必要動作環境に書いてあるのは、あくまでも快適に使用するためのスペックですので、多少の不足なら気にする必要はありません(MSSは音楽ソフトとしては軽いほうです)。ただし、ミキサーなど、画面描画を頻繁に行うものや、一括した編集(重い処理)、オーディオを扱う場合はフォーマンスにかなりの差がでます。また、使用する機能によって必要な条件は変わってきます。オーディオを扱う場合、絶対にディスクスワップが起こらないだけのメモリが必要です(ディスクスワップが起こると再生のパフォーマンスが著しく低下します)。
逆に、十分なスペックを満たしていたとしても、必ずしも快適に動作するとは限りません。パソコンは、CPU、メモリ容量など、判断しやすい部分以外でもさまざまな進歩を遂げています。このため、同じPentium133MHzのマシンであったとしても、世代によっては快適に動作したり、しなかったりします(Pentium 150MHz以上の世代のマシンではまず快適に動作するようです。ただし、元々Pentium〜133MHzのパソコンをPentium200MHzに乗せ変えても、快適に動作しなかったいう報告も多数あり、これはマザーボードの性能によるものではないかと思われます)。
いずれにしても、快適に動作するかどうか、一度試用されることをお勧めします。
Music Studio Standardをインストールしたディレクトリに作られる「MusicStd.Ini」ファイルを削除して下さい。最初に起動したときの状態に戻ります。ただし、この場合パスワード等も再入力する必要があります。
MSSは、最初LHA形式で圧縮されており、まず解凍する必要があります。オンラインソフトなどで広く出回っているLHA解凍ソフトウェアを使って、ファイルを解凍してください。ダウンロードが面倒な場合は、オンラインソフトを扱う雑誌のCD-ROMなどを探すとよいでしょう。解凍するときの注意点については、このヘルプのセットアップを参照してください。
MSSはパソコンにMIDIデバイスが無いと起動しません(MIDIデバイスが無い環境でMSSを起動できたとしても、何もできません)。ほとんどのパソコンは最初からMIDIデバイスを持っていますが、PC9821シリーズの一部など、まれに持っていないものもあります。このような場合はMIDIインターフェイス、音源を購入するか、ソフトウェアシンセをインストールするなどして、MIDIを使える環境にしてください。
これは単にパソコンが不安定であるということが考えられます。MSSでは常にCPUパワーを最大限に使用するように作られているため、不安定な環境では再現性のないエラーが生じる可能性があります。CPUをクロックアップしている場合は規定クロックに戻してください。その他、BIOS設定でメモリアクセスタイミングなども適切な値に設定してください。
MSSは起動時、もしくは起動中にメッセージが表示される以外、試用期間、使用制限等一切ありません。十分に試用していただいて、正式登録するのにふさわしいと判断された場合、MSSを実際の制作に使用される場合のみ送金してください。
β版に含まれるファイルは、アップデートされた一部のファイルのみです。β版を実行するには、フルパッケージである正式バージョンが必要です。正式バージョンがインストールされたディレクトリにβ版を上書き解凍することにより、β版が使用可能になります。
Microsoft Officeをインストールすると、FindFastが組み込まれます。これは、Officeドキュメントを素早く検索するため(?)に、初期設定では2時間毎にバックグラウンドでインデックスを作りにいくものなのですが、FindFastが起動中はCPU負荷率が100%になり、MIDI演奏が不安定になったり、オーディオが途切れる原因になります。さらにHDDが大きいと、その分検索にも時間がかかるので、長い間CPU負荷率が高いままになります。
一時的にFindFastを無効にするには、スタートアップに登録されているFindFastを起動し、インデックスメニューからインデックス処理の一時停止をチェックします。しかし、これでは次回再起動した時にまたインデックスを作るようになってしまいます。完全にFindFastを切り離したい場合は、スタートアップからFindFastを削除するなどしてください。