京都教育大学の佐々木先生のお陰で実現しました。お礼申し上げます。(._.)テレビ会議システムを使った国際交流授業が成功するまで
<授業実践をする前の段階を中心として書いています>


2000年4月号です。
以下の文は掲載されたものより、少し詳しい内容を文章のみ載せています。

<はじめに>
国際交流は、わざわざ相手の国まで出かけて行かなくても、通信環境があり相手がいさえすれば、すぐに始められます。外国と交流することで、子ども達の意欲も飛躍的に上がり、世界に向けた視野が広がるなど、教育効果も期待できます。
教師にとってもな失敗やトラブルに遭遇しますが、同時に喜び、学び、多くのノウハウを得ることが出来ます。
 これから紹介する私の小さな経験が参考になればと思います。

<タイの小学校と交流することになったわけ>
 昨年の3月末、京都のリサーチパークで、「エデュテイメントフォーラム’99京都」が開催されました。これはコンピューターやインターネットなどのコンテンツを一堂に集めて、京都をエデュテイメントのメッカとするために官民共同で開催したイベントです。この時私に模擬授業の依頼があり、タイの小学校との遠隔授業をすることになりました。タイと交流することなったのは、タイの小学校に知人ある先生がおられたからです。また日本との時差が2時間で、中国やインドを源とする共通の文化や宗教があり、日本の工業製品やアニメなど、日本のことを少しは知っている国というのも魅力でした。
 ここではフェニックス(NTT)というテレビ会議システム(以下、TVシステムという)を使って、上記会場とタイの小学校とをISDNの回線で結び、リアルタイムに交流しようということになりました。
 TVシステムは離れた場所と(国内でも国外でも)、音声と動きのある画像で、リアルタイムに対話ができるコミニュケーションツールです。これはインターネットやEメールと違い、顔と顔を見ながらの「新鮮な今」を伝え合うことができます。
 交流内容は、自己紹介、お弁当の見せ合い(その時はちょうどタイが昼食時でしたので)、ジャンケン、サッカーボールのリフティング、合唱、絵画の見せ合いなどでした。
 エデュテイメントフォーラム’99京都での模擬授業は、多数の参観者があり、子ども達にも私にとっても貴重な体験でしたが、継続的なものではありませんでした。そこで何とかこの授業をきっかけに、交流を続けられないかと考えましたが、問題はこの交流に使用する機器が学校にないことや高額な国際回線使用料をどのように負担するかということでした。TVシステムの使用料は通常の電話の2倍(ISDNの2回線分)で、一回40分くらいの接続で18,000円くらいかかります。これは、海外とテレビ会議をしようという学校にとって、大きな負担です。
 折しも、松下視聴覚教育研究財団の助成を知り、応募してこの取り組みに助成金をいただくことができました。

<計画を立てる>
 費用の問題が解決したら、次は大まかな計画を実践に移すために、具体的な絵を描かなくてはなりません。
 計画の流れは、
@授業内容を作り上げる。
A交流で使う機器の準備。
Bタイとの、授業打ち合わせ。
C交流前の準備。
の順番です。
 はじめに「言葉の壁」をどうするかということですが、これは子ども達にとっても、教師にとっても大きな障壁になります。例えば、言葉によるやり取りを重点に置いた場合、ある子がタイの子に質問すると→日本語をタイ語に通訳してタイに伝える→タイの子ども達が答える→タイ語を日本語に通訳して子ども達に伝える、という過程が必要になります。通訳が入ると日本語どうしで行うときと比べて、倍以上の時間がかかります。通訳との意思の疎通も必要で、伝えてほしいことや授業の流れなども話し合っておかなくてはなりません。私はタイ語が全く分からないので、計画を立てるときも不安がいっぱいでした。そこで、言語の壁を乗り越えた交流が成立する授業の計画を立ててみることにしました。

