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Windows95のTips 1997.May.30 - 1998.Mar.5
1999.May.3 regeditのオプションを間違えていたのでそこだけ修正
注意:他愛もない技から、プロでも躊躇する技まで混在してます。
どれが危ないか分からないなら試さない方が良いです。
警告:私は自分のマシンでしか試していません。あなたのマシンで同じ結果に
なるかどうか私には全く分かりません。自己責任の元、最悪fdiskを覚悟
してからお試し下さい。
私が知らないだけなのかも知れないけど、雑誌(WWWを参照できる環境になって
以来、殆ど読まなくなったけど)にも紹介されていないか、忘れられていると
思えるTipsを記す。
1. 古典的技
autoexec.batに'Prompt $e[1m$p$g '...ま、これが何か分からない人、特に
液晶マシンの人は騙されたと思ってやってみてね。DOS窓でのコントラストが随分と
違うはず(ansi.sysと言う名前にピンと来た方、そうです。思い出しました?)。
え?英語版のWin95ぢゃゴミが表示されるって?*だ*か*ら*、ansi.sysだってば。
そういう場合はconfig.sysにansi.sysを入れればおっけーです。
そして'SET TZ=JST-9'。これが何を意味するか知っていて、なおかつ設定したくない
理由が何かあるなら教えて欲しいが、そうでなかったら黙って設定するように。
蛇足ながらこれは日本標準時の設定。ファイルのタイムスタンプが9時間ずれる
という症状が出たら、多分この設定がないせい。ツールの不具合ではない。
2. StartUp/DeskTop
日本語、それも半角かなのディレクトリは嫌い、という方に:
リネームの方法を紹介します。
スタートアップ、スタートメニュー、デスクトップ、これがまぁ3悪だろうと思うけど:
(例えばデスクトップを探すのに、「デ」というキーは存在しないけど、Desktopの「D」は
あるのよね。この差は大きい。え?何が言いたいのかが分からないって?マウスより
キーボードを叩いた方が確実で速いでしょ?)
やり方は、何のことはない。エクスプローラから(って、マイコンピュータをダブル
クリックしてC:を開いて……という「いつもの」操作をするだけ) C:\Windowsを開いて、
該当のフォルダを選択してF2押してリネームするだけだったりする。
本当だってば。単にそれだけ。難しいレジストリ操作は一切不要。
デスクトップをリネームすると、アイコンの配置がずれるけど、それぐらいはかわいい
問題です。おまえはこっち!って移動して終わりですから。
でもユーザ毎に別のデスクトップを使う設定だとぐちゃぐちゃになるかも。うちは単独
デスクトップ設定(デフォルト)のままです。
うっかりシステムが使っているフォルダ名を変更すると致命傷だぞ、と戦々恐々で
レジストリをいじって「せ、成功だ!」とか、ちょっと前(って、何時の事?)まで喜んで
たんですが、何も考えずにリネーム!!で問題なく成功すると判明しました。
問題:
「デスクトップ」->「DeskTop」とリネームしたマシンがあります。そして別のマシン
に、その「デスクトップ」下のx.txtを参照したショートカットを設置していました。
(ネットワーク経由で、リネームをしたマシンのファイルを参照しているショートカットが
あった)
「デスクトップ」が「DeskTop」に変更された後で、別マシンから古い、つまり
「デスクトップ」下のx.txtを参照していたショートカットをダブルクリックしたら何が
起こるでしょうか?
しばし悩んだ末、見事「DeskTop」下のx.txtを開く!!
いや正直言って驚いた。明後日なファイルをx.txtと誤認するかと思ったのだが。
PS. Windows98の場合、デスクトップはOK。スタートメニューはNG。後者はレジストリ内に
新設された情報をみてIE4.xが動作している。'I'の付かない単なるエクスプローラの
方は変更した「StartMenu」を見るのだが、アクティブデスクトップは「スタート
メニュー」側を見ようとするから、おもしろい事態になりました(ってぐしゃぐしゃに
なってしまったんだけどね)
#ちなみに、これやった後で何かアプリをInstallすると楽しいことになるかも。しかし、
英語版アプリをInstallした時に妙なことになる可能性は減る気がする
3. How to format 1.2 MB
できないことになっているのだが、実はできる。DOS窓で、
FORMAT A: /t:80 /n:15 /u /v:1200
とする。全ディスク領域は1,213,952 byte。これはJ-3100の1.2 MB形式だけどね。
98形式の1.232 MBとか、2DDの640Kフォーマットとかも同様にできる気はするけど、
何が悲しくてンなFDを今更作らにゃあかんのか理解不能なので追求はしてない。
…「/v:1200は不要だぞ」という指摘は却下。良い子はボリュームラベルを付け
ましょう。Format済みかどうか、Formatの形式は何なのか、という区別が付くように
しておくのは、そうでないよりも常に賢い所業と私は思う。
4. SCSIのFAT32 format
マイコンピュータのプロパティ、デバイスマネージャ、ディスクドライブ、
その下の項目のプロパティ、設定を見る。よろしいか?
