元々は、96年の開催地である広島市の要約筆記サークル“おりづる”さんとの 事前打合わせ用資料として作成したものに、広島大会の記録を追加したものです。
一部に、キャラクタを使って描いた図が入っています。 表示が乱れてしまう場合は、 等幅フォントを使えばきちんと見えることもありますが、 どうしてもダメな場合もあるかと思いますので、この点ご了承下さい。
これまで身スポで実施したパソコン字幕システムについて次の3つに分けてまとめ、 96年の広島大会に向けての検討材料とする。
それぞれについて、以下の項目に分類。
3つのシステムを構築。それぞれ「トラック」「投てき」「跳躍」を担当。 各システムごとに以下の図のように接続。(つまりこれが3セット)
(※図16行)+---+ --:ビデオ信号 +------| |OHC ==:RGB信号 | +---+ ##:RS232C | 機器準備 大画面TV | まごのて←:→FHAND +---+ | : | |--------< ←ビデオ信号切替器 : +---+ | : +---+ | : ########| |入力用パソコン1 | : # +---+ | +---+ +---+ : +---+ +------| |==| |#####| |←ユーラックス +---+ +---+ : +---+ ↑ ↑ : # +---+ スキャンコンバータ | : ########| |入力用パソコン2 出力用パソコン : +---+
出力用パソコンから左をまごのて側で準備。ユーラックスから右をFHAND側で準備。 OHCとパソコン字幕は、市販のビデオ信号切替器を使って手動で切り替えた。
パソコン入力要員はFHAND。OHC要員はまごのて。 各システムごとに、パソコン2名、OHC1〜2名。 パソコン入力要員の内訳は、東京・神奈川・愛知・三重・大阪・広島各1名ずつ。
場内放送の音声ラインをもらい、まごのて側で準備した赤外線送信機から、 各自が着用したコードレスヘッドホンに配分。
まごのて側で準備したビデオカメラで競技場の様子を撮影し、 入力現場まで引いて来て、モニターに映し出した。
まごのて側で準備したパソコン(PowerBook)にスキャンコンバータ (RGB→ビデオ信号変換器)を使用。ソフトはEgTalk(通信ソフト)。
スタンドに設置した大画面TV31インチ3台(1システムごとに1台)。
1システムだけ構築。入力用パソコンは6台接続。 (入力用パソコンの接続台数が違うだけで構成は同じなので、図は略)
陸上競技と同じ。 挨拶や歌詞は事前原稿があったので、その場で手入力せずに、 テキストファイル化した原稿をそのまま送出した。
システムは陸上競技と同じ。 音声ラインの提供元は、会場の音声映像担当の愛知電子。
音声系と同じく、愛知電子からもらい、モニターに映した。
陸上競技と同じ。
会場内の各地に設置した大画面TV。すべて同じ内容を表示。
メインステージに40インチ4台、イベントステージに37インチ2台、
展示室(2号館)に37インチ2台、白鳥ホール(4号館)に37インチ2台、
オアシス広場に37インチ2台。(以上、一部推定)
マルチビジョン(3×3)のうち1画面。
各装置への信号分配は、恐らく愛知電子の協力と思われる。
1システム構築。入力用パソコンは4台接続。
(※図18行)--:ビデオ信号 大画面TV 機器準備 ==:RGB信号 4台 福島JC←:→FHAND ##:RS232C 入力用パソコン +---+ : +---+ 4台 | |---------+ : ##########| | +---+ | : # +---+ +---+ | : # +---+ | |---+ | : スキャンコンバータ # ####| | +---+ | +---+ : ↓ +---+ # +---+ +---| | : +---+ +---+ | |#### ビデオ信号分配器→| |---| |====| |####| |←ユーラックス +---| | : +---+ +---+ | |#### +---+ | +---+ : ↑ +---+ # +---+ | |---+ | : 出力用パソコン # ####| | +---+ | : # +---+ +---+ | : # +---+ | |---------+ : ##########| | +---+ : +---+
