操作マニュアル |
ちゅぱかぶらチャット はJavaで作成したチャットソフトです。
1.機能概要
・トピックを変更できます ・ニックネームを変更できます ・相手にファイルを送れます ・特定の相手だけにメッセージを送ることが出来ます ・サーバログイン時に、パスワードを設定できます ・ログを保存できます ・フォントを変更できます ・外観を変更できます ・ネットワークを流れるメッセージを暗号化します ・サーバとクライアントが別になっています
2.環境
2.1 動作環境
JRE 1.4以降 2.2 開発環境
JDK1.4 + Windows2000 Professional SP3 2.3 動作確認環境
JRE 1.4 + Windows2000 Professional SP3 ※大変申し訳ないのですが、上記以外の環境がないため、Windows2000以外のOSでの動作確認はしておりません。
3.ファイル構成
3.1 サーバ
SVフォルダ chatsv.jar チャットサーバ本体 startTyupsv.bat Windows用起動コマンド 3.2 クライアント
CLフォルダ chatcl.jar チャットクライアント本体 3.3 その他
DOCフォルダ manual.htm マニュアル(本ファイル)
readme.txt
概要(テキスト)
update.htm 更新履歴
4.インストール&起動
4.1 インストール 適当な場所に解凍します。解凍すると、TYUPCHATフォルダが作成され、このフォルダの中に以下のフォルダができます。
・SV(サーバソフトフォルダ)
・CL(クライアントソフトフォルダ)
・DOC(ドキュメントフォルダ)
Javaが利用できる環境であれば、とくに作業はありません。4.2 サーバ起動 インストールパスから以下のコマンドで起動します。
java -jar chatsv.jar PORT PASSWORD
PORT:待ち受けポート番号
PASSWORD:ログイン時に利用者が入力するパスワードWindowsであれば、同封の startTyupsv.bat をダブルクリックして
実行してください。Windows用起動コマンドでは、ポートが10000番、
パスワードは abcd になっています。
サーバが起動すれば、クライアントのログインが可能になります。
※「起動しました。」というメッセージが表示されるまでは、
クライアントの接続は受け付けられません。
4.3 サーバ停止
以下の2つの方法がある。
・サーバコンソールに exit または bye コマンドを入力
・サーバコンソール上で Ctrl+C を入力
4.4 クライアント起動 インストールパスから以下のコマンドで起動します。
java -jar chatcl.jar
Windowsであれば、chatcl.jarファイルをダブルクリックすれば、起動します。クライアントを起動すると、ログインダイアログが表示されます。 ログインダイアログには以下の項目を入力します。
アドレス
チャットサーバが起動しているマシンのアドレスです ポート
チャットサーバの待受けポート番号を指定します ニックネーム
チャットで使うあなたのニックネームを指定します パスワード
チャットサーバで指定したパスワードを指定します 全て入力したら「OK」ボタンを押下します。
ログインに成功するとチャットクライアント画面が表示されます。
4.5 クライアント終了
テキストエリア上で右クリックしてメニューを表示し、「終了」を選択。
Windowsであれば、ウィンドウを閉じるボタンでも終了します。
5.アンインストール インストールフォルダのファイルを消します。
6.機能説明 画面下にある、発言用テキストフィールドに入力して改行キーを押下すると、テキストエリアに自分の発言が表示されます。
ウィンドウタイトル部分にトピックが表示されます。デフォルトのトピックは「ちゅぱかぶらチャット」になっています。トピックは変更可能です。
自分以外の誰かが発言すると、トピックが「発言中」に変わります。ウィンドウにフォーカスが移ると元のトピックに戻ります。
以下に説明する機能は、ポップアップメニューから利用します。
メニューを表示するには、クライアント画面のテキストエリアで右クリックします。
トピック変更
トピックを変更します。
最初のトピック名は、「ちゅぱかぶらチャット」です。
チャットの話題に即したトピックを設定するとよいでしょう。ニックネーム変更
現在のニックネームを変更します。
ニックネーム自体を変更するだけでなく、離席時に「ニックネーム+離席中」のように変更して
