PentiumIIとガッチンコしない電源改造2


IW-A500 ATXケースの電源ユニットを PentiumII がガッチンコする対策その2
(1997/05/19)


 さきの 「PentiumIIとガッチンコしない電源改造」 では、風切り音がウルサイという特徴がある。 私も最初はそれを楽しんでいたが、だんだん気になるレベルになってきた。 というのも、PentiumII マシン(名称は P2Cow) の電源を落とすと、嘘のようにあたりが静かになるのだ。 この P2Cow を含めて、SuperCow、WorksP5 と合計3台のパソコンが稼動しているのだが、P2Cow を落とすと、ほかの2台がいかに静かかがわかる。 というか、P2Cowが相当ウルサイわけだ。

 そこで、もうチョイおとなしい電源にまたまた改造したのだが、これがなかなかうまく行ったようで、気にならない程度に静かになってくれた。 今回はこのお話。

薄型9cmファンのいいのがあった

 ぽんばしはシリコンハウス共立に、使えそうな薄型ファン(SHICOH IC FAN−90mm、12V0.2A)があった。 これは薄くて電源ユニット排気側に取り付けられるかもしれないと思いゲットしてきた。 これは1,050円で 税込み1,100円

 早速 P2Cow の電源ユニットを取り外し、再度分解してあてがってみると、ラッキーなことに電源ユニットの内部側に収まることがわかった。

 電源ユニットの排気側の大きな穴の真下には、銀色に光る電源冷却ヒートシンクがあるが、これとケースとの隙間の距離を測ってみると、17mm。 かたや共立で買ってきた薄型ファンの厚みは 15mmだった。 2mmの差で電源ユニット内部のヒートシンクにがっちんこすることなく冷却ファンを内臓できる。

薄型90mmファンを排気口側に取り付ける

 やりかたは、前回と同じように電源をばらし、コネクタを付け替えてファンを入れ替えるだけでOKだ。

 前の方法よりも簡単だ。

 ファンの取り付けには、最初にファンを取り付けてあった極太のビスというかボスを使った。 注意としては、ギュウギュウやらないこと。 薄型ファンの取り付け時にヒビを入れてしまったので、ここは軽めに取り付けよう。

できあがり。

空気の流れも最初と同じく、ユニット後部の吸気スリットから「吸気」し、ファンでTAXケース内部(CPUの真上)に排気するという流れ。

結果はいかに?

完璧!PentiumII とのクリアランスも余裕で、音も静かだ。 電源内部の最短2mmのすきまが気になっていたが、これも問題無しで、ぐんぐん空気を流してくれているようだ。 とてもうまく行ったようでうれしい。 この方法はおすすめ。 ATXの電源とPentiumIIががっちんこして困っている人はぜひ試してみて欲しい。 ただし、「開けちゃダメよ」シールの効用については各自で責任をもっておくんなまし。 それでは Good Luck。

 

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