後日談


マシンの名前

 コンピュータ名を何にしようかと考えて、今年は丑(うし)年かつ私が丑年なので記念に "COW" の付く名前にしたかった。 "COW" だけではあまりにかわいそうなので、かっとび牛、"SuperCow" を名付けた。 Dual P5−133 は結局速さはそこそこだったので、牛にしてはかっとんでいるという意味で良い名前になったと喜んでいる。

 この "SuperCow"、実はあの有名コラムニストであるジェリー・パーネル氏も所有マシンにこの名前を付けていた。 先日、日経バイトの混沌の館の記事を切り抜いてファイルしていて、Dualマシンについての箇所が目に入ったので整理の手を止めて読んでいたら、"SuperCow" マシンがあった。 なんでも Gateway2000 のマシンのようで、発想こそ違うが、これを知ってますますこの名前が気に入ってしまった。(私はパーネル氏のファンである)

ビデオカード

 実は Mach64 カードには苦労した。 NT4.0の起動時にやっかいなI/Oアドレスの競合があったのだ。 イベントビューアーには次のようなエラーが4つ続けて毎回記録されていた。 SCSI と VIDEO の競合であるように読める。

 このせいかどうかは定かでないのだが、我 SuperCow はときたまブルーバックの再起不能画面になった。 このブルーバックの画面が出るとコンピュータはもう何もできない状態で、画面にさまざまなわけのわからない(これが解決に役立ったことがない)情報が表示され、リセットするしか手はない状態だ。 俗に「不安定」と呼ぶ。 起こるタイミングは SuperCow にあるWWWサーバーにワークステーションからアクセスしているときが多かったようだが、原因がわからなかった。 また、この競合を解決する手だても知らない。 IRQ ならともかく、I/O ポートである。

 他方、NT4.0になってGDIがカーネルに統合されたという話を思い出した。 ビデオボードはこの種のトラブルに関係するかどうか判断する知識はないが、関係があるのかもしれない。

 そこで、Matrox の Mystique 4M がぽんばしのパソコン工房(このMach64もここで買った)で 22,800円と手ごろだったので、これを買ってきた。 実にあっけなく問題は解消した。 NT起動時のエラーはゼロになった。 ブルーバッククラッシュはもっと時間をかけてみないとわからないが、少なくともシステムはこれでいいと言っている。 やはり超安いボードはツワモノの領分だとつくづく感じてしまった。

Matrox Mystique はいけるぞ

 今の開発マシンのカードが Matrox Millennium(4M) なのだが、このカードにはまったく満足している。 速いし奇麗だし不満がない。 Mystique を選んだのも Matrox だからである。 同じカードもつまらないし、Mystique のほうが安いのでこれを試してみたかった。

 当然値段の差があるわけだから、性能も違うはずである。 どう違うのかを知るために Matrox Graphics Inc. のサイトに行って調べて見た。 Matrox Millennium and Matrox Mystique というどんぴしゃな項目があった。

 これによるとモニタのサイズが

ような事がかいてある。 DAC も Millennium の 220MHz に対して Mystique は 170MHz で、搭載メモリのスピードも違うが、簡単に言えば、Millennium はハイエンド製品だということだ。(Millennium はメモリが8M積める。 Mystique は4Mまで)

で、実際の感じどうかというと、

で見る限り、両者はまったく同じに見える。 色の再現性だとかグラフィックの専門家であればわかる差があるかもしれないが、私はブラインドテストされても恐らくわからないだろう。

 また、Millennuim では NASCAR, 3DF/Xなどがついてきたが、Mystique ではメックワォーリアー2Destruction Derby 2 などのゲームがついてきた。 前者はマイクロソフト新型ジョイスティックのバンドルとして、また、後者はクルマものだ。 Mystique にしてほんとによかったと思う。