他のメンバに知らせる時にも利用できます。ファイル送信
チャットに参加しているメンバにファイルを送信します。
(1)ファイル送信ダイアログが表示されたら、「参照」 ボタンを押下して
ファイル選択ダイアログを表示させ送信したいファイルを選択します。
(2)ドロップダウンリストから送信相手を選択します。
※自分を選択することはできません。
(3)「送信」 ボタンを押下します。
ファイルの受信者にファイルが送られてくると、ファイル選択ダイアログが
表示されます。
適当なディレクトリを選択して「保存」ボタンを押下してファイルを保存します。
※ファイルの受取を拒否したいときは、「取消し」ボタンを押下します。
※ファイル送信中、ファイル受信中は、他のファイルを送信できません。
ただし、ファイルの受信は受け付けます。外観
クライアントの外観を変更します。
サブメニューに選択できる外観が表示されます。
お好みの外観を選択してください。メンバー更新
画面右側のユーザリストを更新します。
ネットワークが不安定なとき、画面右側に表示されているメンバーリストが
正しく更新されないときがあります。
この機能を使って、サーバから現在ログインしているメンバリストを通知してもらい、更新します。フォント設定
画面に表示するフォントを変更します。
ォントを変更できるのは、テキストエリア(発言が表示されるエリア)、テキストフィールド(発言するエリア)、
ユーザリスト(参加メンバが表示されているエリア)の3箇所です。
フォント、属性、フォントサイズ、変更エリア(テキストエリア、テキストフィールド、ユーザリスト)を選択して
「OK」ボタンを押下して下さい。ログファイル設定
チャットのログを保存するファイル名を指定します。
フルパスで指定すれば、任意の場所にログファイルを保存することができます。
プライベート
メッセージメンバに直接メッセージを送ります。
※この機能はメニューを使いません。
一人のメンバにだけメッセージを送る機能です。
右側のユーザリストエリアでメッセージを送りたいメンバをダブルクリックします。
メッセージ入力ダイアログが表示されたら、メッセージを入力して「OK」ボタンを押下します。
プライベートメッセージを受信した相手にメッセージダイアログが表示されます。
7.注意事項
設定ファイルについて
クライアントを起動すると、tyupchat.ini ファイルがクライアントと同じフォルダに作成されます。
これは、各種設定情報を保存するための設定ファイルです。暗号化について
ちゅぱかぶらチャットで利用している暗号は簡易的なものです。
JDK1.4から提供されている暗号化拡張機能(JCE)を利用していません。
今後、導入を検討します。ちゅぱかぶらチャットの暗号化処理は以下の通りです。
サーバは起動時にランダムな文字列からなる暗号キーを生成します。
生成されたキーは、内部の静的なデフォルトキーで暗号化し、クライアントに送ります。
クライアントは送られたメッセージをデフォルトキーで復号してキーを得ます。
次に、このキーを使ってパスワードを暗号化しサーバに送ります。
サーバは送られたメッセージを生成したキーで復号しパスワードと一致しているかチェックします。
パスワードが一致していたら参加メンバに加えチャットを利用可能します。
以後、チャットサーバとクライアント間のメッセージはこのキーを使って暗号化されます。
従って、チャットサーバを再起動しないかぎり同じ暗号キーを使い続けることになります。
ファイル転送について
ちゅぱかぶらチャットのファイル転送では、2つのポートを使用します。
1つ目がデータ転送ポート、2つ目がコントロールポートです。
開けられるポートは、サーバにログインしたポート番号から順番に確保されます。
例えば、サーバログインポート番号が10000番であったら、
ファイル転送時に10001番と10002番が使用されます。
同時にファイル受信が発生すると、さらに10003番と10004番を使います。
ファイル転送が終わると、再び10001番から使用します。ちゅぱかぶらについて
メンバがチャットに参加したとき、ちゅぱかぶら君が挨拶します。
ちゅぱかぶら という名前については特に意味はありません。
なんとなく聞こえが良く、個人的に気に入っているだけです。
無論私は、ちゅぱかぶらとは一切関係ありません(笑)。
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Lastupdate:2003/5/16