PICで電子オルゴール

２００３年３月２６日（水）作成

２００３年９月２８日（日）発表

　「電子オルゴール」はワンチップマイコンの課題としては、なかなかおもしろいと思いましたので、以下に簡単な製作記を載せてみました。

１、動機

Z-80で電子オルゴールを製作したことがある。
PICの少ないメモリーの使用法をさぐる。
できるだけ簡単な回路で実現してみたい。
ネット上を調べた限りではＰＩＣによる以下の方法のものは見当たらなかった。

２、仕様

PIC１６F８４Ａを使用
EEPROMデータ・メモリ（６４バイト）に音楽データを置く。
上記の各音階・音長データにみあう方形波を発生させる。
上記をポート（RB１）に出力する。
上記をトランジスタまたはLM386で増幅しスピーカを鳴らす。

回路図（LM386使用）

回路図（トランジスタ使用）

３、プログラムリスト

４、用途

主回路の通報音、警報音などとして使えばよいのではないかと思う。

５、開発ツール等

AKI-PICプログラマーVer.3

　　http://akizukidenshi.com/

ＭＰＬＡＢ (Version5.70)

ＭＰＡＳＭ

http://www.microchip.co.jp/faq.htm

BSch(フリーの回路図エディタ)

　　http://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se042012.html

【参考】

日本語によるMPLAB、MPASMなどのセミナー実習テキスト

http://www.microchip.co.jp/tool.htm#mplab

【文献】

１、「Z－８０機械語によるプログラムと制御」

中山章著、オーム社、1985年１０月１０日発行

２、「トランジスタ技術　１９９５／１２」CQ出版社

　　特集　ワンチップ・マイコンで行こう！（PIC１６C８４）

３、「トランジスタ技術SPECIAL　ＮＯ．２９」

　　吉田幸作著、ＣＱ出版社

４、「ＬＭ３８６　技術資料」

　　ナショナルセミコンダクタージャパン株式会社

　　http://www.national.com/JPN/ds/LM/LM386.pdf