FAQ集
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Topazはどうしてグラフィカルユーザインターフェイスを採用していないのでしょうか
作者は過去Win32用に、GUIベースでグラフ作成ソフト"Plots32"を開発しましたが、使い込むに従い使いにくさを感じるようになりました。オブジェクト選択・編集はマウスで行うのに対し、グラフ設定等にはキーボードを使わざるを得ないため、マウスとキーボードを行き来することに不快感を覚えたからです。結局マウスなど使わずにキーボードだけで操作できる方が、余程すっきりしていると考え、Topazは思いきってコンソールベースのアプリケーションとしました。不要な装飾を極力排しているので見かけは地味ですが、キー操作だけのオペレーションはかなり快適です。
どうしてTopaz本体とビューアが別なのでしょうか
Topaz本体はテキスト形式の数値データをtpv形式に変更するだけの役割を果たします。tpv形式とはTopazシステムに独自のグラフィック形式であり、その形式はTeXのdvi形式のようにデバイスに依存しません。一方ビューアはtpv形式を入力としてデバイス依存の画像形式に変換し表示します。このように役割をはっきりと切り分けるためにTopazでは本体とビューアを別プログラムにしています。2画面構成なので、画面の広さはXGA以上を推奨します。
y軸のラベルのような縦書きのテキストが表示されません
X-free86のSVGAサーバをお使いではないでしょうか。バージョン3.3.3以前のSVGAサーバはテキスト回転が正しく扱えません。3.3.3以降ではこの症状は改善されていますが、270度以上の回転角度をもつテキストは正しく表示されません。y軸のラベルの回転角度は90度なので問題ありませんが。Xにおいて、テキスト回転がAPIレベルでサポートされたのはX11R6以降です。X11R5以前の環境ではテキスト回転ができませんので注意してください。なお、3.3.3.1以上のFreetypeを組み込んだSVGAサーバで、テキスト表示をTrueTypeで行えば問題ありません。
画面の再描画を行うのに、"Window | 再描画"をいちいち選択するのは面倒です
スペースキーを押してください。直ちに画面が再描画されます。
ビューア上に重なった他のウインドウを移動すると、重なっていた部分のグラフが欠けてしまいます
Xのようにバッキングストア機能がある場合重なっていた領域は自動的に描画されますが、Windows環境のようにこの機能がない場合このようになってしまいます。この場合スペースキーを押して、強制的に再描画してください。
メッセージエリアをスクロールしたいのですが
"]"キー、"["キーでスクロールアップ、ダウンが行えます。
メニューを戻るのにESCキーを押すのが面倒です
Ctrl+'G'または'.'キーでも戻れます。
Unix用のビューア(tpvview)でテキストをTrueTypeで表示するには
X用のビューア上でテキストをTrueTypeで表示するためには、Topaz
3.04以上及びFreetypeを組み込んだXサーバが必要です。しかしDebianやVine Linux等のディストリビューションでは、標準でFreetypeが組み込まれているようです。Topaz側では、フォントマッピングの定義ファイルtopazfontmap(英字用)、topazkfontmap(漢字用)で、お使いのTrueTypeフォントの論理フォントを指定するだけです。これらの定義ファイルを${TOPAZDIR}/_topazから${HOME}/.topazにコピーし、コピーされたものを編集した方が良いでしょう。
PC-9801シリーズで方向キーが効きません。
PC-9801シリーズとAT互換機とのキーコードが異なるようです。残念ながら解決策はありません。
Vine Linuxのkterm上で起動すると、ホットキーのバックが灰色で見にくいです。
.Xdefaultsで、
*VT100*textColor7: white
と記述してください。バックが白色になり見やすくなります。