#日付を見ればお分かりでしょうが、去年書いた奴です。が、現状と比べても  ステータスがまるっきり同じ(つまり、この後なんもやってない)ですし、  せっかく書いたのでupします。文中のlinkが切れていたらごめん DR-DOS、始めました(今更、ですが) at 2000.Feb.12-Mar.14  ほとんど発作。です。何故か唐突にやりたくなったってことです。 1. Introduction  DR-DOSとは何か、というとMS-DOS互換OSの一つです。  日本国内で普通に買えるDOSと言えばIBMのPC-DOS 2000だけになってしまいましたが  WEBサイトを探せば色々なDOSがあります。  そのうちで、DR-DOSはマルチタスクをサポートしているという点が魅力です。  詳細はWebサーチして下さい。他人のサイトに懇切丁寧に(しかも日本語で)書いて  あることを今更繰り返し書いても蛇足なのであえて触れません。  http://www.aa.alles.or.jp/~shoes/dos/index.html  しゅーず・しゅーず !! DR-DOSをマルチタスクで使おう !!  上あたりから芋蔓式に辿ってみてね。 #DOSの分際で生意気?でも、8bit CPU (6809)用なOS-9はメモリ64KB (MBではない)で  HDDもなしでマルチタスク・マルチユーザでしたから、DOSがそうでないってのは  (x86のアーキテクチャがアホだとしても)MS-DOSがまぬけなだけです。 @OS-9の動作に64KBのメモリ。というのは単にFM-7がそうだった。というだけです。  個人的にはMMUのないFM-7だとOS-9 Level2が動かないので残念と思った時点で根性が  無くなりました。FM-11を買うより、FM-7 + Z-80カードで遊ぶ方が当時はおもしろ  かったので  で、DR-DOSで何ができるか。というとぶっちゃけた話、FDをフォーマットしながら  Vzエディタで日本語テキストファイルの編集ができるんですね。  …実際にやってみたもん。死ぬほど動作が遅くなるけどね(^^;;  ただし遺憾ながら、マルチタスクが使えるのは386以降。理由は痛いほど分かる  けど(仮想86モードがないCPUだと、傍若無人が基本なDOSアプリのマルチ動作は  難しい)。よって186なHP200LXでは実現不能です。残念(本当はこれが目的だった)。  あ。DR-DOSはフリーソフトではありません。が、個人で遊ぶ分には好き勝手に  (って語弊があるけど)使って良いみたいですけど。  試したマシンのスペック('0'が抜けてたりはしませんよ。念のため):   CPU: 486SX/33MHz SL Enhanced, Memory: 4MB, HDD: 170MB  DR-DOSは:今はLineo社のサイトから落とせました。   http://www.lineo.com/products/drdos.html   Download file: DR703.EXE 6,266,321 byte 2. Installation  DR703.EXEを実行すると、FDイメージ5枚分とReadme.txt、ツールが展開されます。  Readme.txtは当然ながら英語です。熟読しましょう。  この程度の英文で挫折してたら、話にも何にもなりませんので。  私の場合、PC-DOS V6.03CなOSを上書きするのはいやだったので、FDブートに  しました(オリジナルのFDが行方不明だし、アップデート差分が入った雑誌付録な  CD-ROMは探すだけ無駄な状態なのよね)。  …できたFDのAutoexecとConfigは何故かC:側の、つまり私の場合はPC-DOSの  それをほとんど丸コピーしたようなものだったので、色々書きなおす。  ちなみにDR-DOSはROM化も視点にあるので、面白い細工ができます。  ブートFDのConfig.sysにただ1行:   Chain = C:\drd\config.sys  とか書いておくとC:側が読まれるのです。これは便利。  同様にFD側のAutoexec.batには:   C:\drd\autoexec.bat  って書いておくんですね。こうするともうFD側にはCommand.comも不用という  状態になります。  FD起動を選択した私としては、HDDより遅いFDへのアクセスが少なくて済むのが  とてもあり難いです。  なおDR-DOSではC:\DRDOSってのがOSのデフォルトパスとして仮定されるよう  ですんで、御注意。あっしのようにC:\DRDとかに入れたりすると、色々と初期化  ファイルを修正する羽目になりまっせ(^^;;  …それを知ってなお、C:\DRDにファイルを入れるという当方の頑固さはつまり、  「DOSの環境変数1バイトは血の1滴」とか思うからですね。  #だったらどーしてC:\Dとかに入れないのだ?とか突っ込まないでね(^^;;  そうそう、Suspend/Resumeは問題なく動作しました。…この頃のマシンではOSに  依存しない方法でコレをやってましたから、それで当然ですけど。 #って、思ってたら:あぅ。PC Card slotに入れたFlash CardがResume後に音信  不通になるぞ。