ビデオ信号にするまでをFHAND側で準備。ビデオ信号以降は福島JC側で準備。 福島JCに用意してもらった設備は、設置を含めて恐らくレンタルだと思われる。
パソコン入力要員の内訳は、東京・愛知・大阪・広島各1名ずつ。 挨拶や歌詞は事前原稿があったので、その場で手入力せずに、 テキストファイル化した原稿をそのまま送出した。
特になし。会場向けのPAスピーカーの音を直接聞いて入力。
会場の音声映像担当のNHKからもらい、モニターに映した。
Windowsパソコンに字幕出力用ソフト(FHAND会員作)を使用し、 スキャンコンバータでビデオ信号にした。
ステージ手前に設置した大画面TV4台。
1システム構築。入力用パソコンは5台接続。
(※図18行)機器準備 --:ビデオ信号 館内既存設備←:→FHAND ==:RGB信号 : ##:RS232C 入力用パソコン 大型表示装置 : +---+ 5台 +-----+ : ##########| | | | : # +---+ | | : スキャン # +---+ +-----+ : コンバータ +---+ ####| | | 館内調整室 : ↓ | |#### +---+ | +---+ : +---+ +---+ | | +---+ | | |--------| |====| |####| |#######| | +-------| | : +---+ +---+ | | +---+ | |--+ : ↑ | |#### +---+ +---+ | : 出力用パソコン +---+ ####| | 館内カメラ | : ↑# +---+ +---+ | : ユーラックス# +---+ | |------+ : ##########| | +---+ : +---+
ビデオ信号以降は、会場である県立体育館の既存設備を利用。
パソコン入力要員の内訳は、東京3名広島2名。 事前原稿のある挨拶等はテキストファイル化した原稿をそのまま流した。
会場の音声映像担当の北辰映電からアンプと人数分のヘッドフォンを貸し出してもらったが、 館内放送の直接の聞き取りが良好だったためほとんど使用しなかった。 また、入力場所のすぐ隣がアナウンス席で、アナウンサーとの連携も容易だった。
入力場所がコート面であり直接見ることができるため特に必要なかった。 また、頭上の大型表示装置を見上げることも可能であった。
Windowsパソコンに字幕出力用ソフト(FHAND会員作)を使用し、 スキャンコンバータでビデオ信号にした。
会場の既存設備である、天井から吊り下げ設置されている大型表示装置(4面)。
通常は館内カメラで撮影した会場内の様子(試合風景等)が映し出されていて、
アナウンスがあった時(字幕入力した時)に調整室でのワイプ操作により画面下
4分の1程度に字幕(3行)を表示。
スーパーインポーズも可能であったが、見やすさを考慮して結局ワイプを使うことになった。
AゾーンステージとDゾーンステージに分けて、2システム構築。
(※図14行)機器準備 --:ビデオ信号 広島JC←:→FHAND ==:RGB信号 : ##:RS232C 大画面TV : スキャンコンバータ +---+ : +---+ | |-----------| |==+ +---+ +---+ : +---+ ‖ ########| |入力用パソコン1 +===================+ # +---+ ‖ +---+ : +---+ +==| |##################| |←ユーラックス +---+ : +---+ 出力用 : # +---+ パソコン : ########| |入力用パソコン2 : +---+
Aゾーンでは入力用パソコンが3台で、大画面TVと並列に液晶プロジェクタ。
パソコン入力要員の内訳は、東京3名広島2名。 Aゾーンでは事前原稿のある挨拶等はテキストファイル化した原稿をそのまま流した。
ヘッドフォンも用意されていたが、 どちらも入力場所がステージのPAスピーカの真正面でかなりの大音量であり、 あまり使う機会がなかった。Dゾーンでは全く使えなかった。
なし(目視)。
Windowsパソコンを準備してもらい、 字幕出力用ソフト(FHAND会員作)を実行させた上でスキャンコンバータでビデオ信号にした。
ステージ脇に設置された大画面TV。Aゾーンでは液晶プロジェクタも併用。