トラックウインドウについては、MIDIトラックの扱い、トラックの編集も合わせてご覧ください。
トラックウインドウは2つに分かれています。左側がトラックグリッドで、トラック単位の編集を行います。右側は小節グリッドで、小節単位の編集を行います。それぞれの上で右クリックするとポップアップメニューが現れます。
上部のパネルには、左からソング情報、ステップレコーディング、イベントリスト、デバイスとチャンネルの表示切り替え、キーとベロシティー加算分の表示切り替え、音色とボリュームとパンの表示切り替え、の各ボタンがあります。
●トラックグリッド
一番左の列には、現在そのトラックが選択中であるかどうかが表示されます。
「Vol」の列には、トラックのボリューム(コントロールチェンジ7番)が表示されます。
反転されているトラックにMIDI Inから入ったMIDI情報は送られます。レコーディングするときは、レコーディング先のトラックに移動し、反転させなければなりません。
「Patch」の列をクリックすると、そのトラックの音色を変更できます。
●小節グリッド
小節グリッドの上部には、小節番号の下2桁が表示されています。
小節を選択するには、マウスで選択する最初の小節をクリックし、ボタンを押したまま選択する最後の小節まで移動してボタンを離します。小節のエディットは、選択されたトラックの中の選択された小節が対象になります。ですから、小節を選択する前に、トラックを選択しておく必要があります。
イベントリストについては、イベントリストでの編集も合わせてご覧ください。
イベントリストでは、イベントグリッドでイベント単位の編集を行います。グリッドの上で右クリックするとポップアップメニューが現れます。
上部のパネルには、左上からインサートボタン、ステップレコーディングボタン、フィルターで選択ボタンが、イベントフィルターボタンあり、その隣にインサート場所、イベントリスト中のイベント数が表示されます。インサート場所は、ボタンを押すことで現在の場所に設定できます。また、イベントが選択され場合、自動的にインサート場所は、そのイベントの場所になります。
●イベントグリッド
一番左の列には、現在そのイベントが選択中であるかどうかが表示されます。
一番左の列をクリックすると、イベントの選択が自由にON、OFFできます。一つだけのイベントを選択するときは、イベントのトラック番号をクリックします。トラック番号で選択するときは「Shift」、「Ctrl」を使ったオプション選択が可能です。
「Ch」「Meas:Bt:Tik」「Event Kind」「Value」のいずれかの列をクリックすると、そのイベントのイベントエディットウインドウが開きます。
●インサートボタン
イベントの挿入はInsertキーでも行う事ができます。
参考)同じ場所にあるイベントを並び替えたい場合は、後ろに移動させたいイベントをカットし、そのままマージします。するとマージされたイベントは一番後ろに移動します。
ピアノロールについては、ピアノロールでの編集も合わせてご覧ください。
スコアロールについては、スコアロールでの編集、ピアノロールでの編集も合わせてご覧ください。
ミキサーについては、最初の設定から、再生まで、ミキサーによるミックスも合わせてご覧ください。
ミキサーウインドウのパネルにあるフェーダーは、ピッチベンド、アフタータッチ、テンポのリアルタイム入力を可能にするものです。プルダウンメニューから操作するパラメーターを選び、フェーダーを動かしてみてください。レコーディング中にこの作業を行う事により、フェーダーの動きをリアルタイムレコーディングすることができます。
注意)テンポをリアルタイムに変更、レコーディングするためには、テンポトラックがミュートされている必要があります。
小節グリッドの上には現在の左端の小節と、かっこ内には現在選択中の小節が表示されます。また、曲全体のイベント数も表示されます。
右上のオートスクロールチェックボックスをチェックすると、小節は再生に合わせてスクロールします。スクロールについては環境の設定でスクロールのタイプなどを設定できます。
トラックグリッドでは、トラックの選択、編集を行います。
「Tr.」の列にはトラックの番号が表示されます。
「R」の列には、トラックがレコーディング状態かどうかが表示されます。
