タイとの遠隔共同学習の流れ
 
(1)目標名   テレビ会議をしよう
 
(2)ねらい  タイの子どもたちとフェニックスを通して楽しく交流することで、お互いの国の特徴や
        違いについての理解と親交を深める。
 
(3)授業方式:タイ側?に通訳を置き、お互いの学校生活紹介やじゃんけん、歌などの活動をする。日本側では、子供中心の活動をアピールするために、3年生の中から司会進行役を2人決めて、あらかじめ予定しているプログラムに従い進めてもらう。教師はアドバイスや援助にまわる形にする。(活動としてする予定のことは「じゃんけん」「サッカーのリフティング」)
 
(4)当日の流れ


 

学習内容予想経過時間

   主な活動
 

      司会やみんなの言葉・支援・思考の流れなど
 

 準備物
 

導入




 

めあての
   確認
(教師からの提案)
2:00〜    2:05
 


・情報交流する内容について確認する
(交流上の注意は直前に指導しておく)



 

・5・4・3・2・1・0のかけ声で、「集中」(いよいよスタートの合図)
・子供たちとあいさつする。
・「さあ、きょうはなにを楽しみにここへ来たの?」
            (授業の目的の喚起・確認)
・<短時間でリラックスできること一つ入れる>
・「では、司会の00さんと〇〇さんよろしく!」(スタート)
 







 








展 























































 

交 流1
(司会者による会議のスター)ト
2:05〜
   2:08

2:08〜    2:11
2:11〜
  2:15

<テレビ会議を始めよう>


・相手を呼び出す。
自分たちの自己紹介をする
(予めお互いにビデオを通じて交流は済ませてある)
タイの小学校に紹介をしてもらう
(タイの小学校の様子について知る)

 

・フェニックスに接続する
   (または、あらかじめ接続)
   
・タイ式の挨拶でする。「サワディーカップ!(カー)」「初めまして、私たちは日本の宇治市立南小倉小学校の三年生です。始めにこちらの自己紹介をしますので、聞いて下さい。」
(紹介文を覚えておき、みんなで言う。二分程度の自己紹介プログラムで、出来れば緊張のほぐれるもの)
・終わったら、プーケット校にマイクをバトンする。(3分くらいで)

「今お互いに紹介し合いましたが、ここでタイの友達に何か質問はありますか? 」
(質問があれば出し合う)











 

交 流2
2:15〜
  2:30






 

<学習の交流や活動を始める>
<お弁当交流>
   ・お箸や昼食の違い
   ・飲み物の違い
   ・学校給食の違い
  



 

・「ところで、そちらは今、ちょうどお昼ということなんですが、きょうのお昼ご飯を見せてもらえませんか?」
・(こちらも数人見せる。感想質問を出し合う。)
「日本では、お箸を使いますがそちらでは?」
「こちらでは、お弁当の時、お茶なんかは、缶入りや水筒をよく使うんですが、タイの方ではどうですか?」
(普段の飲み物容器(タイでは袋に入れてジュースを飲む、などに発展させたい)
「それから、日本では学校では給食をいつも食べてるんですが、タイではではどうですか?」(タイの日常のお昼ご飯に発展したら、子供たちも驚くかもしれない。ETC「やたい」)

お弁当
水筒
缶ジュース
お箸
給食風景の写真



 

交 流3
2:30〜
  2:45
















 

<活動交流>
 ・お互いの国のじゃんけん
・誰がするか決めるときの決め方の違い 












・サッカー(リフティングなど)
  を見せ合う。
 ・タイのサッカーボールや技術
 

日本「タイではサッカーが盛んと聞いたんですが、誰かそこでリフティングか普段やっているサッカーの演技を見せてくれませんか?」
タイ「そちらはどうですか?日本でも男の子はよくするそうですが・・・」
日本「では、こちらから見せますか?」「タイから・・」
タイ「日本から・・」
日本「では、じゃんけんで決めましょう」
タイ「いいよ」
日本「日本では、じゃんけんはジャンケンホイとやるんですが、タイのやり方はどうしますか?教えて下さい。」
(タイのやり方をみる)
日本「おもしろいね。じゃあ、タイのやり方でじゃんけんをしようか?」(みんなで見せてもらいながら、一緒にやって覚える)「じゃあ、三人勝ち抜き戦でいいですか?」
タイ「いいよ。」
日本「じゃんけんしたい人。」
(三人したい人を決める。タイでも三人決めてもらう。)

 (負けた方から見せる )
(決まった3人は前に出て待機−−前の方のスペースを確保しておく)
(見たら拍手の習慣を)
(見たことについて、感想や質問があれば出し合う)

サッカーボール
タイのサッカーボール
















 

交 流4
2:45〜
  2:55





 


・今までタイについて調べたり勉強したりする中で感じた疑問や質問を出し合う。
・お互いの紹介ビデオを見て感想や質問をし合う。
・ お互いに、知りたいこと、不思議に思う      ことなどを質問し合う。

 


<<例>>
「タイではお手伝いの勉強があるということだけど、どんな勉強をするんですか?」
「タイでは、象が仕事をしたりしているところの写真を見たんですが、みんなの学校の近くにもそんな象はいますか?」
「今一番よく見ている人気のある漫画は何ですか」
「女の人が良くする遊びは何ですか」
「喧嘩はよくしますか?」
 



象の写真
学習中のクラス写真
漫画の本
遊び道具

 

交 流5
2:55〜
  3:00







 

・最後にお互いが描いてきた絵を紹介しあう。


・歌を歌う




・交流を終わる
 

「もうそろそろ時間が来てしまいました。みんな、持ってきた絵を高く頭の上に上げて見せてあげましょう」
(タイ側でも絵を見せてもらう。みんなはモニターを見ながら歌う。)

「タイのみなさん、少しだけど私たちの好きな歌を贈ります。聞いてください」
(タイで今勉強している歌や1・2学期に歌って知っている歌、または今子供達が好きな歌を調べておき、それを練習しておいて披露する。)

・タイ式の挨拶でさようならをいう。
   (大きな声でにこやかに)
 フェニックス切断?


みんなが描いた絵







 


まとめ





 

3:00〜
  3:05







 
  









 
・交流後の感想を出し合う ・ 教師から子どもたちに今日の交流の感想を聞く。(時間があれば)
 
 
 
 



 

タイの人と お話ができたよ。タイは日本とずいぶん違うんだな。
でも同じ人間だ、いうこともわかったよ。自分たちの生活して
いる環境とは大いに違っているけど、みんな明るくて元気いっ
ぱいだったな。今日はいい友達が出来てよかった。
 





 
  

・終わりの挨拶をする

 
 
・大きな声で「さようなら!」      忘れ物をし
                  ないように 
 























































































 
 
 <全体の留意点として>
 ・質問するときの決まりをあらかじめ知っておく。 
 (発言前に名前をいう。大きな声ではっきり言う。提示物があるときは相手に見えやすいようにする。)
・質問は、あらかじめ予想して考えておく。
・お互いに質問内容が伝わりやすいように教師が支援する。