【携帯電話用プログラムに挑戦プログラムソース公開 

                                                                           2003.03.31 記
                                                                        (公開日:2003.08.29) 
                                                                               修正(ソー スコード)2003.12.26
                                                                           2007.01.21 改定                 
使用法                                             
 免責事項等                                               
1、はじめに
 携帯電話端末によるインターネットサービスの加入者数は2003年1月末で60,235,000を数えています。(注1)ま た、 (株)NTTドコモによると2003年3月9日現在でiモード契約は37,150,000、うち、iアプリ(注2)対応は16,480,000です。 (注3)
いま、Java対応(注4)の携帯電話はNTTドコモのiアプリの他にj-phone(jアプリ(注5))やKDDIのAU(ezplus(注6))があ るが、それにしても膨大な数にのぼる。対応機種の全ての契約者が利用しているとは限らないが、この現実が携帯端末(電話)向けのプログラム開発に多くの Javaプログラマの関心を引き寄せています。
 私はいわゆる「日曜プログラマ」のひとりですが、Javaプログラミングにも取り組んできました。そこで今回、携帯電話向け(i、jアプリ、 ezprus各版)のプログ ラム(「万年カレンダー」と命名)を作成しましたので、iアプリについて、その体験を記してみました。何かの参考になれば幸いです。
2、開発課題
携帯電話版「カレンダー」
3、開発の動機
 ①ネットバンキングやゲームなどのプロのプログラマがあまり目を向けそうもない?、それでいて便利な小道具的なも のはないかと考えた。
 ②河西朝雄氏の本にあった「万年暦(グレゴリオ暦)」と称する28行ほどのプログラムリスト(4)を元に機能追加と改良を続け「LSI C-86 Ver 3.30 試食版」(注7)やPC用のJavaで動くプログラムを作ったことがある。これを携帯電話にのせれば便利よく使えるのではないかと考えた。
 ③携帯電話にはプログラム容量の制限があり大規模プログラムは許されない(現状では)ので中高年の私にも負担が軽いのではないかと考えた。
 ④画面が小さいので、高度なデザイン能力はなくとも見栄えに大きな差はでないのではないかと考えた。
4、求められる技術
今回作成した程度のものに限定しますが
 ①Javaプログラミング:500行位(特に根拠はない)のプログラムが書け、問題なく動作し、必要に応じて修正できる。
 ②ネットワーク:PC用、携帯端末用(PC用の中でよい)ホームページを開設し(レンタルサーバーでもよい)、自分の技術で運営できる。
 ③ 以上を実現する為のOS(Windows、MS-DOSなど)エディター、WWWブラウザー、ftpソフト、メールソフト等を操作できる。
 ④  携帯電話を自由に操作できる。
5、仕様

 ① ”月めくり”とし、任意年月を選択ボタンで表示できるようにする
 ②祝日表示(2004年のみ)対応
 ③当日表示対応
 ④ソフトキー2(右側)を終了ボタンとする
 ⑤概観
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        2003年 3月
     日  月  火  水  木  金  土
                            1
      3   4   5   6   7   8
     10  11  12  13  14  15
  16  17  18  19  20  21  22
  23  24  25  26  27  28  29
  30  31
        前月 ↑↓ 次月
          前年   ⇔   次年
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6、準備
① 下記の開発ツール(注8、注9、注10)をダウンロード、DドライブJava
フォルダにインストール。(インストール方法は各ツールのマニュアル参照)
② 開発ガイド詳細編(1)を読了。(新規プロジェクトの作成等、開発手順の詳細は
   ここでわかる。これをしっかり理解しなければ開発は難しい。)
③ Java言語概要復習(2)、(3)
7、作成
  エディターでJavaソースファイルを作成(図1)
図1
図1

開発ツールiαppli Development Kit(注8)を立ち上げる(図2)
図2
図2

プロジェクトを読み込む(図3)
図3
図3

ビルドタブをクリックする(図4)。エラーがあれば図1に戻って同様の作業を繰り返す。
図4
図4

8、エミュレーション
(エミュレーション起動画面)
エラーが無ければ起動タブをクリックする。表示等プログラムの動作に問題なければ
エミュレーション段階では完成(図5)
図5
図5

