さあ、Visual C++を使ってプログラミングを始めましょう。 ただ、あせりは禁物です。世に出回っている書籍は、Visual C++ のアプリケーション自動生成ツールである Application Wizard の使用法についての 解説書がほとんどです。Microsoft さんもこの方法を推奨しています。 確かにこの方法により、簡単にアプリケーションは作成できますが、 自分の好みのものにカスタマイズしようとした瞬間に途方に暮れてしまいます。 なぜなら、Application Wizard で生成されたコードはすべて、MFC(Microsoft Foundation Class library)と呼ばれる 言わばブラックボックスで記述されているからです。 MFCとは従来のAPI関数をいくつかまとめて、パッケージ化したものと考えると 理解しやすいでしょう。MFCを理解しないとプログラムのカスタマイズは難しいです。 それでは、このMFCを理解するにはどうすれば良いのでしょうか。 その方法はMFCの元になったAPI関数を理解することです。 さあ、C言語とAPI関数を用いたプログラミングにチャレンジしましょう。 これによって、C言語による Windowsプログラミングの基本が身に付くはずです。 参考図書としては、 「C/C++ プログラマのための Windows95 プログラミング」 翔泳社 がお奨めです。
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