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ノートテイク用エディタもどき for Windows
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Version 1.4 1999/12/05
by Kengo Jinno
KHB04045@nifty.ne.jp
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■概要
パソコンを使ったノートテイク用に作成したエディタもどきです。
めったに使わない機能やおせっかいな機能を省いてシンプルにしてあるので、
一般的なエディタ/ワープロソフトに比べると非常に軽いです。
[特徴]
・基本的な編集機能しかありません。
・テキストファイルを読んだり書いたりする機能はありません。
・ウィンドウ右端で折り返すモードしかありません。
・最大で約500行までしか保持しません。500行を超えると古い方から捨てます。
・文字のサイズや色は自由に設定変更できます。
・ログファイル(yymmdd.log)に記録することができます。
・タイトルバー、メニューバー、ウィンドウ枠線を消すことができます。
・もちろん、キーボードだけですべての操作をできるようにしてあります。
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■動作環境
Microsoft Windows95/98 または Windows3.1 で動作します。動作確認は次の環境
です。
32bit版 (Windows95/98用)
No-brand mini-tower Celeron 366MHz RAM 96MB Windows98 (4.10.1998)
Panasonic PronoteMini i486DX4 75MHz RAM 16MB Windows95 (4.00.950a)
16bit版 (Windows3.1用)
IBM PalmTop PC110 i486SX 33MHz RAM 8MB PC-DOS/V 7.00A IBM-Windows3.1
Compaq Contura 400 i486DX2 40MHz RAM 12MB MS-DOS/V 6.20 MS-Windows3.1
Windows3.1+Win32sやWindowsNTの環境は、試してませんし、あんまり考えて
作ってないので不明です。
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■インストール
アーカイブを解凍してできる以下のファイルを、NoteTake専用のフォルダを作成して
格納してください。(例えば、C:\Program Files\NoteTake)
NoteTake.txt このファイル (実行には必要ありません)
NoteTake.exe 実行ファイル
SORC.LZH ソースファイル (実行には必要ありません)
16BIT.LZH 16bit版 (Windows3.1の方はこちらを)
ダウンロードしたアーカイブを解凍してできるNoteTake.exeは32bit(Windows95/98)
版です。16bit(Windows3.1)で使う方は、さらに16BIT.LZHを解凍してください。
32bit版も16bit版も同じファイル名なので注意してください。
NoteTake.exeを実行すると、インストール先のフォルダに設定内容を保存した
NoteTake.iniが作成されます。
また、ログファイルに記録するようになっている時は、yymmdd.logのファイル名で
ログファイルが作成されます。
アンインストールする時は、インストール先のフォルダごと削除してください。
レジストリに書き込みしたりWindowsフォルダにiniファイルを作成したりは
していませんのでご安心ください。
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■簡単な使い方
NoteTake.exeを起動すると、Windowsに付属するメモ帳と同じようなウィンドウが
開きます。
NoteTake.exeは、キーボード入力したものがそのまま表示される、エディタ的な
アプリケーションです。簡単な編集操作もできます。
初期状態では、システム設定されている固定ピッチフォント(通常はFixedSysの
14ポイント)と、システム設定されているウィンドウ色(通常は白背景に黒文字)に
なっています。[設定(O)]メニューで、見やすいフォント・サイズと色に設定変更
してください。次回の起動時からは設定した内容になります。
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□メニュー
・[ファイル(F)]→[バージョン情報(V)]
NoteTakeのバージョン情報を表示します。
・[ファイル(F)]→[終了(X)] Alt+F4
NoteTakeを終了します。
・[編集(E)]→[元に戻す(U)] Ctrl+Z
直前の編集操作を元に戻します。
・[編集(E)]→[切り取り(T)] Ctrl+X
選択範囲を切り取ってクリップボードにコピーします。
・[編集(E)]→[コピー(C)] Ctrl+C
選択範囲をクリップボードにコピーします。
・[編集(E)]→[貼り付け(P)] Ctrl+V
クリップボードのテキストを貼り付けます。
・[編集(E)]→[削除(D)] Del
選択範囲またはカーソル位置の文字を削除します。
・[編集(E)]→[すべて選択(A)] Ctrl+A
すべてのテキストを選択します。
・[設定(O)]→[フォント(F)] Ctrl+F
表示のフォントを設定します。
・[設定(O)]→[文字色(T)] Ctrl+T
文字の色を設定します。
・[設定(O)]→[背景色(B)] Ctrl+B
文字の背景の色を設定します。
・[設定(O)]→[ログファイルに記録する(L)] Ctrl+L
チェックしておくと、入力したテキストをログファイルに記録します。
(→■覚えておくと便利なこと)
・[設定(O)]→[タイトルバーを消す(T)] Alt+T
タイトルバーの表示を消します。
・[設定(O)]→[メニューバーを消す(M)] Alt+M
メニューバーの表示を消します。
・[設定(O)]→[ウィンドウ枠線を消す(W)] Alt+W
ウィンドウ枠線の表示を消します。
・[設定(O)]→[縦書きにする(V)] Alt+V
リッチエディット(→■リッチエディット)を使っている時に、横書きと縦書きを
切り替えます。16bit版では機能しません。
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■覚えておくと便利なこと
・ウィンドウ枠線を消した状態では、ウィンドウのサイズ変更ができません。
希望のサイズに設定した後で枠線を消すようにしてください。
・フォントの設定と文字色・背景色の設定はiniファイルに保存され、次回の
