Macintosh Programming (1) - 基礎知識と参考書籍 - 2000.June 1. 概要  Machintoshエミュレータとして、FreeなBasilisk IIが出た。シェアウェアな  これまでのエミュレータと比べても大変優秀と私は思う。で、それを使っての  プログラム日記(どこが日記やねん。という声は無視)である。  実行環境(Win95):   Pentium II/233, Memory: 198MB, HDD 5GB, 1024*768*16 bit color(*1),   Windows 95 OSR2  #24 bit colorにもできるけど、私のよーに腐った審美眼では16 bitとの区別が   できないのであった(寂)  んで、MPWを導入してたりする(^^;;  #お、お前って奴は、Cコンパイラを動かす以外に興味はないのか!?とか言われると   非常に困る。えとその。そんなつもりは無いとか思ってはいるんですが、   でも、うちのマシンのHDDにC/C++コンパイラが幾つもあるのは何故だろう?   えとね。BCC/LCC/mingw32/VC++でしょ、それにMPWで、現在5つ。それぞれ互いに   独立してincludeとかあるしぃ、別途MSDNなincludeもあったりするからぁ……。  %ぁぅぁぅ  #cygwinとかLSI-C、TCもアーカイブだけはダウンロードしてある。とかいうのは内緒。   まして、Win32でしか動かない16 bit Cコンパイラとか、C++インタプリタとかという、   もう消した処理系は除く……  …とにかく、こっから先はMacintoshプログラムの話題のみ。です。 #予め警告:私はMacのプログラムは思いっきり素人です。この先、大ボケかます  可能性はとってもあります。間違に気付いた方はどうか指摘してね #もう1つ警告:そのうちMacOS Xが出てくると、このOSの上ではこのページで書いた  内容は通用しないでしょう(Carbonって、PPC Onlyみたいだし……)  それになにせ、Freeで使えるMacOSってばKT7.5.5止まりだしぃ。 2, 背景  ちょっと調べた結果なのだが、Macintoshなプログラム作成に関してはお寒い状況に  ある。なにせそれなりにでかい本屋ですらプログラムに関する本は皆無。  Visual Basic本ならどこにでも転がっているというのに!  「使うは天国、作るは地獄」というのがMACなプログラムなのだそうだが……。  そしてプログラマ向けのMAC雑誌は2種類あったが、どっちも絶滅だそうな。  なお、最近(?) RealBasicという言語製品もあるらしい。あたしのよーにあくまでC。  という頑固者でない場合はそっちとかApple Scriptとかいう選択肢もあるそーな。  また、C/C++を選ぶにしても通常はメトロワークス社のCodeWarriorを選択するらしい。  それがつまり現在のMacにおけるデファクトスタンダードのようです。  しかし、まぁ色々あって当方はApple純正のMPW (Macintosh Programmer's Workshop)を  使用することにしました。  #いやその。MPWはFreeだしぃ(^^;;  という訳で当初用意した(買った)本は次の通り: Macintosh アプリケーションプログラミング[上・下] 新居雅行 著 ディー・アート  ISBN4-88648-443-3 C3055 P3800E  ISBN4-88648-444-1 C3055 P3800E INSIDE MACINTOSH - Overview (日本語版) Apple Computer, Inc.  ISBN4-7952-9655-3 C3055 P3200E  #ISBNコードのPxxEって、つまり値段。たった3冊で1万円がさよーなら〜(しくしく)   なんですぅ(まぁ、専門書ってば大概そんなもんですが)  どっちも結構、古い本ですが最新のOSに対応した本ってのを見付けられませんでした。  (秋葉原のMAC館まで行って探したのだが)  …って、最新だとKT7.5.5に対応してなかったりしそうなんでかえって良かった?  後、ちゃんとしたアプリを作るなら同じくInside MacintoshのMacintosh Human  Interface Guidelinesは必須でしょう。というか、Overviewよりこっちの方が重要  だったかも(あたしゃ、資金が枯渇したため[p_;]立ち読みのみ)。 #補足。MacOS8以降対応なら、AppleのサイトからHuman Interface...の日本語版が  読めます。遺憾ながらOn-Line OnlyでPDF版はないですが(00/7/29現在)  資金に余裕があるならInside Macintosh: Macintosh Toolbox Essentialsもどうぞ。  このInside Macintosh (IM)はいわばバイブル的存在。ただしいやになる程一杯  ある上に内容が古かったりするし、日本語版は馬鹿高い。  (IMのTextとか、あんなのを買ったら本棚が重さで崩壊しねぇか?……とか[^^;;])  大体、英語版ならWebで読めるし、PDF版もWebからタダで落とせる。という訳で、  あたしゃ買ってません。  ちなみに古代のMacの公用語はPascalだったので、あちこちでPascalでの記述例が  でてきます。文法的にはCとよく似ているので見ているだけでそのうち慣れるとは  思いますが……。 #英文で良ければAppleのサイトからIMや関数一覧。とかいったものは参照できます。  常時接続な環境でないと辛いですが(うちは従量課金回線ですんで辛いです) #単一キーワードでサーチすると、互いに相手を間違っているとか決めつけるような  KBの文章にぶつかるMSDNも*ぉぃ*とか思うけど、あの多数のIMをどうやったら  適切に検索できるんじゃい?とか思う。  複数のPDFなドキュメントを横断してgrepできるツールが本当に欲しいぞ。  Macは当初、128KBのRAMを持つ、白黒ディスプレイなマシンでした。CPUは68000。  8086よりは余程素直なCPU (例の「セグメント」がない)でしたが、アドレスと  データを区別してみたり、奇数アドレスからワードで読むとバスエラーを起こしたり  で……。あ、いや余談ですね。済みません。  現在のMacのCPUはPower PCですね。これは68000系とは全然違うCPUです。大体、  エンディアンすら違う。(インディアンではないぞ。それでは「わっほいわっほい」  と歌って終わりだわさ)  まぁ、PPCは68000をエミュレートできるから問題はないのだが……(NECのV30とかに  Z-80エミュレート機能があったのと同じですね。。。違ったか?)。 (EOF)