<交流の内容>
 交流は9月から12月の間に、2〜3週間ごとに計6回行うというものです。1回目からの内容は、 
1.カレーライスの食べ較べ:タイは日本のカレー、日本ではタイのカレーを食べる 
2.ゆかた対パーカマー(タイの腰巻き):タイの子ども達に日本の浴衣を、画面を見ながら着てもらい、反対に日本ではタイの子ども達のパーカマー姿を見ながら、それを着る
3.クイズバトル:ジェスチャーで、それが何を表現しているかを当ててもらったり、日本のあるものが何であるかを当ててもらったりするクイズの出し合い 
4.歌の交流:タイと日本の双方が知っている歌を歌い合ったり、日本の絵描き歌を教えたりする
5、遊びの交流:日本からはケン玉の仕方を教え、タイからは紙細工を教えてもらう
6、道徳交流:4年生の道徳教材を簡単なビデオにして、それを見合って、意見交流をする
 、です。
 以上6回分の主な内容以外に、接続毎に双方ともひと言ずつ言葉を教え合う「覚えようタイ語」(タイでは「覚えよう日本語」)のコーナーと、一対一で質問し合う「友達になったよ」のコーナーも設けました。
 以上の内容をできるだけ言葉を介さない方法で進められるように工夫しました。

<交流のねらい>
 それから計画の中で最も大切にしたことは、「交流のねらい」の設定です。それは、
@その国、人、文化、良さに気づく。(国際理解)
A国、文化、言語などを越えて気持ちや知識、文化などを伝え合う。(国際交流)
Bその国や人について、興味を持ったり、疑問に思ったりしたことを調べる。(情報収集)
C調べたり疑問に思ったりしたことをまとめて、相手にわかりやすくたずねたり、発表したり出来きる。(発表や発信の仕方)
 これらのねらいを達成できる計画を立てました。そして、食べる・着る・話すなどの活動や体験を重視すること、子ども達が主体的に活動できるようにすること、授業の中に子ども達の発想や考えをより多くを取り入れられるように心がけました。

<使用機器について>
 内容が決まったら、次は準備です。
 本校にはISDN回線はありましたが、TVシステムやタイの小学校を映し出すプロジェクターはありませんでした。機器の導入は、交流内容を練る作業と並行して、NTTと相談しながら進めました。NTTは「こねっとプラン」などのプロジェクトを進めている関係で、機器や回線の接続に関するノウハウをたくさん持っていて、親切に対応してくれました。また、授業をする教室は、コンピューター室から100メートル以上離れていましたが、NTTからアドバイスを受けながら自力で設営しました。
 TVシステムとしては、手軽に扱える「フェニックス・ミニ」という家庭用のシステムに決まりました。これはコンピューターを必要とせず、音声と映像の入出力端子が背面にあり、通信も安定しています。音声出力には外部スピーカーを、映像出力にはプロジェクターを接続して、タイからの音と映像をリアルに伝えられました。またタイへの送信音声はワイヤレスマイクから音声入力端子に接続しました。こちらの映像を撮るために、ビデオカメラを映像入力端子に接続して使用しました。

<授業日を決める>
 さて、実際に授業の日程調整をしなくてはいけません。タイの学校には大まかな予定しか伝えてありませんでしたので、具体的に6回の授業をそれぞれ何月何日の何時から始めるのか、行事や年間計画、校内の授業研などを考えて決めていきました。タイには日本にない祝日があったり、夏休みの時期や期間が日本と違ったりしたので、予備日も決めておきました。それでも途中で相手校に長期休業が入って予定が変わってしまい、6回の交流も5回に減ることになり、交流内容も変更しました。
 このようなことは外国との交流では(国内でもあると思いますが)、よくあることと予め頭の中に入れておく必要があると思います。そして、日程変更があればいつでも変更できるくらいの余裕と柔軟な気持ちをもっておいた方がいいと思います。