「Int 13ユニット」というチェックボックスがあるでしょ?
2G超とかのSCSI HDDをつないでいる人、こいつをチェックするとDOS窓での
FDISKからそのSCSI HDDが見えるようになるらしい。
何が嬉しいかって?
FDISKが動けばFAT32の設定ができるじゃないのさ!
DOSで起動しててはダメよ。DOS窓でやるのがミソ。
ちなみに複数のHDDをつないでいる人、今どっちのHDDをfdiskしているかに気を付ける
こと!D:のつもりでC:をfdiskしちまうと、もう笑うしかなくなりますぞ。
この項が伝聞調なのは、おいらSCSI HDDを所持してないからだね。
FAT32でトラブルという話も伝聞で聞くけど、実際問題2G超のHDDでは避けて通れ
ないです。fdiskしてみたら2Gを超える余りのパーティションが3M程Not usedになっていた
ってぇ笑えないプリインストールマシンが現実に存在してますからねぇ。
あぁ、ちなみにWin95のInt 13hのエラーコードは変。PC-AT非互換な戻り値を
返してくれるからご注意を。>DOSな妖しいアプリを移植している方
5. ネットワーク接続
ノートマシンでFDD外付けというのは良く見掛ける。Librettoみたいに物理的に
内蔵できないものとか、CD-ROM Driveを入れるとFDDが自動的に追い出される奴とか。
その場合にはやはりネットワークを組んでFDDを共用するのが吉(ケーブル接続で苦労
するのはあなたの自由だが、LAN接続の洗礼を受けてしまえば、余りの簡単、高速、快適な
度合いに「金輪際、ケーブル接続なんぞするもんか!」と天に海に、大地に誓うこと
請け合い)。
ケーブル接続成功まで半日。でも遅さにめげて後日、LANを買ったらあっけなく10分で
接続できた経験があったりする。
プロトコルもNetBeuiなら簡単だし(TCP/IPは面倒よ。必要なければ選択しないこと!)。
ところで、FDDはやはりA:にないと困る。そんな方に...
DOS窓で'net use a: \\foo\a password /yes'とやるんです。(/yesが必要なのは、
通常、A:は既にローカルマシン上に存在しているから。F:とかG:とか、とにかく元々
存在していないドライブを使う場合、/yesは不要)
なお、ここで'\\foo\a'や'password'は、もちろんあなたの設定に置き換える。
ネットワークドライブをFormatできないのがちょっと問題だけど、マイコンピュータ
のドライブA:アイコンからもきっちりアクセスできるのが吉。
'net time \\foo /set /yes'も便利かもしれない。
疑義があるなら'net /?'で確認してね。
んで、これで便利さを実感したなら、スタートアップフォルダにショートカットを
作るともっと幸せになれる訳です。
実行するプログラムは%winbootdir%\net.exe。実行時の大きさは「最小化」。
もちろん、「プログラム終了時にウィンドウを閉じる」はチェックしておく。
で、アイコンは%winbootdir%\system\shell32.dllからFDDやHDDのアイコンを選んで
おくとよろしいでしょう。「バッチファイル」な所は空欄にしておくべきでしょう。
その他の項目も確認して、無意味な設定がないようにします。
自宅でも会社でも机の上で起動しているノートマシンは常に2台以上という環境なん
ですが、dir a:でアクセスするFDDは常に1台のみだったりする。
どいつもCD-ROMを内蔵にするとFDDが追い出されるっちゅーマシンなもので。
まぁ、FDDが沢山あるよりはCD-ROMが複数同時にアクセスできる方が大概は便利だから。
そうそう。共有名の最後に'$'を付けると、他人からは見えなくなるので便利。
「FDD」なら見えるけど、「FDD$」なら見えないのだ。
#%winbootdir%って、デフォルトがC:\Windows。でも私みたいな輩は大概C:\Win95。
カスタムインストールしかしたことがないのだ。何にしても……。
DOS窓でsetってやってみるとwinbootdirという*小文字の*環境変数があるよ
6. エクスプローラの隠し技
表示形式を詳細にすると名前、サイズ、ファイルの種類、更新日時というタイトル
付きのリストが出る。で、ファイル名に"This is a long.long.filename.txt"とか
やってると"This is..."とかの表示になってしまう。その時はカラムの幅をマウスで
ドラッグして調整すると思うのだが、マウスカーソルが←|→となっている時にダブル
クリックしてみよう。幸せになれるかもしれない。
7. エクスプローラの隠し技(2)
C:\windowsディレクトリを開きます。'n'と入力します。'n'で始まるファイル名に
カーソルはジャンプします。ここまでは常識。'no'と入れましょう。はい、'notepad.exe'
にカーソルが一気にジャンプしましたね?
