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月刊スターライト2099年10月号

−人類初の外宇宙探査船出発へ−

 共同宇宙開発委員会(CSDA)は、外宇宙探査船 Ray Dreamers の完成を発表した。Ray Dreamersは有人としては初の外宇宙探査船として2092年から建造が進められていた。
 Ray Dreamersは全長1205m、全質量232.4万tの超大型船。推進機関には2基の核パルスエンジンと1基のハイパージャンプ機関を搭載しており、目的地のオリオンNP-2022星系まで船内時間で約8年で到達する予定だ。
 全乗員数は200名で、内訳は天文学者・宇宙生命科学者などの専門家50名、船の管理に携わる軍関係者70名、医療関係者30名。残る50名は一般から公募された搭乗希望者である。
 Ray Dreamersは9月25日に火星のドックを出発した後、10月半ばに冥王星へ到着。そこで約1ヶ月半の調整を終えた後、来年1月1日に出発する。NP-2022及び周辺の探査を終え地球に帰還するのは2150年になる予定だという。


冥王星へ移動中のRay Dreamersと護衛艦まほろま