<サポート体制をつくる>
 この計画を進めるには1人では不可能です。支援していただける方がなくては挫折してしまいます。私には京都教育大学実践指導センターのスタッフが相手校との交渉、打ち合わせから、通訳、機器設営や配置に至るまで、あらゆる面でサポートしてくれました。
 学校においても、先生方に計画を知らせ、十分理解してもらうこととともに、指導案なども毎回配布し、参観して助言をいただくように呼びかけました。
 保護者に対しても同様に、計画段階から理解してもらえるようにプリントを配布したり、懇談会で紹介したりして賛同の輪を広げておきました。
 また、市の教育委員会にも承諾を得ておくことが必要だと思います。学校の設備で不明な点があれば協力していただけます。
 これらのサポート体制を十分固めていくことで、機材などの支援だけでなく、さまざまなトラブルや不安を乗り越えていく精神的な支えを得ることができます。教師は授業の成功に向けて、子ども達が生き生き活動できるように事前指導を積み上げたり、意欲が高まる多くの工夫を準備して授業に臨みます。しかしながら、回線接続がうまくいくだろうか、校内の先生方や保護者がどう思っているだろうか、子ども達がうまく表現し活動してくれるだろうか、相手校も満足してくれるだろうか、など考えればきりがないほど心配のタネを抱えています。

<タイへ行く>
 交流の内容は相手校の先生に伝え、お互いのテーマ、目標を明確にし、共に子ども達のために協力し合っていくことを確認できればベストです。電話でもいいかもしれませんが、私の場合、授業の中で多くの道具を使うし、何といっても9月から12月までの長期の計画です。そこで直接相手の学校を訪問し先生に会って、その気持ちを伝えたかったので、夏休みを利用してタイのプーケットに行くことにしました。
 外国の学校との長期にわたる計画の場合、相手との意思疎通やお互いの目的意識のズレが生じやすくなると思います。予定していた授業内容がその通り進まず、横道へそれたり、予定の半分くらいしか進まなかったり、接続がうまくいかなかったり、子ども達が思い通り表現してくれなかったりと、お互いにストレスがつのってきます。
 私の場合、2回目の交流では、明らかにこちら側の機器の不良で、交流が台無しになってしまいました。日本側の画像が届かず、その原因を究明している間に授業時間が過ぎてしまい、子ども達同士で遊びやおしゃべりが起こって、無駄な時間になってしまいました。これは、おそらくタイの学校でも同じで、その時間をどうしたものか、とても困ったと思います。しかし、担任のブンリー先生は、こんなことがあっても文句ひとつ言わず理解してくれる人でした。互いの事情や相手への思いやりの気持ちが大切だと思いますので、信頼関係を作るという意味でも、できることなら一度は直接現地に出向いて、授業の打ち合わせができたらいいなと思います。

<渡航の準備>
 タイ渡航前に必要と思われることをすべて洗い出しました。
旅行会社への渡航申し込み、授業に使う道具で持っていくもののリストアップ、タイでの購入計画などです。カレーの授業で必要なカレールーや日本米、その他浴衣、けん玉、歌のカセットテープ、植物の交流に使う種などです。またタイではビデオで記録も撮ってもらう予定でしたので、ビデオデッキやビデオカメラも購入して持っていきました。タイではPALという形式のビデオデッキを使用しており、日本のビデオテープをそのまま見ることができないという事情からです。(日本や米国ではNTSCという形式です)
 現地から買ってくるものは、タイのカレールー、タイ米、ココナッツミルク、パーカマーなど授業で使うものです。また帰国後、「タイの紹介コーナー」を作ろうと思っていたので、おもちゃや漫画、筆記用具などの学用品、絵はがき、生活用品、特産品などをリストアップしました。物価も安いので子ども達へのお土産も買ってきてあげられると意欲の喚起に繋がりますね。
 調べてくることは、緊急連絡先やファクス番号、TVシステムなどの通信環境やその状態などです。そして可能ならば、この機会に日本との接続テストも済ませておくといいと思います。今回は、渡航前に教頭先生に日時を正確に指定して、タイに国際電話をかけてくれるよう頼んでおきました。このテストで、日本からの音声の聞こえ具合や画像の状態を把握し、システムの調整が出来ました。
 また、ビデオとカメラとでタイの町並みや学校、授業風景、そして今後仲良く交流することになるブンリー学級の子供達を写しました。ローマ字で胸に大きな名札をつけてもらい四人一組くらいで写真を撮らせてもらいました。(こちらからも一人一人ローマ字の名札をつけたクラス写真を持っていきました)
 さらに、授業の前日などに連絡を入れることなどを伝えると共に、もし近くに日本語が分かる人がいれば探してもらい協力を得ること、校内にカメラやビデオ操作してもらえるスタッフを頼んでもらうことなど依頼しました。

