02/02/02 放送
PC9801用「7 days left」
のプレストーリーです。
ゲームに入ってるオープニングの「完全版」です。
完全版って言っても、結局セリフなんですけどね(^^;。
1997年頃に書いたものなんで、ネタが古いです。
WonderWitch版
も出来て、少しはプレイしやすくなったかも。
タイ・リーク大陸の東端、チ・ホー地方の物語.
チ・ホー地方にある平和な農村、ム・ラーの村で、それは起こった.
「ふははは、我の名はシモベー!
偉大なる魔王ラスボスさまの使いで来た!」
「ま、魔王ラスボス!?(焦)」
「これは、大変だ!」
「村長さまに、知らせなければ!」
「村長さま〜!」
「はい、村長です」
「大変です!!」
「只今、留守にしております」
「!?」
「ピーっ」
「それでは、長老さまに、連絡を!」
「長老さま〜!」
「大変です、長老さまに…」
「ダメです!長老さまは病に伏しています!」
「非常事態なんですよ!!」
「ダメです!面会謝絶の重病です!」
「緊急事態なんですよ!!!」
「長老さまは重度の花粉症で寝込んでいます!
お引き取り下さい」
「……わかった.
仕方ない、私が勝手に判断しよう」
「ふははは、偉大なる魔王ラスボスさまの使いで来た!」
「の、残り2分だーっ!おつりをもらって、ゴールへ!」
「ふはははじめてのお使い、って、コラァ!」
「は、なんでしょう!?(焦)」
「ふははは、お前が、この村の代表か?」
「そ、そのとーり、わ、私がこの村のお代表さまでございました(焦)」
「ふはははは、ということで占領した!
税率は30%だから、村から出てこないよーに!」
「ま、待ってください!(焦)」
「ふは?」
「いきなりすぎます!
あと7日くらい待ってください!(キッパリ)」
「……わかった.
7日後にまた来る.ふははは……(フェードアウト)」
「ふぅ、あと7日か(安堵)」
その晩.ム・ラー村長会議にて.
「…….と、いうことだ.」
「そ、そうか、そりゃあ大変だったな」
「大変なのは、これからだ」
「な、なにぃ!」
「…….で、どうする?」
「7日以内に魔王を倒す、それしかないだろ」
「失敗すれば、300年待って、3つの星が重なった時に…」
「…….で、どうする?」
「村中の若者、そして、各地の勇者を集めるしかないだろう」
「甦るがいい、アイアンシェー!」
「…….で、どうする?」
「魔王ラスボスを倒せば2,000,000GANの懸賞金、
並びに、副賞として、村民の証、特製テレカをプレゼント.」
「マ王へ行こぉー、らららー」
「…….と、いうことだ.」
一方、マ・オウ城.
「ふは、ラスボスさまーっ」
「ふはははっ、シモベーよ、どうじゃった」
「ふは、村の代表者に会いました.
でも、代表者には到底見えませんが.」
「ふははははっ、占領は成功したか?」
「ふは、7日待て、とのことです」
「ふはっ、そうか.
カレーでも、1晩寝かせればうまくなる.
7日待てば、利子がつく、というわけじゃな」
「ふは、御意」
「ふははははっ!!では、下ってよい」
「ふは、ぐ、ぐーぎゅるる」
翌朝、多くの若者が名誉と一獲千金を求めて集まった.
「英雄になりたいかー!?」
「おぉーーーっ!!」
「いいか、賞金は2,222,222GANだ.」
(1GANは100円として換算してください)
「今日から6日後に魔王軍が攻めてくる.
7日目の夕方までに、魔王を退治すること」
「あのぉ、質問ですぅ.
なんで、夕方なんでしょうかぁ?」
「魔族は夜行性.対して、我々は逆.
いわゆる地形効果みたいなものだ.
やつらは、有利な夜にやってくる.
だから、その前、夕方なのだ.」
「わかりましたぁ」
「また、必ず、個人で行くこと.
反逆がバレれば、魔王の怒りに触れてしまうだろう」
「あまり変わらないと思いますが…」
「近くのダンジョンにモンスターを放った.そこで鍛えるといいだろう.
ト・ナーリやタ・カーラで本格的な訓練をするのも作戦だ.
魔王には、並みの力では勝てん、最強に仕上げてから戦うように」
7日間の伝説が、いま始まる…….
番組表 / ソフト / 7 days left