2文字以上でも同様。素早く入力できれば、だけど(何秒以内だったかは、忘れました)。
8. FEPの謎
DOS窓でWindows95付属のMSIMEを使用している方、止めましょう。adddrvしてDOSの
FEPを無理に組み込む必要は一切ありまっせん。MSIME95、MSIME97、WXG、Atok11、等が
(adddrvしていないならば) DOS窓で使えることは確認済みです。
ま、私の評価ではMSIMExxはゴミ以外の何者でもないので、DOS時代のFEPを使用するか、
賢いWin32なIMEを使う方がなんぼか幸せかも知れませんけど。
9. 削除可能ファイル
以下、本気で危険な内容を含むので、まっさらなHDDから環境を再構築できる人以外は
試さないように。あくまでうちでは大丈夫な訳であり、あなたの環境では致命傷かも。
a. *.gid, *.dir
前者は*.hlpを参照すると自動再生する。後者はMSの一部のインストーラが勝手に作る
0 byteのファイル。よってゴミなのだが、クラスタサイズを考えると時々削除した方が吉
ただし*.dirを消すとアンインストールできない可能性がある。
b. *.tmp, *.---, *.old, *.bak
基本的に以前のファイルのバックアップ。消して困った記憶はない
c. C:\Windows\Sysbckup\*.*
消して消えない奴はMS-DOSモードで起動すれば消える。その名の通りバックアップ。
Win98では専用の監視ツールも付属するようだが、Win95では気休めではないかい?
頻繁にアプリのInstall/UnInstallをするのでなければ消して問題なし。インストーラが
古いバージョンの.DLLとかを保存している気もするのだが、だからといって元に戻せる
ものでもない気がする。
自分のマシンは使うアプリをインストールした後、特に問題がないことを確認した時点で
削除。何も問題は出ていない(気付いてないだけ?)。
d. *.dll/*.vxd/*.pdr
ファイルのプロパティを参照しましょう。PnPの関係からか、自分には縁もゆかりも
金輪際ないというファイルが沢山存在してます。もちろん、間違ったファイルを消すと
致命傷なんですが、明らかに関係ねぇ、というファイルも結構あります。
(使っていないMSNやNetWareのファイルだのが一杯あったりして疲れます)
MSNとMicrosoft networkを間違わないように。
ちなみにLibrettoではFDDが特殊なのでC:\Windows\System\iosubsys\hsflop.pdrは
無用の長物。こんな類のファイルが沢山あるのです。
言っておきますが、パソコンで飯を食っている私でさえこのレベルの削除を行う場合は
冷や汗が出たりします。Command prompt onlyで復活できるよう、不要そうなファイルは
どこかにディレクトリ(フォルダ)を切ってmoveしてテストすべき。
何故なら、特定ディレクトリ以下のファイルは全てデバイスドライバと見なして読み込む、
という動作をWindows9xがする場合があるからです。
PS. NetWareと言えば、286マシンがサーバでも夢のように高速だった記憶があります。
(DOSマシンに*.comファイルを1つだけcopyすりゃLoginできたしぃ)
e. *.inf (%winbootdir%\Infの下。このディレクトリは隠し属性付きなので通常見えない)
テキストファイルなので恐れず覗いてみましょう。絶対に使わないと断言できる周辺機器
(絶対に接続不可能、という奴だってある)の*.infは削除しても問題なし。
Windows 9xのPnPというのは、OSがサポートしている全てのデバイスの設定を.infで持つ、
という強引なものなので、例えばLibrettoの旧機種では絶対に使えないと断言できるPCI
バス用の.infとかある訳です。
せこいって?だけど結構馬鹿にならない量が削除可能なのです(毛利なにがしの3本の矢、
ではないが)。…270MB程度のHDDの場合はね……。
#ま、その。4.、5.に関してはあっさりHDDを交換した方が早いって意見もありますし、
同意もしますけど(^^;;
f. command.com
DOS窓でSetとする。そして、ファイルの検索でcommand.comを探す。同じファイルが見付かり
ませんか?root側のcommand.comは%COMSPEC%でも指定されてませんよね?