<現地での打ち合わせ>
 アヌバン小学校プーケット校は、全校生徒2000人の大きな学校です。初めに訪れた日は土曜日で学校は休みでしたが、Gパン姿のブンリー先生は笑顔で迎えてくれました。渡航に向け、いくつかタイ語を覚えましたが、いざとなると口からでてきません。やっと、サワディーカップ(こんにちは)がしゃべれたくらいです。
 ブンリー先生に案内されて、入ってみた教室にはさまざまな飾りが天井から下げられ、掲示物も子ども達が器用に作ったカラフルな作品が貼られていました。挨拶、自己紹介などを交わして、早速打ち合わせを始めました。まず日程です。タイのカレンダーを見て、休日などチェックしてもらいました。この時、授業日が少し変わりましたが、実施時刻なども含めて、了解してくれました。
 次に一つ一つの授業内容について、京都教育大学実践指導センターのスタッフの佐々木先生が授業のフローを指し示しながら、カレーのルーや日本米、浴衣など実物を取り出して説明してくれました。ブンリー先生は何にでも興味を示し、浴衣を自分で着てみたり、けん玉を触ったりして意欲的に疑問点を質問したり、不明なところを確認したりしてくれました。その中で日本のビデオデッキやカメラが、使えないということがわかりました。タイの電圧は220ボルトだったのです。そこで電気店で電圧変換器を購入し、事なきを得ました。
 海外では電気製品などの電圧や端子の形が日本と違う場合もあるので、日本から持っていくものが使えるのかどうかは事前に調べておくとともに、もし使えないとわかったとき、それをクリアする方法も考えておかなければならないと思います。
 2日後再訪問し、機器の贈呈や細部の詰めをしました。この日は授業もあり、元気なブンリー学級の子ども達にも会い、校長先生に協力の要請もしました。また機器を担当してくれる教務の先生に授業でのカメラやビデオの使い方をお伝えし、子ども達の写真撮影、日本との接続テスト等済ませ、今回の打ち合わせを無事終了しました。

<授業にあたって>
 最初の授業は9月29日でした。26日は運動会で、夏休み明けから子ども達や教師の意識は運動会一色になっています。そんな中で時間を見つけて、タイと交流する子ども達への指導や雰囲気作りをしていきました。
 今回4年生の2クラス、52名の子ども達が参加します。1学年に複数のクラスがある場合、自分のクラスだけで交流するのか、学年全体の子ども達で交流するのかは、大変迷うところです。私は隣のクラスの先生に相談して、2クラス合同ですることにしました。より多くの子ども達に、この交流を体験してもらいたいし、クラス間に格差が生じないようにという思いがありました。

