温故知新:rogueというゲーム 2002.April ご存知だろうか?unixで生まれた、画期的なゲームである。って、 -------+-- |..U.....| |........| |...*@...| ---------- こんな全てテキストで表現された絵を見て、「げ。アーバイン(U)が居るぅ。 これはお金(*)を諦めて逃げるしかないかもぉ」とか恐怖できる(そう。怖いのだよ) 人のみが楽しめるものである。 3Dグラフィックがぐりぐり動く昨今、それがどーした。とか思われるのは必至なの だが、ルールは単純でかつ面白いのだ。 #スーファミの「トルネコの冒険」というのは実はrogueが元。 「地下に潜り、24階以下にあるというお宝を持ち帰ること」というのがミッション。 だが、慣れないうちは10階にたどり着くことすら難しかったりする。 (Aに鎧をぼろぼろにされ、Rによって虚弱体質にされ、うっかりCにちょっかいかけて 殺られるとか、Lを蹴っ飛ばして金を奪われるとか。そして、もすこし潜ってTに撲殺 されるとか……) #慣れてたって、運が悪いと(そして運が良い場合なぞ滅多にない)直ぐやられるが(^^; 実は現状、rogueの発展系としてhackがあるんだが、そっちはおいらには複雑 過ぎて……(涙) #味方のはずのdに襲われて死んでしまったりとか……(悲)  あぁ、悪いモノを食わせたのが良くなかったとは思うのだが…… 悲しいことに、現在のunixではオリジナルは動かない。一部アセンブラで作られて いたとか、ソースが公開されなかったからとかで、私もオリジナルのrogueをプレイ したことはない。 が、rogueはそんなに巨大なプログラムではなかったので互換プログラムが流通して いる。 #hackの方はMS-DOSでは動かせないほどでかいものになっているけど  (DOS版もあるけどね) で、私がプレイしたrogueの中で一番面白かったのはASCii版だ。 いきなり何を……。と言うかい?まぁそうでしょう。ではrogueの寸評をば。 1. ASCii版(市販)  クレジットにASCiiの名がある、PC-9801版。IBM-PCでやるとエスケープシーケンスの  違いから本来黄色の文字が茶色で表示されて見難い。でもゲームバランスはこれが  一番。レベルが数字でなく文字列であったり、SがSnakeでなくSlimeであって、  叩くとどんどん増殖するといういやらしさがある。  鎧にゴールデンシールドを掛けるスクロールがないので、革の鎧は大事にする必要が  ある。 2. IBM-PC版(市販?)  誰かが会社の共通マシンに入れていたもの。出所不明。  高速に動作する。EGA以降のPCが多分必要。VRAM直書き(だろうと思う)ので、  ESCシーケンスでうりうりやってるASCii版に比べると夢のように高速。Sはスネークで、  Scroll of protection armorはASCii版同様、存在しない。 3. rogue-clone(フリー)  unix版ができて、それをDOSに移植した奴。日本語版もある。暗い部屋がないとか、  モンスター部屋が頻発するとか、運が悪いととことん悲惨。という特徴がある。  全体的に大味。時としてアイテムがてんこ盛りになって往生したりする。  日本語版もある。 4. HP200LX版  3.の移植版のはずなのだが、知らないスクロールが出てきたりする。元の  バージョンが違うのだろうか?  部屋が狭いのはありがたいこともあるが、トラップを避けられないじゃないのさ(-_-;  後、持ち物の数量制限が厳しいので辛い。 5. 3D表示版。市販。「C」とかが、その文字そのままに3Dな迷路上に現れる……。  コンセプトにあきれたので購入してないし、プレーもしてない。  面白かった?これやった人? 6. トルネコの冒険(市販。スーファミ)  コンプリートしました。が、綺麗なグラフィックが逆効果。です。やっぱ「@」が  動かなくては(爆)  なので、後継のゲームは買ってません 以上のうち1-3,6はクリアしました。4は今やってる最中。参考までにASCii版のスコアを 以下に示します。 Guildmaster's Hall Of Fame: Gold 13158 Rana "Rogue Geek" A total winner! 12599 Faye "Wizard" A total winner! 10344 Lum "Dragonlord" A total winner! 