「PageUp」、「PageDown」キーでオクターブの上下が可能ですので、このキーを同時に使うようにするとかなり楽になるのではないかと思います。また、「+」、「−」キーでベロシティーも変えられます。
これは、レコーディング先のトラックがレコーディング状態になっていないのが原因です。録音先のトラックの「R」欄をクリックし、トラックをレコーディング状態にしてください。さらに、カーソルがそのトラックに合っていると、ステップレコーディングのボタンが有効になります。もちろん、リアルタイムレコーディングをする時もトラックをレコーディング状態にし、カーソルを合わせる必要があります。
資料のインストゥルメントマップの作り方を参照してください。
SMFにはイベントリスト内のデータのみが保存されます。トラックグリッドやミキサーで扱う音色、ボリューム、パン等はSMFには保存されません。SMFを作成するときは、全てのトラックを選択し、実行メニューからトラック初期化情報の挿入を行って下さい。トラックグリッドは、曲を入力する段階で使用することが前提とされているもので、完成後はSMFで保存する場合以外でも、トラック初期化情報は挿入したほうがよいでしょう。同様にテンポトラックをミュートしている場合は、テンポ情報を書いておく必要があります。
挿入時には空白トラックを選択しないようにして下さい。挿入とは、時間挿入、ペーストを連続して行うものです。ですから空白トラックが選択されていると、ペーストの段階で空白トラックにペーストされてしまうのです。
セットアップのデバイスの割り当てで過去のデバイスを割り当て直して下さい。その上で、空いているデバイスNOに増設したデバイスを割り当てて下さい。
そのパラメーターのチェックボックスをチェックしてあっても挿入する値が無い場合は挿入されません(挿入する値がある場合のみ挿入されます)。音色、ボリューム、パンは、トラックウインドウの表示欄に「-」が表示されている場合、その他のパラメーターは、ミキサーウインドウでフェーダー、もしくはツマミの位置が表示されていない場合、その項目にはトラック初期化情報が無い事を示します。挿入する必要があるパラメーターにはトラックウインドウ、もしくはミキサーで挿入すべき値を指定して下さい。
リズム用の音色表が通常の音色表と別れている音源は、リズム音色の使用できるMidiチャンネルが限られているもので、リズム用のチャンネル意外ではリズム音色は使えません。リズム用のチャンネル(大抵は10チャンネルです)にリズム用の音色表を割り当て、リズム音色はそのチャンネルで使用するようにして下さい。
ヘルプメニューの、システム環境の設定でマルチメディアタイマーの精度があまりに大きくなっていないかどうか確かめて下さい。この値は、小さいほど(最小値は1ms(初期設定))再生時の分解能が増し、大きいほど軽くなりますが、再生時の分解能が落ちます。通常はよほどの事が無い限り、2以上に設定しないようにしてください。
また、Windows95の特性上、安定した演奏をさせるには、次のような条件が満たされている必要があります。
設定で動作を軽くするには次のような方法があります。
ファイルメニューから名前を付けて保存を選び、拡張子をmidにすると自動的にSMF形式で保存されます。ここで、SMF Format形式など、保存時の各種設定ができます。
コントロールチェンジの使われ方は音源によって変わってくるため、一概には何とも言えません。昔の機種ではほとんど対応していないものもありますし、最新の機種でも128あるコントロールチェンジすべてに対応しているものは無いと思います。ポリアフタータッチ、ノートオフベロシティーに対応した機種も見かけません(MSSでは、SMF及びMIDI規格に完全対応するために一応用意しているものです)。実際に有効なコントロールチェンジ、その他のイベントについては、お使いの音源のマニュアルや、Midiについての本を参考にされるといいと思います。
これらのうち、特に一般的であるものについては資料の初心者向け用語集で解説しています。
Midiイベントがループしている可能性があります。特に、Midiキーボード→MSS、MSS→Midiキーボードと接続されている場合、Midiキーボードから入力された音が、MSSとMidiキーボードの間を行ったりきたりして、このような現象が起きます。対処方法としては、2つあります。
●MSSをメインにする場合(推奨)
●Midiキーボードをメインにする場合