「M」の列には、トラックがミュート中かどうかが表示されます。
「S」の列には、トラックがソロ演奏中かどうかが表示されます。
「Track Name」の列には、トラックの名前が表示されます。
「Device Name」の列には(「Device Name」「Ch」の列は、DEV CHのボタンが押し込まれた状態で表示されます)、トラックの出力先のデバイス(MIDI Out)が表示されます。
「Ch」の列には、トラックの出力先のチャンネルが表示されます。
「Key+」の列には(「Key」、「Vel」の列は、Vel+ Key+のボタンが押し込まれた状態で表示されます)、トラックのトランスポーズが表示されます。
「Vel+」の列には、トラックのベロシティー加算分が表示されます。
「Patch」の列には(「Patch」、「Vol」、「Pan」の列は、Patch Vol Panのボタンが押し込まれた状態で表示されます)、トラックの音色が表示されます。
「Pan」の列には、トラックのパン(コントロールチェンジ10番)が表示されます。
一番左の列をクリックすると、トラックの選択が自由にON、OFFできます。一つだけのトラックを選択するときは、トラック番号をクリックします。トラック番号で選択するときは「Shift」、[Ctrl」を使ったオプション選択が可能です。
「R」の列をクリックすることによって、トラックをレコーディング対象に設定できます。
「M」の列をクリックして「M」が表示された状態だと、そのトラックはミュートされます。
「S」の列をクリックして「S」が表示された状態だと、そのトラックがソロで演奏されます。
「Track Name」の列をクリックすると、そのトラックのトラック名を変更できます。トラック名を入力してリターンキーを押すか、どこか他の場所をクリックして下さい。
「Device Name」の列をクリックすると、そのトラックの出力先のデバイス(MIDI Out)を変更できます。
「Ch」の列をクリックすると、そのトラックの出力先のチャンネルを変更できます。
「Key」の列をクリックすると、そのトラックのトランスポーズを設定できます。
「Vel」の列をクリックすると、そのトラックのベロシティー加算分を設定できます。これは、例えば-10に設定すると、そのトラックの全てのノートはベロシティーが-10されて出力されます。
「Vol」の列をクリックすると、そのトラックのボリューム(コントロールチェンジ7番)が変更できます。
「Pan」の列をクリックすると、そのトラックのパン(コントロールチェンジ10番)が変更できます。
小節グリッドでは、小節の選択、編集を行います。
小節グリッドがに塗りつぶされた四角がある場合は、その場所にイベントがある事を意味します。塗りつぶされていない四角がある場合は、それより先の小節にイベントがまだ残っている(まだトラックの終わりでない)ことを意味します。
小節をダブルクリックするといつでもその小節に移動できます。
右上のオートスクロールチェックボックスをチェックすると、イベントは再生に合わせてスクロールします。スクロールについては環境の設定でスクロールのタイプなどを設定できます。
イベントグリッドでは、イベントの選択、編集を行います。
「Tr.」の列には、イベントのトラックが表示されます。
「Ch」の列には、イベントのチャンネルが表示されます。
「Meas:Bt:Tik」の列には、イベントの場所が表示されます。
「Event Kind」の列には、イベントの種類が表示されます。
「Value」の列にはイベントのデータが表示されます。
現在のインサート場所に、イベント、インストゥルメント、トラック初期化情報を挿入します。イベントを選択すると、イベントエディットウインドウが開き、インサートするイベントを選択できます。
インストゥルメントを選択すると、インストゥルメントの選択ウインドウが開き、インサートするインストゥルメントを選択できます。インストゥルメントをインサートすると、プログラムチェンジの他、必要に応じてコントロールチェンジ(バンクセレクト)も挿入されます。
トラック初期化情報を選択すると、指定位置にトラック初期化情報を挿入します。トラック初期化情報とは、音色、ボリューム、パンなどをさすもので、音源のチャンネルを初期化(または設定)するためのイベントを一気に挿入できます。