水没!HP200LX 2000.February HP200LXは、PIMの優秀さや付属ソフトの柔軟さは今でもこれを凌駕するものはない。 とか言われる製品です。遺憾ながら製造中止になってしまいましたが、80186という CPUの*パソコン*が1992年から連綿と1999年まで製造・販売されていた。というのは 「異常」とも言うべきことです。 #今でも所(店)によっては買えるかも? 普通のパソコン、1年も持ちませんよね?運が悪いと買った翌朝に新製品が出てたり する訳で……。 しかしLXと置き換えられるマシンは未だにありません。アルカリ単3電池2本で半年 保つようなパソコンがどこにあります? 白黒LCDながら、それ故、真夏の直射日光下でも明瞭に見えるディスプレイを持つ マシンは? #カラーTFTなパソコンを直射日光下で使ってみたことあります?画面が真っ暗で  何も見えませんよ。いや本当。疑うならやってみてね(除く反射型TFT) 640*200と狭い画面(CGA互換とも言う。昔のIBM-PC/XTと同じ解像度。少なくとも 現行のPalmよりは高解像度。ま、あれとこれでは設計思想が違いますけど)ですが、 横80文字の表示はちゃんと確保できます。14*14や12*12な漢字フォントはそりゃ 汚いですが、読む分にはさほど困りません。 何なら16*16な漢字フォントを使用すれば往年のDOS/Vと同じフォントが使えます。 Windowsの視認性最悪なフォントではなく、(「゙」と「゚」の区別に困ったこと、 ありませんか?私はあるんですが)分かりやすいフォントが使用できます。 #昔、DOS/Vマシンのフォントは市販されてたんです。タケルの自販機とかでね。  あの時代にもっとフォントを買っておけばよかった。とか、私は後悔してたり  します。ちなみに現在LXで使用してるのは、とあるユーザが自分のために  コツコツと作成したもの。デフォルトな状態では表示できない9801文字も表示  できるので重宝してます ちなみにWindows95どころかWindows3.1すら動作しません。が、Windows3.1のつもりで 操作するならちゃんと使えます。DOSベースながらGUIで操作ができるし。それは Windows3.1とOS/2の基礎となった何とかとかいう(忘れた)、ユーザインタフェースの 統一基準にHP200LXのシステムマネージャが準拠していたからですね。 …が。まぁ。私は最初からLXのシステムマネージャは使わず、純粋なDOSマシンとして LX上でVz Editorを動かす。という使い方をしてました。 モバギをDOSマシンとして使う人もいます。私はLXをIBM-PC/XTマシン互換のDOSマシン として使っている。ということです。 さて。LXの特徴にもう一つ。それは丈夫である。ということです。 車に轢かれても健在だった。という評判があるPDAってのはそうそうないです。 私も何回か心ならずの落下衝撃試験をしました。 #要するに、落っことした。ってこと。コンクリに、タイルに、自由落下しましたね 電池蓋が飛ぶ!PC Cardなフラッシュカードが抜ける!!。ってなもんで。 でも、本体は健在。液晶に筋が入ったのはこういう時だったかも。とか思いますが、 詳細は覚えてません(液晶交換は随分前でしたので。新品が買えたのでは?という 費用が掛かったけど)。 #1999年だったか(?)に新品(倍速2M RAMモデル)は4万円ぐらいだったような。  某氏によれば2001年現在、中古が2万ぐらいらしい。いずれも本体のみの価格。  ちなみに私が大昔に日本語環境から何から揃えた時は13万円でしたね。今、  一式揃えるとなると、本体4万にフラッシュ+日本語化Kitで。。。6〜7万  ぐらいかなぁ? さて本題。今回、LXを水没させました。どういう状況で、何故そうなったか。は、 ともかく。慌てて水を切り、無謀にも電源ON!(すべきではないです) 液晶が全面真っ青。そして電源が切れない。思わず電池を抜いて強制電源Off。 ぶんぶん振り回して水切り。 ここで一番心配だったのがフラッシュ上のデータ。バックアップはあるものの、 当日更新した情報が失われるのは痛い。 LXそのものの復活はしばらく無理と割り切り、フラッシュを別マシンに喰わせる。 お?フォルダ内容が表示できるぢゃん?とか思ってファイルコピーを試みると、 青画面。んぎゃ!こりゃまずい!!(下手するとWinマシンを壊します。この操作は 不適切だったと今は思います。気長に乾燥させるのが吉でしょう。やっぱり) でも、WinマシンのPC Cardスロットって、突っ込んだカードが過熱するってのは 当たり前なので、乾燥するように。って、半分突っ込んでは取り出し、コネクタ 部を上に向けて(笑)水分の蒸発を計る。ということをしました。 結局、フラッシュは復活したみたい。最初のうちは刺せば認識だけはしてたのが、 そのうち認識もしなくなって*こりゃアカン*とか思ったら、自宅マシンでは素直に 認識してデータコピーもできたので。 #持ち主の過酷な責め(?)にも関わらず、乾燥したら結果OKってことらしい LX本体は今、分解して放置してます。乾けば何とかなるだろう。との目論見。 濡れてるうちに電源ONした当方の愚行は非常に問題ですが、焦ってれば何でも アリよ。と、開き直ってます(まぁ、自分で買ったマシンだし。何しようが他人 からとやかく言われる筋合いはない)。 んで……。復活!いやぁ。丈夫です。ほっと一安心。ごめんねLX。もう2度と 水没させたりしないよ(スリスリ)。 へたって来た(と、気付いた)バックアップ電池も買ってあげるよ(マニュアルには 1年で無条件に交換せよ。と、あるが、購入以来5年近く放置してた[^^;;]) ハードウェアバックアップ(LX200を2台購入してどっちかが壊れても、実状は 何も困らないという状況にすることをこう呼ぶ)な状況でしたが、なにせ製造 中止を喰らってるハードなのでちと焦りました。 なにせ、今でもこれに代わるハードは売ってない。ですし。 ・CE?あれは未だにOSが重すぎる。小型のWinマシンで代用できるし、その方が  ずっと良い(機能的に)。ただ、HPのジョルナダは良いと思う。キーボードが  意外に感触良いんだもん。しかし、キーボード付きなら、それは英語でないと  使う気がおきないし、英語マシンではPocket Wz Editorがどうやっても  動かないらしいし。で、キーボードなしならPalmに一日の長がある。とか思うし ・Palm?あれは設計思想が全く違うだろうが!いや、実は欲しいんですが、きっと  使いこなせないと信じてるんで、Web懸賞で応募するだけですぅ。  PC World Expoのデモを見て、これはひょっとして使えるかも。とか思ったん  ですけどね。積極的に買うほどではない(^^;;  私の使い方だとテキストファイルでさえデータ変換が必要そうなPalmはNGとか  思うのです。が、何となく気が惹かれてますです。 (EOF)