まぁこんなのはCtrl+Alt+Delですっ飛ばせばOKOK。(^^;;;  (これはMS/PC-DOSでも同様だった気がしないでもない←確かめろよ>わし) 3. Modifications  DR-DOSを話題にしているサイトをざっと見て、そこに紹介されている記事を元に  FD上のconfig.sysとautoexec.batを適当に修正する。  どう修正するか、何てことはケースバイ・ケース。  というか、どういう設定がよろしいのか。という結論が自分でも出ていない。  (出る訳もないが)  つまり今のところ「おぉぉ!動いた。動いたぁぁ」って状態でこれを書いている  から。ってだけなんだが。  そして、どうConfig.sysやAutoexec.batを変更するか。という基本は、ここで  ごちゃごちゃ書いてもきりがないことだし。  ちなみにうちの場合:   Config.sys   メモリマネージャ: DR-DOSのemm386.exe。(PC-DOSの時に重用していたqemmの     場合は何か細工が必要とDR-DOSのオンラインマニュアルにあったようだが、     未だ良く読んでません)     dpms.sys:入れていない。DR-DOS付属のキャッシュを使うにはこいつが     必要のようだが……。   フォントマネージャ:fontex.exe   フォント:*     別途購入したタケルの電脳フォントをごちょごちょ加工してどーにかした奴。     (いやその。DOS/Vの時代に98フォントと東芝フォントを表示しようと何か      やったけど、もう覚えてないのです)     当時は全盛だった白黒液晶マシンの場合、間抜けなMSのフォントより格段に     視認性が良かったので愛用してました。いや、今のWindows純正フォントも     'O'と'0'の区別が困難だったりするのでできれば入れ替えたいんですがね   ディスプレイマネージャ:$disp.sys - PC-DOS V6.30純正, V-Text対応   カードマネージャ:もう覚えていないけど、PC-DOS付属の奴?が問題なく動作     してます。少なくともATA FlashなSUN DISKは使えてます。   その他:     dspxvga.exe (PC-DOS V6.3)、ansi.sys (DR-DOS)、nlsfunc.sys (DR-DOS)、     country.sys (DR-DOS)、setver.exe (DR-DOS) Autoexec.bat     keybj3.com (PC-DOS, setverでバージョンを誤魔化す必要あり)。     ちなみにこれは102キー(UK配列)なノートマシンのキ−ボードをUS配列     みなしで使用する。という、妙なことを私がしているせいです。     UK、はUSの打ち間違いではありませんUnaited kingdom仕様の略です。     #keybj3、つまりJ-3100のキー配列にすると右Altで「漢字」、右Ctrlで      「かな」になるのです(J-3100だろうがなかろうが、です)。で、      右Altが付いている東芝ノートとはつまりUK配列という訳です。      …最近はUKが入手できないこともあり、US、つまり101でWindowsとか      linuxとか使ってますが、それぞれ細工してます。      まかり間違っても106/109とかいう理不尽なキーボードは御免こうむります      んで、私は。OADGだか何だか知らないが、キーボードの刻印通りに文字が      入力できないわ、使用頻度0のキーが手前にのさばり、良く使うキーが      明後日の方向に配置されるようでは何が悲しくてこんなもん使わな      ならんねん!      ということです。はい(^^;;     #ちなみに私は昔102でローマ字漢字ではなく、かな漢字してました。本当。      まぁ余談ですが。それで何不自由なく日本語書いてましたよ。      今はローマ字漢字ですが、、、  FEP関係   DR-DOS付属のdevloadを使い、WX2をロードするバッチ、fep.batを作成。     kkcfunc.sys (PC-DOS V6.3)、wxk.sys (WX2)、wx2a7.sys (WX2)を     このバッチでロードするように設定。結果、あっけなく動作した。  んで、今後の課題:   1. Shellの入れ替え     DR-DOSのCommand.comはMS-DOSやPC-DOSのCommand.comよりは賢い     (例えば、type *.txtが有効だったりする)けど、4DOS.COMとかに比べると     やっぱり貧弱なので、何とかしたいと思う。確かreadmeに何か書いてあった     ようだが……。   2. 設定のチューニング     まぁ、永遠の課題ですね(^^;;   3. Win3.1が起動できるようにする     …これができた所で今更何が嬉しいのか自分でもよくわからないので、本当に     やるかは未定(絶対、ディスプレイドライバと音源でトラブるので、止めた方が     とっても良い気もするし)。   