したが、画像がもう少し明るく、画質が鮮明であれば、勝ったとき、負けたときの表情が更によくわかってよかったのではないかと感じました。

 

<どっちが上手?>

 それからリフティングです。タイ側の方から一人ずつ出てきて、始まりました。タイの子はリフティングが上手だと聞いていたので、みんな息をのんでみていました。一人一人が演技をする度に、会場からも声が挙がりました。平均で五・六回は続けけていたでしょうか。日本側の順番になり、三人がしてくれました。やはりタイの子の方が少し上手だったようです。ただ、この活動は、ボールがどこに行くかわからないこともあり、カメラ担当の先生も苦労したのではないかと思います。このときも実際にボールがカメラに当たりそうになりました。

 この活動はタイ・日本で順番に同じ内容のものをして、お互いに見合うという活動なので、一体感はありませんが、共通の内容を見せ合うという点で親しみを感じることができました。

  その後、司会の子が、

 「日本からタイに質問してもいいでしょうか?」

と、反応を伺いましたが、タイからは男女や動物、果物、花など写真の紹介を始めました。 この行き違いは、少し場の流れを止めることになりましたが、打ち合わせが綿密にされていなかった結果でもあります。やがて、こちらの子どもたちは写真を見せてもらいながら、「ぞうだ。」「家だ。」「何の花かな」などタイ語や英語で紹介してくれる写真に見入るようになりました。そして、プーケットの海岸などの風景写真が映し出されたときには、会場からも「きれい!」「行ってみたい!」など声が挙がりました。

 この時も、林先生がOHPで日本語訳を映し出してくれたので、だいたいわかりましたし、本当に助かりました。

 この写真の紹介は長かったのですが、タイで紹介者があらかじめ決めてあったようで、長いからと子どもの思いを無視して紹介を切ってしまってよいのかどうか、その点、なかなか難しいものがあると感じました。これも事前の打ち合わせがしっかりできていれば防げたことです。

 

 

<え? 2000人?>

 やっと質問の時間がきました。初めの子が、「全校の児童数は何人ですか?」の問いに、「2000人です。」