7078 Retry "Guild Master" Honored by the Guild 5888 Prolog "Guild Master" killed by a griffin on level 25 5840 Eat "Hero" killed by an ur-vile on level 21 5802 dark "Warlord" killed by a medusa on level 20 5264 Anne "Master Rogue" quit on level 19 5154 NEC "Master Rogue" killed by a griffin on level 18 5130 Dreamer "Master Rogue" killed by a phantom on level 20 え?プレイ名が一部*びょーき*だって?ほっといて欲しいぞ。それは(汗) …レベルだが、Guild Novice - Bug Chaserまであると言う。私が到達した最高位、 つまりRogue Geekの5つ上がBug Chaserである。 まぁその。要するに私は究極のプレーヤではなかった。ということだが。 それでもちゃんと「アーミュレット・オブ・イェンダー」は持ち帰ってるもんね。 TやUを「問答無用!死にさらせ〜」って、体当たりする快感ってのはやっぱ「,」を 持ち帰る時だよね(^^;; #DとかMとか、戦闘を極力避けてるモンスターもいるけどさ ちなみに参考文献: ローグハンドブック 1987.1.1 初版発行 株式会社ビー・エヌ・エヌ ISBN4-89369-013-2 C3055 \1500E そしてHP200LX版rogueをやりたいと思った人用に私のバッチを紹介します。 ・セーブファイルは必ず「sav」であること(これは約束事)  savで保存していれば、バッチファイルの実行にパラメータを指定しなくて良い  -rの後ろにセーブファイル名を付ければ、それで起動するけどね ・プレイの度に新しいプレーヤ名を定義できる(引数として指定する) @echo off if exist sav goto resume if .%1.==.. goto usage if %1 == -r goto resume echo set rogueopts=name:%1> name.bat :go call name set term=hp95lx rogue %2 goto done :resume if .%2.==.. %0 -r sav goto go :usage echo %0 {-r [savefile]}{name} echo: note: default savefile name: sav :done --- rogue ヒント ・弓矢は先ず弓を武装しないと効果が少ない ・Aは丈夫。で、鎧を錆びさせる。Scroll of protect armorがない場合、leaser armor  を強化するしか対策はない。あるいは鎧を脱ぐとか ・指輪は、大概呪われてるのでScrol of identifyで素性を明らかにする前に身に  付けてはならない ・Lを叩くとお金が奪われる ・Nを叩くと持ち物を盗まれる。が、こいつを殺すと食料が手に入るかも ・再度拾おうとすると砕け散るscrollは、Scroll of scase monstorと言って、  その上に居る限り攻撃を受けない。という貴重な代物である。足元に落として使おう! ・その気になれば何でもモンスターに投げ付けられるぞ ・クエストの目的である、「,」アーミュレット・オブ・イエンダーを目前にして  トラップにハマって下の階に落っこちても、ご安心を。「,」も一緒にどっかに  落っこちてるから ・モンスターは迷路の中までは追尾してこないことが多い ・魔法の杖は有効範囲があったり、反射したりすることがあるぞ ・H, I, C辺りに最初は苦戦するだろう。が、T, Uはもっと強敵。V, Wとか好きな奴は  いないだろう。Pには泣かされるかも。  Mはねぇ。あっさり片付くこともあるけど。混乱させられたら悲劇。  JとかGは、まぁ正面から戦ってみてみな。Dもね。逃げるが勝ち。 ・Scroll of Remove curse (呪いを解く)とか、Potion of magic detectionとか、訳の  分からないようなメッセージが出るアイテムも多々あるし、対象のモノがある場合と  ない場合では反応が違ったりもするので注意 ・斜め移動をマスターせよ!化け物から逃げたり、Wand of slow monstor使った後で  化け物をひっぱたきながら逃げ戦う時に重要 やりたいと思った人に:  現状、rogue-cloneしか手に入らないでしょう。Googleあたりでサーチかけてみて。  ちなみに何故あたしが今回、こんなのを書いているかといえばHP200LX版を開始した  からです。はい(爆) (eof)