窮鼠猫を噛む				at 2001 March

1. @niftyな通信ソフト、変えました
 当方、比較的古代からの@niftyユーザな訳です。とはいえ、1200bpsとか2400bpsな
 時代からなので、300bpsの頃はなぁ……。ってなこと言われても「ボク、知らない
 も〜ん」ですが(爆)。

 実は最初に使ってたのはhtermです。freeなソフトでした。が、何か遅いので
 UltMiniにしました。これもfree。
 小ちゃくって、速くて、bplも使えるわん(はーと)。

 …「UltMini for J-3100」って言うけど、使ってるANSIエスケープシーケンス
 ってば、PC-9801のやんけ?(だって、黄色のはずの文字が茶色)

 #確か作者はJ-3100を持っていなかったハズなので、エスケープシーケンスが
  98とATでは異なるなんてこと、気付かなかったんでしょうね
 #そもそも、当時のマシンは全て白黒2階調だった。という話もあるが
  (白青、もしくは黒橙だろが?とかいう突っ込みは無視)

 不幸にして(?)、UltMiniとVz Editorを連動させて半自動巡回 + 自動レス書きな
 環境を作ってしまったのですね。私は。

 その後、UltMiniにはDynaBook用にAutoBoyとか(確かそんな名前だった)な
 巡回スクリプトとか出てきましたが、細かい仕様が自分の好みと合わないことも
 あり、自作マクロを使用し続けてました。

 自作マクロは、滅茶苦茶不具合ありありでしたが、その全てを知っている作成者
 本人としては何の問題もないモノでした。が。時代は流れる。

 当該マクロはNiftyのみならず、PC-VAN、Compuserve、某草の根の全てをサポート
 してましたが、Vz EditorもWindowsでは滅多に起動せず、UltMiniは空き容量が
 2Gを超えるようなHDDではログを記録しようとするとクラッシュする(最大でも
 8MのHard ramしか作れなかったDynaBook用のソフトですから、そこに文句言う
 つもりは全くないです)

 ってんでは私も少々考えます。Nifty以外のアカウントは消滅。あるいは事実上
 消滅(アクセスしない)現状を考えてアップデートしました(ようやく)。

 一時期はBean-Term (サイズが小さい通信ソフト)とか、KTX (小さく、高速な
 通信ソフト。HP-200LXとかでは定番)も考えていたのですが、結局何に流れたと
 言えばMopTermだったりします。

 Win系で定番なTTY通信ソフトと言えば、Nifterm/Em Term/Air Craftとかで
 しょうか?Wz Editorを使うってのも結構ありかも。あ、Nifty Managerは
 無視してますので。念のため。

 定番を選ばなかったのは、シェアウェアだったり、仕様が好みではなかったから
 です。

 んで何故にMoptermかというと、フリーソフトだし、パッケージ内にniftyの
 オートパイロットが入っていた。って、こと。

 通信マクロのデバッグって、失敗するとログは失うわ、料金は浪費するわで
 ロクなことがないですから。

 原型があるなら、それ使うのがベスト。って訳。
 本当はTera Term Pro (フリーソフト)のマクロで……。とか思ってたんですが、
 多少の不便はあるけど、*間に合ってます*ってなもんです。

2. 変更の概要
 MopTerm。これも結構古いソフトです。なにせオートパイロットが2400なアクセス
 ポイントまでしか対応してない。@niftyで言うとRoad2。ですな。

 #会社のサーバに保存されてた奴がたまたま古かったのかも。最新版がどうなって
  いるかの確認をそーいえばしてません(汗)

 Road7な回線があるのに今更そんなとろいアクセスポイントにつなぐのは無意味。
 そこでじっとオートパイロットなマクロを眺める。

 マクロ言語仕様書が付属してれば問題はないのですが、付属してないんですな、
 これが。
 マニュアルによれば某フォーラムのライブラリにアップしてあるとは書いてある。
 が、不幸にして数年前にマシンを買い換えてから@niftyからのダウンロードは
 できなくなってたりする。
 #いや、これは多分UltMiniの設定がまずいせいだと思う。自覚はしてた

 んで、じっとnyan.pltなるマクロソースをじっと見る。
 ・変数定義に「var」を使用してるし、変数への代入は「:=」だ。作者は多分、
  Pascalを知っているような気がする
 ・コメントに「/* 〜 */」が使える。作者はCの経験があるようだ
 ・「%***」は多分、関数定義?

 良く分からなかったのが:
 ・文字列定数は「{」「}」で囲むようだが、これはオリジナル?
  少なくとも私はそういう書式を要求する言語を他には知らない
 ・if文の書式がちょっと不思議。何となくlisp風?

 改造の要件は次の通り:
 ・Road7へ接続できるようにする
	→ 接続手段を追加
 ・巡回するフォーラム数に限界がある(多数設定して通信してみたら、後の方で
  指定したフォーラムを回ってくれなかった)
	→ 安易な改造として、巡回するフォーラム名を格納する変数を3個にした
 ・メールを読んだ後、何故か保存してしまう
	→ 一度読んだら削除するようにした
 ・巡回最後に課金情報を表示する
	→ 必要を感じないのでコメントアウト

 変更内容に興味がある場合は:
	fc /b /c /wで処理した結果の差分がここから取れます。
	各自、テキストエディタでplt.difを眺めながらオリジナルなnyan.pltを
	変更してね。

 nyan.iniに付いて:
  @niftyアクセスポイントの指定だとか、巡回フォーラムの指定(元々1つだった
  変数を3つにまで増やした)をする部分もマクロでやっているようだが、一部は
  DLL内でハードコードされているらしく手が出せません。
  で、これら設定はC:\Windows\nyan.iniに保存されていると分かったので、
  そっちを直接エディタで変更!
  #どーせ自分だけが使うのよねん。うごきゃいーのだ(爆)

  ということで、forum=の行の他にforum2=、forum3=の行を追加しました。
  このうちforum2=の行は243文字あります。少なくともこの文字数までは
  MopTermで処理可能ということですね。

  #さてはMptTermの内部バッファは256文字かな?

  後、telty/telty2をROAD7に。telno/telno2を最寄りのROAD7アクセスポイント
  2つの電話番号入れてOKOK。

3. 結果
 1回の巡回にかかる時間が半分以下になりました。

 まぁ、元のUltMini用自作スクリプトが半自動で、次にどのフォーラムに行くか、
 どこの会議室を落とすかも手動指定だった。ってのがあるんで、この差は当然。
 ってなもんでしょう(^^;;

 後、32 bitなOSで32 bitなプログラムを使っているせいか、ダウンロード速度も
 速いようです。う〜む。もっと早く乗り換えるべきだったか。

4.課題
 付属のスクリプトはライブラリからのダウンロードに対応していません。
 私、@niftyからダウンロードしたいと思うより、WEBサイトからダウンロードする
 方が圧倒的に多いので余り困りません。ですから、その機能を付け加えることは
 考慮しませんでした。

 #@niftyも今ではブラウザからログインしてダウンロードもできますし

 また、NiftermやAir Craftではある(ハズ)の、巡回するフォーラムの頻度を
 設定する。という機能もありません。

 ある意味、不便ではあります。が、自分でできる範囲でパソコンの挙動を
 ねじ伏せた。というのは快感でもあったりします。← プログラマの性

 パソコン、プログラムしなけりゃ意味がない。とかいうのは個人的な思いなので、
 他人に同意を求めたりはしませんが。つまり、そういう意味からは満足してます。
 ということですね。

(EOF)