++な独自拡張をサポートしたこと。  ワイド文字に対応、weditreslibのbug-fix、そしてなんだっけか?  忘れたわい。← 確かめる気がないらしい>俺  ざっと目に付いた点: 1. dllサンプルが__declspec()を使ったものになっている 2. includeファイル数が92 -> 113に増大。増えたのは: sys\locking.h bcd.h, dplay.h, dsound.h, oaidl.h, ole2.h, oleauto.h, oleidl.h, rpc.h, rpcbase.h, rpcdce.h, rpcdcep.h, rpcndr.h, rpcnsi.h, rpcnsip.h, rpcnterr.h, shlguid.h, shlobj.h, unknwn.h, winioctl.h, winreg.h  #Direct playだのOLE2だの、includeだけでなく、サンプルが欲しい   気がするぞ(笑) 3. wedit.exeのアイコンが変更されている…… 4. buildlib内でmakeすると増える*.lib cap.lib, d3drm.lib, dplay.lib, dsound.lib, imm32.lib, loadperf.lib, msacm.lib, mswsock.lib, odbc32.lib, odbccp32.lib, pdh.lib, pkpd32.lib, rasdlg.lib, rassapi.lib, rpcns4.lib, rpcrt4.lib, setupapi.lib, snmpapi.lib, svrapi.lib, urlmon.lib, win32spl.lib, ws2_32.lib, wst.lib 5. buildlibでmakeできない*.lib (*.expがない*.libがあるってこと) comdlg.lib, gamma.lib, libc.lib, outp.lib, uuid.lib, wow32.lib  #なんか凄いラインナップなような? 3. その他  readme.txtに非常に重要なことが書いてありました。以前のにも書いてあった  のかもしれませんが、確認してません。  .libの幾つかはアーカイブサイズを増大させないためにソースしか入れていない。  それらが必要ならbuildlibでmakeし、全.libを再構築しろ。  …わからんなぁ。そういうことなら全.libは必ず再構築するようにとソースで  ある.expしか付属しないようにするけど。私なら。  ということで、.libの再構築を忘れませぬように>lcc-win32の使用者  って、そういう目的でみてる人がいるのだろうか?このページ。  きっといないな。まぁこれまで書いてきたページをつらつら見れば、新しい  lcc-win32が出ても対処に困るってことはきっとないでしょう。  ということでlcc-win32関連の書き込みはこれが最後かも。 #どーでも良いけどlcc-win32のアーカイブが徐々に大きくなってます。  現在1,818,605 byte。2Mになる日も近い? ----- 補足:  June.30が出てますなぁ。それきり見に行ってないんで更に新しいのがある かも……。(うぅ。Aug.6 versionが出ている...)  全然ついて行けてません。とりあえずAug.6のトピックをば: ・WEDITのユーザーズマニュアルが出た   結構、とんでもない機能があったりしますな。関数間の依存関係やら   コメント生成、.OBJの解析とか、ソースから.HLP作るなんてのも ・サンプルが別ファイルに分離した   …MicrosoftのGame SDKサンプルとか、堂々と入っている。まぁ、   Copyrightもそのままだから良いのかも? ・コンパイラのソースも別アーカイブに   前からだっけか? ・includeが113 -> 122と9も増えている。   ddeml.h odbcinst.h odbcver.h olectl.h oledlg.h oledlgs.h rpcproxy.h sqlext.h   そしてweditres.h   従来からある奴もタイムスタンプが変化してサイズが変わってたりする。しかし   98.Apr.30な奴が多いからそれら古いヘッダに関しては安定したのかな? ・.LIBを再構築するmakefileに記述誤り   odbc32.libとodbccp32.libを作成する記述が2つある。でもって...   for %f in (*.lib) if not exist ..\lib\%f move %f ..\lib   21個追加。   で、こうして再構築した.LIBとアーカイブ付属の.LIBのサイズが違う奴がある。   この辺りがどーもlcc-Win32の怪しい所なんだな。再構築はいつでもできるから   付属の.LIBをそのまま使用することにする。これら.LIBのソースが.EXPの   はずだから再構築した奴を使う方が正解っぽいけど……。   う〜む。toolbarサンプルがコンパイルでけん!*.BMPがない、だと。   困ったもんだ。 ・で、ごそごそやって圧縮して……。げ。1,540,512 byte。2HDに入らないやんけ。 ・おや?_VerQueryValueAが未定義?あぁ。Windows.hに#include が  ないせいか……。  で、例によってGenericをコンパイルすると……。前と変わらないやんけ。サイズ。  fcするとえらく違うのに。  わはは。Aug.23版が出てる。Aug.6版から追加されたウィザード機能のマイナー  バグfixらしい。(ウィザード機能は、ソースの雛形を自動生成する、というもの。  決まり切った記述部分はウィザードが自動生成するから、人間は非定形的な処理の  部分だけ記述すればよい。というもの)  Aug.6版に対してincludeはwinsnmp.hが追加。timer.h、mmsystem.hに変更。  といった所らしい。ですが、こうもポンポン新しくなったのでは付き合いきれま  せん。暫く静観することにします。  ということでうちのLcc-Win32はAug.6のままにしときます。一応、Aug.23版も  落としたのですが、わたしゃフリーのコンパイラが使いたいのであり、Lcc-Win32  の評価要員ではありませんので(;_;) 補足2  って、Sep.3版が出ている……。cephes.zip (数値演算ライブラリ)は以前のものと  差異がないのを確認しましたが、もはや何がなんだか。  今度はf2c (FORTRAN to C)のポーティングをしたようです。落としたんですけど、  対象となるFORTRANのバージョンが分かりません。F77?それとももっと新しい  規格のFORTRANでもOK?  私はFORTRANはもう10年以上触ってないので、分かりません<だったら落とすな!  …個人的にはCPP2Cというフィルタでも作ってもらってlccでC++がコンパイル  できるととても嬉しいのですが(古代のC++はそうやっていたし……)。  #最近、C++なソースも書くようになったので(^^;; (EOF)