9、実機テスト
次のような内容のhtmlファイルをつくり、前記でできた
*.jar、*.jamファイル(この例ではCale504i.jarとCale504i.jam)
とともに自分のホームページのあるサーバーに送信する。この後、対
応する実機のマニュアルに従ってにダウンロードする。テストの結果、
不具合があれば、7、作成に戻って修正を行い同様の手順を繰り返す。
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<html>
<head>
<title>504iカレンダー</title>
</head>
<body>
<p>(株)NTTドコモ504i用<br>
<font color="#ff6600">Java</font>プログラムです。<br>
</p>
ダウンロードは<br>
<object declare="declare" id="Cale504i"
data="ダウンロード先URL/Cale504i.jam"
type="application/x-jam">
</object><a ijam="#Cale504i" href="noiappli.html">ここ</a>
</body>
</html>
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10、おわりに
 以前に作ったプログラムリストがあったので、開発というより携帯電話への移植といった方がよいと思う。コードの違いも相当あっ たが、それにしても意外と容易に出来た。いわゆる、"Hello World"を表示するプログラムでテストをするなどの手順をスキップしていきなり目的のものを作ってしまった。しかも、テスト用の実機すらない(後に確 認済)という状況。エミュレーションソフト等の開発環境のすばらしさ、威力を実感した。このような開発環境が名のあるメーカーから全てフリーソフトとして 提供されていることに感謝している。
 興味のある人には是非挑戦してみることをお勧めしたい。
【万年カレンダーのダウンロード先】
当サイトプログ ラムの部屋にリンク先有
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【注】

(1)
携帯電話事業者によるiモード、EZweb(旧EZaccessを含む)、J-Sky
のサービスの利用者数合計。「出典:総務省情報通信政策局契約数等調査」』

(2)
iアプリ
NTT Docomoの携帯電話、503iシリーズ、504iシリーズ上で動作するJava
アプリケーション。

(3)
「出展:http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/report/contract/?frames」

(4)
Javaについての説明は市販の書籍に譲ります。歴史、技術解説等が次のURL等
でもご覧になれます。
https://business-bean.fujitsu.com/crc/tec-know-how/

(5)
jアプリとは
J-PHONE携帯端末Java対応機種で動作するアプリケーションソフト(ゲーム
や着信やメールの受信をお知らせしてくれるキャラクター時計など)のこと。
次のURLに解説あり
http://www.dp.j-phone.com/java/detail.html

(6)
ezplusは
KDDIとauグループのJava技術をベースとしたサービス。
http://www.au.kddi.com/ezfactory/mm/game01.html
に解説あり。

(7)
LSI C-86試食版は
エル・エス・アイ ジャパン株式会社 の製品であるCコンパイラLSI C-86 に
「スモールモデルしかコンパイルできない」という制限をつけて、フリーソフ
トウェアとして一般に公開したもので、いまでも多くの人に愛用されている。
(MS-DOS用 Ver. 2.11以降)
解説、ダウンロード先:http://www.lsi-j.co.jp/

(8)
(開発ツール)
「Java(TM) 2 SDK, Standard Edition 1.3.1_06」
http://java.sun.com/products/archive/j2se/1.3.1_06/index.html
サン・マイクロシステムズ(株)

(9)
(開発ツール)
J2ME Wireless SDK for the DoJa
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/application/products/imode/index.html
503iシリーズ及びFOMA N2001/N2002/P2002/P2101V/D2101V/SH2101V/T2101Vに
対応したiアプリコンテンツ作成ツールです。
(ツール提供元)株式会社NTTドコモ

(10)
(開発ツール)

iαppli Development Kit
504iシリーズ向けiアプリコンテンツ作成ツールです。
(ツール提供元)株式会社NTTドコモ

【参考文献】

(1)iアプリコンテンツ開発ガイドfor504i(詳細編)
ダウンロード先
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/application/
   株式会社NTTドコモ
(2)Javaのからくり -オブジェクト指向入門-
   植田龍男著、(株)IDGコミュニケーションズ
 1999年2月1日発行
(3)Java2 グラフィックスプログラミング入門
   中山茂著、技報堂出版(株)
   1999年7月15日発行
(4)改定Ver.2.0版 最新はじめてのTURBO CⅡ、200頁
   河西朝雄著 (株)技術評論社
   平成元年8月15日発行
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