データの再生方法はソフトによって異なるため、このような現象が起きる場合があります。MSSは、SMF Format 0の場合はイベントの順番はそのままに出力し(SMF中のイベントの順番)、Format 1の場合は1トラック目から順に出力します。また、MSSは再生時分解能が1msですので、これより細かくても粗くても、再生時の聞こえは微妙に変わってきます。
これは、ソフトウェアシンセの仕様ですので解決策はありません(ソフトウェアシンセの中にはほとんど遅れが生じないものもあります)。ソフトウェアシンセでは、Midiメッセージを受け取ってから音の合成を行い、サウンドカードに出力するという手順を踏むため(厳密には、安定した演奏をするためでもあります)、このような遅れを生じます。
SMFは基本的に(独自の拡張を施して対応している場合もあります)16chまでのデータにしか対応していないため、出力デバイスはSMFには反映されません。デバイスを含んだデータが必要な場合はSSF形式で保存するか、トラック初期化情報の挿入で「楽器名←デバイス名」を指定、挿入してから保存して下さい。
ヘルプメニューのシステム環境の設定で、画面表示の更新間隔があまりに細かくなっていると、リアルタイムレコーディングの精度が極端に悪くなる事があります。通常は、10msか、それ以上に設定しておくとよいでしょう。
曲中で変化するテンポ、拍子をかえる場合には、テンポ(Tem)トラック、メーター(Met)トラックを使いますこれらのトラックは最初はミュートされており、コントロールバーで指定した一定のテンポ、拍子が曲全体に対して有効になっていますので、まずこのミュートを外してください。続いて、イベントリストでこれらのトラックを開き、挿入ボタン→イベントを選択します。ここでテンポ、拍子が変化する位置、値を入力すれば曲中で変化するテンポ、拍子を表現できます。
ほとんどの音源でドラムセットのパートは10chに設定されています。ドラムセットを選ぶには、トラックウインドウで、音色を割り当てたいトラックのChを10chに変更し、音色選択を行ってください。
まず、つなぎたい曲もしくはコピー元のデータを持つ曲をSMF形式で保存します。SMF形式で保存するには、拡張子をmidにして保存すればOKです(トラック初期化情報の挿入をお忘れなく)。続いて貼り付け先の曲を開き、SMFのインポートで先ほど保存した曲を開きます。これで2曲分のデータが結合されました。この状態でコピー、ペーストを行ってデータを加工してください。
音符の長さを選択できる状態で、数字キーもしくはテンキーから3(3連符の場合)を押してください(5連符の場合は5)。これで音符の長さが連符に設定できます。連符を解除するには0を押します。また、ピリオドを押せば付点音符を指定することもできます。
コントロールバーで指定できる再生速度の倍率は、再生対象がMIDIの場合のみ有効です。再生対象がMIDI+Audioになっていると、MIDIの再生はAudioに合わされるため、再生速度の倍率指定は無効になります。
ピアノロール、スコアロールでステップレコーディングするには、鉛筆ボタンを押して、入力モードにする必要があります(ここでは、トラックのR蘭はチェックされている必要はありません)。
上の条件が満たされているにもかかわらず演奏が不安定になる場合は、ミキサーとピアノロールなど、重いものを同時に表示させない、オートスクロールを完全にしないなど、できるだけ軽くして使う事で対処して下さい。
これらの手を尽くしても動作が重い場合はパソコンのスペック不足が原因である可能性が高くなってきます。CPU交換、メモリ増設、ビデオカード買い替えなどの手段をとってください。また、完璧に正確な演奏が必要である場合は迷わずWindows NTに移行されることをお勧めします。Windows NTで演奏がもたることはまずありません。
Midiキーボードの設定で(詳しくはMidiキーボードのマニュアルをご覧ください)ローカルをOFFにします。これで、Midiキーボードから入力された音はすぐには発音されず、MSSを通って、Midiイベントが戻ってきた時点で反映されるようになります。
Midi環境の設定で、MidiデータをトラックにThruのチェックを外します。また、出力チャンネルもMidiキーボードから選択する場合はすぐ下の、入力データをトラックのチャンネルに出力のチェックも外します。
ドラムセットの音色表が別れている音源では(Rolandの音源はほとんど)、インストゥルメントマップの設定で10chだけにドラムセットの音色表を割り当てておいてください。