起動時に読み込まれます。
iniファイルが存在しない時は、デフォルト値に戻ります。
・メニューバーを消した状態での操作方法は次の通りです。
・システムメニュー(タイトルバー左端のアイコンを左クリック or Alt+Space)の
メニューを使う
・ウィンドウ内を右クリックして表示されるポップアップメニューを使う
・ショートカットキー(Ctrl+?)を使う
・ログファイルへの書き出しタイミングは、
・500行を越えた古いテキストを捨てる時
・NoteTake.exeを終了する時
の2つです。NoteTake.exeを終了しない限り、入力したすべてのテキストが
書き出されているわけではないことに注意してください。
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■リッチエディット(32bit版のみ)
iniファイルの[NoteTake]セクションに「RichEdit=1」という行を書き加えて起動
すると、リッチエディットが使えるようになります。
|[NoteTake]
|Version=1.4(32)
|RichEdit=1
#元に戻すには、この行を削除するか「RichEdit=0」としてください。
デフォルトの状態では「メモ帳と同じ」だったのが、「ワードパッドと同じ」に
なります。
#個別の色やフォントの設定をサポートしてないので、かなり違いますが(^_^;
この場合の動作の違いは次の通りです。
・500行制限はありません。何行になっても、明示的に削除しない限りそのまま
保持されています。ログファイルへの書き出しタイミングも「終了時のみ」と
なります。
・その代わり、最大サイズを1MBに制限しています。普通に使う分にはまず充分な
サイズだと思います。
・メニューの[設定(O)]→[縦書きにする(V)]で、縦書きにもできます。
フォントを変更する必要はありません。
・変換中の文字の色は、NoteTakeの文字色・背景色が使われます。
・ごく単純な禁則処理が行なわれます。
・タイトルバーの表示が「NoteTake - RICHEDIT」となります。
・EditSend系のソフトから送信する(流し込む)場合は、メッセージの設定を
変更しないといけないかもしれません。「WM_PASTEを使う」がお勧めです。
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■バグ?
・16bit版では、「タイトルバーなしメニューバーあり」の時に表示が乱れます。
そういうもんだと思ってください。
・「ウィンドウ枠線を消す」にしていても、タイトルバーがある時は細い枠線が
表示されます。
・右端で折り返して表示しますが、半角アルファベットが続くような場合は半角
スペースや全角/半角の切れ目の位置で折り返されることがあります。英語の
ワードラップをしようとするためです。
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■お約束
・このソフトは作者である神野健吾<KHB04045@nifty.ne.jp>が著作権を持つ
フリーソフトウェアです。
・このソフトは無保証です。バグの対処には努力しますが、解決を約束することは
できません。
・このソフトを使うことによって、あるいは使えなかったことによって発生した
問題について、作者はその責任を負えません。
・原則として無償で自由に再配布・転載して構いませんが、転載の場合は事後に
メールで知らせてくれるとうれしいです。
・ソースの流用・改造は自由です。
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■開発者向け情報
32bit版の開発には、Microsoft Visual C++ 5.0を、
16bit版の開発には、Microsoft Visual C++ 1.51を使っています。
ソースは共用していて、#if〜#endifで切り分けています。
VCですがMFCは使わず、WinMain()から始まりWindowsAPIを使ったCアプリです。
HOOK.c CallWndフック
HOOK.h
MAKEFILE VC++1.51用メイクファイル
MyEdit.c 入力ウィンドウ
MyEdit.h
NoteTake.c メイン
NoteTake.def VC++1.51用モジュール定義ファイル
NoteTake.dsp VC++5.0用プロジェクトファイル
NoteTake.dsw VC++5.0用プロジェクトワークスペース
NoteTake.h メインヘッダーファイル
NoteTake.ico アイコンファイル
NoteTake.mak VC++2.0用メイクファイル
NoteTake.rc リソーステンプレート
PCH.c
PCH.h プリコンパイルヘッダー
resource.h リソースヘッダー
Tools.c 各種ツール関数
Tools.h
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■改版履歴
1999/12/05 Version 1.4
・共通
・「不正な処理」で落ちることがあったのを対策した。(つもり)
・32bit版
・特殊な起動の仕方をすると、ログファイルやINIファイルが実行ファイルの
フォルダに作られないことがあったのを修正。
1999/10/10 Version 1.3
・共通
・何も選択していない状態でメニューの[編集(E)]→[削除(D)]した時に、
削除が行なわれないことがあったのを修正。
・アクセラレータキーを一部変更
タイトルバー Ctrl+S → Alt+T
メニューバー Ctrl+M → Alt+M
枠線 Ctrl+W → Alt+W
・32bit版
・iniファイルを書き換えることで、リッチエディットを使えるようにした。
・500行制限を撤廃
・最大1MBまで
・縦書きにもできる
・16bit版
・色設定ダイアログを表示すると、他のソフトのコモンダイアログ(ファイルを
開くなど)の動作がおかしくなることがあったのを修正。
1999/09/23 Version 1.2
・32bit版のコンパイラをVC++5.0に変更。VC++2.0でもエディットコントロールの
挙動は同じだと思ってたら、むしろ16bitでの動きに近く、古いデータを捨てる
タイミングで、PageDownしすぎた状態になってしまっていた。
・終了時にログファイルに書き出す時に、末尾の1byteが書き込まれていなかった
のを修正。
・アイコンを追加。
1999/03/18 Version 1.1
・システムメニューにメニューアイテムを追加。
・右クリックでポップアップメニューを出す。
・iniファイルにフォントと色の設定を保存し起動時に読み込む。
・ダイアログをウィンドウ中央に表示するようにした。
1999/02/21 Version 1.0
・16bit版をEdLinEのおまけとして添付。
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