<その他の準備>
@機器の設定・配置など
 機器の配置について実際の授業でわかったことは、タイの画像が映るプロジェクターの画面とタイ側に送信するカメラとをできるだけ近い位置に配置することです。子ども達は普通、タイの写っている相手の画面を見ながら表現します。できればカメラはもう一つ教室の後ろに配置しておいて、カメラを切り替えて使えるようにしておくと便利です。そうすることで、子ども達が発表するとき、自分の教室の子ども達の方を向いて発表できるので、正面から発表を見ることができます。このとき発表者である子ども達は、タイの様子がわからないので、モニターテレビをもう一台設置しておくといいです。
Aテスト接続をする
 システムが組み上がったら、カメラ、テレビ、マイクなどの動作状況を確かめるために、テスト接続します。これで音声の出方や画面の明暗なども微調整します。
 このテストには同じようなTVシステムがあり、対話のできる相手がいるといいのですが、もしいなければNTTに相談されると良いと思います。また、NTT提供のビデオ・オン・デマンドを利用する方法もあります。これはニュースや映画情報などをTVシステムで利用するためのサービスで、通信可能にセッティングされているかどうか、音声や動画などで確認ができます。
B子ども達の事前指導と工夫
 初めての交流の時は教師もイメージが持てず、子ども達に発表させる方法もタイ語とか英語とかを使わなくてはならないように思うかもしれませんが、あまり深刻に考えず使用単語は1・2語程度でいいと思います。それに代わるものとして、大きな文字を書いたカードや写真を使う方がよく伝わるようです。むしろ日本語でいいから、カメラに向かって全身で表現する、伝える、見せるという意識を持って発表するようにさせた方がいいと思います。
 子ども達は何回かこの交流授業を体験していくと、だんだんリラックスし、緊張もほぐれてきます。マンネリ化してきて国際交流をしているという新鮮味がなくなってくる場合がありますので、そんな時は「発表カードがんばりカード」なども使いました。
 基本的なことですが、子どもはカメラを見ながら発表することが苦手です。自信がなければ教師の顔を伺い伺い発表するし、タイの様子が映っている画面を見てその横にあるカメラを見るのを忘れてしまいます。これを解決するために、教室で普段からカメラを回しながらの授業をして慣れさせておくことも効果があると思います。プレゼン能力、カメラ目線、なども練習が必要だと思います。
C教室設営
 雰囲気を盛り上げる掲示物や子ども達が座る隊形を工夫するといいと思います。正面の黒板に相手国の写真やテーマを書いたパネル、授業の流れなどを掲示しました。子ども達の隊形ですが、タイの方は教室から机・イスを外に出して、直に床に座っていました。
こちらも途中からイスだけにし、カメラの前は活動場所として少し空けておきました。
D協力を得る
 カレーの交流にはタイのカレー作りという大変な準備が必要です。これは材料も作り方も味も違うので大変ですが、教務、事務、養護の各先生方に快くカレー作りを引き受けてもらいました。運動会の取り組み中などで事前準備が大変な時は、すべての仕事を一人で抱えこんでしまっていたら、挫折してしまっていたかもしれません。頼めることは出来るだけ、協力してくれる方々にお願いした方がいいと思います。

<まとめ>
 TVシステム授業の成功のために大切にしたいこと・気づいたことを、まとめておきたいと思います。
@計画を立てるとき十分な時間を加味した設計を。
A準備期間は余裕を持って確保しておく。
B途切れにくい通信環境の確保。
C伝えたいことは何なのか、交流の意図やテーマを明確にしておく。
D相手とは実際に会う、電話で肉声で話すなど、直に事前交流する。
E サポートスタッフ体制の確保。
F子ども達に、授業に引き付ける工夫や雰囲気を高める手立てを打っておく。
G万一、通信やシステムが不調の際にはどうするか考えておく。
H言語の壁など交流の際の障壁を解消する手立てとして、相手が画面を見て理解しやすい、大きめのパネルやカードなどを用意しておく。
I雰囲気の盛り上がる教室設営を。
J人間的な感情を、魅力、親密感、思いやりなども伝わる演出や工夫をする。
K交流の目標は柔軟に設定し、最初の設定と違う方向に行っても受け入れる心のゆとりを持つ。
LTVシステムなど、一つの通信手段だけに頼らず、メール、手紙、電話、ビデオテープの郵送なども併用する。
M失敗・トラブルを受け入れる余裕と互いの心を思いやる気持ちを持つ。

 この交流を通して、子ども達は生き生きと活動し、伸び伸びと発表することができました。これらの授業が一人一人に生きる上での貴重なプラス体験になったことと思います。