4. 日本語モードでタスクスイッチすると画面表示が妙。ってのを何とかする     TopViewなI/FをDR-DOSがサポートしていれば、多分、こんな問題はなかったと     思うのですが……。あぁ。DesqViewがもっと普及していたら……。とか思う     今日この頃。     #それよりもDR-DOS/Vが日本でもっと受け入れられていれば……。     ってのがあるか     @しかしですよ、IBM-DOS/VはこのTopViewなI/Fをある程度は確実にサポート     してたってのは流石と言うか、なんというか。英語版Norton Utilityが     DOS/V上でちゃんと動いた(TopViewの作法に従っているな。と、当時思った。     確かめた訳ではないけどね)のには驚いた。英語版だからして、DOS/Vなどと     いうものを考慮していたのではないと思うし   5. 不用ファイルの削除     Windows時代になってからは味わえない快感(爆)     自分には金輪際不用なファイルを徹底的に削除するって喜び。うぅぅ。     これって病気かも(^^;;;     でもまぁ、DOS時代のHDDではとても有効だったし、Win時代でも例えば最初の     頃のLibrettoとかはどうしようもなくHDDが狭かったので、真剣に努力した     ものですわ。     昨今のマシンだと節操もなく多彩なアプリがインストールされてて、それでも     空きが数Gある。とかいう状態なので、とても努力する気がないけど。     #Win98とかだと、インストールアプリではなくて、常駐アプリを目の仇に      して削除しまくるとOSの起動時間がとっても改善されまっせ。ま、どーでも      良い話だけど(それでもWin95より遅い気がするし、何か使い難いぞ。。。) 4. Current state  という訳で、何と言うか、Xを起動してないlinuxよろしく、DOS全画面を切り替え  れば複数のプロセスが独立して動くぞ。って状態ですね。今の所。  DOSだからログインはありませんが、雰囲気はそーゆーことです。はい。  (DR-DOSにはNetware liteが付属してますから、ログインってのもあり得ない訳では   ありませんが、自宅はTCP/IPにもう統一するつもりなので)  まだまだ動いただけなのですが、感触は良好。でもこの先をやるかは未定。  昔、rswapとかswapを使っていた人、あるいはDesqViewと格闘したことのある人には  とってもお薦めしたりします(責任持たないけど)。  #このパラグラフに出てくる3つの英単語でピンとこない人は多分、今から探しても   余り実りがない気がします(思いっきり主観だけど)。だから説明はしません。   「まぁた、じさまが昔の戯言をさえずっているわいなぁ」とでも解釈されたし 5. Related commands  FD Installすると、DR-DOSのファイルの多くはhogehoge.fo_ってな状態のままで  展開されません。これを展開するのはExpand.exeではなくて、pnunpack.exeです。  後、dosbook.exeはオンラインヘルプです。Win9xでも読めるので、pnunpack後、  メインマシンにコピーして読むと吉かも。  その他、setup2.ex_とかも展開して使用すると良いでしょう。  DR-DOSなマシンからWin9xなマシンにコピーして使うと嬉しいようなコマンドも  色々あるので、要チェックです。  個人的にはxdir、touch、treeとか。diskcopyは単にFD <> FDコピーだけでは  なくて、FDイメージをHDDに作れる点が○です。PC-UNIX系のrawriteみたいに  Boot可能なFDをそのままイメージとしてHDDに書き出し、後でHDDからFDイメージを  FDに書き出し、そのFDでBootすることができます。  そういうフリーウェアもありますけど、標準なコマンドだけでできる。というのは  便利です。(DR-DOS自身は2DDからじゃbootできないようで、2HDが必要みたいだけど、  PC-DOSはDR-DOSのツールを使って2DDからでもbootしました)  そうそう。DR-DOSのdebugコマンドってちゃんと386以降に対応してるのが立派。  mov eax, 1ってのがアセンブルできるし、これがWin98のDOS窓でも平気で動いて  くれるのがとってもナイスね(^^;;←invalidな使い方とは思うけど  debugのプロンプトでr=32とすると32bit表示になります。でもそうしても16bitな  セグメントを仮定してるのがちょっと悲しい。…DOS付属のデバッガに32bit  セグメント対応を求めること自体が無理っぽいかも。  #つまりWin32なプログラムを逆汗するには使えない。ということです。   詳細はCPUの説明を参照して欲しいけど、32 bitな命令は16 bitセグメントでも   32 bitセグメントでも使用可能だが、命令長が違う(プリフィックスの付きかた   が違う)のです (EOF)