VW-200のある生活


VW-200とは

ChipCard VW-200は日本IBMが開発した たった80gのコンピュータです。 PCMCIAインターフェイスを備えていて、折りたたんでTYPE3 開いてTYPE2エクステンションの小ささ、まさに“身に付ける”感覚で使いたいコンピュータです。 名刺サイズにも関わらず、一昔前の8bitコンピュータを超える能力を秘めています。

この小さなコンピュータ、自由にプログラミングできるのが最大のウリです。 フリーソフトや市販ソフトを使って自分の好みの環境を作り上げることができます。


ChipDisk

元々VW-200にはOSの概念がありません。そのため複数のユーザープログラムを同時に入れておくことは実用的ではありませんでしたが、それを可能にしたのがChipDiskです。

ChipDiskを導入すると、母艦からはVW-200がRAMDISKとしてアクセスできます。 VW-200側ではファイラー画面になり、一覧から選択してアプリケーションを起動できるようになります。 DOSのファイラーで有名なFDやFILMTNと同じように、データファイルの拡張子に連動してアプリを起動することもできます。


スケジュール管理

開発職である私はそんなにスケジュールがあるわけでもなく、VWCALで充分管理できます。 スケジューラーなんてものは、それほど機能が求められるものでもなく、 それよりも“常に携帯でき、すぐ記入・参照できる”という要素の方が重要ではないでしょうか? Windows95マシンを携帯していても、起動まで何分もかかるようなスケジューラーは使えません。


出納帳

レシートをくれるお店はいいのですが、くれないお店もあります(言えばくれるんでしょうが)。 “何にいくら使ったか”日記も兼ねてVWCALで記録しています。

スケジューラーとしてよりも、出納帳を含めた“単なるメモ”として使うことが多いです。


テキストビューアー

テキストファイルをただ表示するだけのソフトです。 “ただ表示する”といっても、VW-200の開発コンセプトが“見えるディスク”だそうですから、本来の使い方とも言えるでしょう。

それをどう使うかはユーザー次第なわけですが、私は次のようなテキストを入れています。

付属のテキストビューアーもありますが、私はVWVIEWを使っています。


電話帳

携帯電話を持っていないように、それほど電話にしばられる生活ではないのですが、 それでも出先で緊急に電話したいこともありますので、プライベート・仕事で使いそうな電話番号は VWDIAL2に登録しています。

住所も登録できるので、“急に誰かにプレゼントを贈りたくなった”時でも安心です。


単漢字変換

対応しているソフトだけでですが、単漢字変換で漢字入力ができます。 「いまさら単漢字?」と思われるかもしれませんが、文章を打つわけじゃないので充分です。 でも時々「この漢字はどの読みで登録されとんじゃ??」と思うこともあります。


入手元


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