アニメーション設定バーコード

 「アニメーション設定バーコード」(以下バーコード)は、アニメーション駒データに簡単なバーコード情報を埋め込むことによって、アニメーションの再生方法などを指定できる画期的なフォーマットです。
 バーコード対応のソフト及びデータを使用すると、データ再生時に最適なアニメーションの設定をソフト側で自動的で行うことができるようになります。また、データ作者側にとっても、自分の意図した再生方法をバーコードとしてデータ中に埋め込むことができるようになります。


●バーコード仕様

 バーコードは、「ぷーさめ」形式「へきさめ」形式のアニメーション駒データの右上に作成します。バーコードの本体は、32x12ドット(バーコードとしては32列x3行)の領域を持ちます。また、バーコードの色は白と黒の2色からなり、白の場合は有効の設定、黒の場合は無効の設定になります。(有効の設定は、白でなくても黒以外の色なら大丈夫だったりします。)(下図参照)

サイズと色
サイズと色

 バーコードの本体は、識別用コードと設定用コードの2つの部分からなります。上2行(8ドット)は、識別コードの部分で、ソフト側がデータがバーコード情報を保持しているかどうかをチェックするときに使用します。(単に見栄えをよくするためにあるという話もありますが(^^;)従って、識別コードは全く同じものでなくてはなりません。(下図参照)

識別コード
識別コード

 3行目(下4ドット)の設定用コードは、データの種類やバージョン情報を格納する部分(左8列)と、アニメーション駒の再生方法を格納する部分(右24列)の2つに分けることができます。(下図参照)
 また、将来的には4行目以降を拡張して使用することも可能です。

設定コード
設定コード

 データ種類・バージョン情報の設定に関しては、とりあえず左から7列目が「へきさめ」形式、左から8列目が「ぷーさめ」形式と決められています。それ以外の左側6列の領域は現在未使用になっています。(サンプル画像は「へきさめ」形式になっています。)
 ただ、今はこれらの情報はデータサイズで区別できるので、絶対必要というわけではありません。

 アニメーション駒の再生方法を格納する部分については、24列のうち、左側3列の設定が予約されています。(サンプル画像は、全ての設定が有効になっています。)

●Special Thanks

 このバーコード仕様は、tolkienが「ぷーさめ」シリーズの作者であるEDさんに、データにBitmapOptionの指定を埋め込むことができないか相談したことに始まります。それから、「あっ」という間に話が進み、バーコード対応ソフトが世に出ることになりました。仕様の草案からサンプルバーコード作成まで、全面的にご協力いただきましたEDさんに改めてお礼を申し上げます。

 このページに関するお問い合わせは、tolkien までお願いします。


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