だったら消しても問題ないです。%winbootdir%\command.comが使われますから。
CP/M-80から移植された直後のアプリ(ルートにcommand.comがないと動作しない)を今でも
使用している、というのでなければ消しても問題ありません。
#DOS V2.11時代のアプリにはそーゆーのがあったんですけどねぇ(何時の話やねん)
10. レジストリのスリム化
酔った勢いでやってしまいました。どこかのwebにレジストリは項目を消しても大きさが
減らない、まるでAccessかOutlookのデータファイルのような極悪な代物である、という
記述があったのを覚えていたもので……。(実際、消したエントリに含まれる文字列が
そっくりそのまま残っているのは確認済み)
1. RegEditでレジストリファイルの書き出しを行う(保存先は%winbootdir%\all.reg)
2. 再起動してF8、Command Prompt onlyとする
3. %winbootdir%に入り、attrib -r -s -h system.dat、同様にuser.datも処理
4. 念のためこの2つをコピー。例えばsystem.d、user.dとする
5. RegEdit{Enter}で先ずオプションを確認してから...
6. RegEdit /L:system.dd /R:user.dd /C all.reg
7. 処理が100%まで正常終了したのを確認後...
8. 元のsystem.dat、user.datを消去
9. system.dd、user.ddをリネーム(何に?と疑問を持つ人はこのtipsを実行しない事!)
a. win{Enter} (attribでファイル属性を戻す必要はありません)
結果:system.dat: 1,286,152 -> 1,101,856 [byte]
user.dat : 250,228 -> 229,408
ちなみにこの前すっ飛んで再インストールを余儀なくされた別マシンの場合:
system.dat: 390,352
user.dat : 73,900
…何なんだ?この差は...(笑)
11. Win16アプリの.dll
Windows 9xが支離滅裂な挙動をし始めたら下手にあがかず、%winbootdir%以下と
レジストリに設定をするアプリ(要するにWin32アプリ)をばっさり(Command Prompt Only
から)削除して再インストールすることをお勧めします。
ごちゃごちゃいじっても事態が改善することは滅多にありません。
レジストリも綺麗になるし、嘘のように快調なマシンが復活するはずです。
ただし、%winbootdir%\system以下にコピーされた次の16 bitな.dll類は保存しておくべき
でしょう(今更、という気がしないでもないけど)。
ctl3d*.dll、bwcc.dll、vbr*.dll、*.vbx辺り。
特に、ctl3d*.dllとbwcc.dllは思わぬアプリが使用している可能性が高いです。
32 bitな*.ocxなんかは単純にコピーしても無駄なので諦めることが肝要。
12. バッチの技
lfnfor on|off
forコマンドでLFNを許可/禁止する
command /z
ERRORLEVELを画面に表示する
deltree /y c:\temp\
temp自体は残る。最後の'\'がミソ
#良く知られていると(私が)思っている例はここには出しておりません。なお、実施した結果、
どんなに悲惨な状況になろうが私は知りません。自分でやってうまくできた、とか、目の前で
成功した事例を見ているってだけのこと。
実験材料になったLibretto君は何度も再Installを余儀なくされた、とだけは言っておきます。
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Note: Here is http://www.vector.co.jp/authors/VA006065/pc/95tips.htm