シェアウェア(ShareWare)は、パソコン通信やインターネット、CD-ROM書籍などを通じて流通しているオンラインソフトの一種です。
無料で使用できるフリーソフトに対して、継続した使用に対して対価が必要なソフトを一般にシェアウェアといいます。
シェア(share)とは、分割する・共有するという意味で、ソフトの開発に必要な負担を、ソフトを利用するユーザーで少しずつ分担しようという意味を持っています。
一口にシェアウェアといっても、現在はフリーソフトに近いものから商用ソフト的なスタンスを持つものまで様々な形態があります。
ソフトの説明書やヘルプをよく読んで、ソフトの使用条件などを確認しておきましょう。
シェアウェアは、ダウンロードしたりインストールしただけでは、お金はかかりません。
シェアウェアには、一般に試用期間があり、ユーザーは実際に使ってみて気に入ったものを選ぶことができるシステムになっています。
面白そうだなと思って買ってみたソフトがつまらなかったことはありませんか?シェアウェアは試用ができるので、そういう心配はありません。
シェアウェアに送金することを一般にレジスト(registration)といいます。レジストとは、ユーザー登録するという意味です。
試用して気に入ったソフトは、レジストしましょう。レジスト方法は、ソフトの説明書やヘルプに書かれています。
シェアウェアには流通コストがかからないなどの利点があり、レジスト料金は市販製品に比べて非常に安価です。
シェアウェアの中には、レジスト後に作者からパスワードを教えてもらってソフトの制限解除を行う必要があるものもあります。
パスワードは、メモをするなどして大切に保管してください。ソフトによっては、パスワードの再発行ができないものもありますので注意してください。
パスワードを他の人に教えたり、教えてもらったりすることは禁止されています。悪質な場合は、刑事責任を問われることもあります。
ほとんどのシェアウェアが、パソコン通信・インターネットのメールや掲示板などでサーポートサービスを行っています。
サポートは、基本的に無償です。ただし、無償といっても説明書やヘルプに書かれていることを聞くのはマナー違反になります。
まずは自分で調べてみて、それでも分からなかったときにサポートを利用するようにしましょう。
気に入ったソフトの作者を応援しましょう。バグ情報やソフトに対する要望などは、遠慮せずに作者に連絡しましょう。
対応は作者によって違いますが、バグ対応のほか、要望を受けた新機能などが次期のバージョンに搭載されることもあります。
シェアウェアのシェア(share)は、みんなで分担してソフトを育てるという意味でもあるのです。
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