"ローカルエコー"って何?

Kengo Jinno
<KHB04045@nifty.ne.jp>
Mar. 31, 2000


1. はじめに

TTSのメニューの[設定(O)]には、 [ローカルエコーする(E)]という項目があります。 これがどういう意味なのか・どういう時に使うものなのか、解説します。


2. エコーバック・ローカルエコー

"エコー(echo)"という言葉には、「こだま」「反響」等の意味があります。

遠隔地のコンピュータに接続して文字データをやりとりする時に、 こちらから送り出した文字を相手のコンピュータがそのまま送り返してくることを "エコーバック"または"リモートエコー"と呼びます。

[エコーバックの流れ]

それに対して、文字を送り出すと同時に自分の側(ローカル)にも表示することを "ローカルエコー"と呼びます。


3. TTSの基本的な動作

次の2つの処理をしています。

「入力した文字は相手側に送るだけ。相手側から受け取った文字を表示する。」 というのが基本です。 「送り出した文字を表示する」機能、つまり"ローカルエコー"は、 後から追加したものです。


4. パソコンをユーラックスに接続した場合

入力用PCを3台、表示用PCを1台接続しているものとします。

[ユーラックスのデータの流れ]

入力用PC3から入力する場合の文字データの流れは、次の通りです。

  1. PC3で文字入力してEnterキーを押す。
  2. それがPC3からユーラックスに送られる。
  3. ユーラックスは、受け取った文字を全てのPCに送る。
  4. 各PCは、ユーラックスから送られてきた文字を表示する。

この結果、PC3で入力した文字がどのPCにも表示されます。 PC1やPC2から入力した場合でも同じです。

ここで、PC3とユーラックスの関係だけを見ると、 ユーラックスがエコーバックを返しているのと(ほぼ)同じです。 自分が入力した文字の表示は、 ユーラックスが送り返してきた文字を受け取ることで行なわれます。

TTSで[ローカルエコーする(E)]を設定しなくても、 自分が入力した文字・他のPCで入力した文字、どちらも表示されます。


5. パソコン同士をクロスケーブルで接続した場合

双方のPCでTTSを使っているものとします。

[ローカルエコー無しの場合]

入力した文字は相手側に送られますが、 それを受け取った相手側(TTS)にエコーバック機能は無いので、 文字が送り返されることはありません。 送られてくるのは、「相手側で入力した文字」だけです。 その結果、お互いに 「相手が入力した文字は表示されるが、自分が入力した文字は表示されない」 状態になります。

双方のTTSで[ローカルエコーする(E)]を設定すれば、解決します。

[ローカルエコーする場合]

これでお互いに「自分が入力した文字も相手が入力した文字も表示される」ように なります。


6. "ローカルエコーする"でユーラックスに接続した場合

入力した文字が、

されます。 つまり、自分が入力した文字が二重に表示されることになります。 二重になるのは「自分が入力した文字」だけで、 他のPCで入力した文字や他のPCの画面では正常に表示されます。

#1:はまもとです。
じんのです。
#2:じんのです。
#3:ゆーびんです。
あれ?
#2:あれ?

自分の画面上での表示だけなので動作そのものは特に問題ありませんが、 気になる人は[ローカルエコーする(E)]の設定を 解除した方がよいでしょう。