トラブルの原因と対処
 
不調に終わった授業後すぐ、佐々木先生NTTの方2人が原因を調べてくれました。しかしその場では判りませんでした。
 
 その後、コンピューター室に行き再調査。実は今回授業をした「なかよしルーム」には、ISDNの電話回線はなく、コンピューター室からルーターのST端子を介して、200メートルの電話線を延長して接続していました。前回のカレーの時うまくいったので、今回もうまくいくと安易に考えていました。
 
 NTTの田村さんがNTT京都南支店に接続を試みたりして色々試してくれたけれども、やはり仰せ胃は通じるが画像は届かないと言うことが判りました。午後になり違うルーターやDSUやTAを持ってきてくれて試すとコンピューター室からもなかよしルームからもうまく接続できました。 その日は雨だったことや200メートルも電話線を延ばしていることからも悪影響が出たのだと思っていましたが、原因はコンピューター室のルールターにあったのです。
 
ルーターに原因?
 実は、以前からそのルーターは、コンピューター室からインターネット接続ができないので直してほしいとお願いしていて、カレーの交流授業後一度業者の手に渡っているのです。その時僕はちょうど会議中で、その方に会えず、ルーターを持ち帰って調べると言うことだったのだそうですが、すぐに衣服の交流授業があるということで前々日持ってきてもらったものでした。もしかするとその時にルーターに 何かあったのかもしれません。とにかくルーターが原因で通信がうまくいかないことが判りました。
 
本当の原因
  今回の失敗の直接的な原因は、ルーターの不調でした。しかし、もっと根本的な失敗は、僕自身にあります。前々日ルーターを持ってきてくれたとき、どこかと接続してテストをしておくべきだったのです。安易すぎました。僕はそのことよりも、前回ハウリングが起きたことでタイからの音声がうまくこちらに聞こえないことの対処ばかりに気を取られていました。タイへの送信に使うカメラの交換、カメラのマイクを使わず外部マイクを使う、いや、アンプをつけてワイヤレスでしようかなどなどです。
 それに、カレーの授業(9/29)が終わってから10月7日までの約1週間で、次の衣服の交流の具体的な授業案を立て、その授業で使う浴衣を子供たちに持ってきてもらうための呼びかけや保護者への依頼などをし、そして授業案に沿って子供たちの本番練習をするなど仕事に追われていました。前日は衣服の交流の雰囲気作りのための教室の設営を遅くまでし、そして、僕自身の本番に向けてブンリー先生やタイの子供たちへのメッセージを言う練習など、本当に機器のこと(ルーター)などトラブルがあるとは夢にも思いませんでした。何しろ1週間前に接続については成功していたのですから。
 これらは、10月13日にするはずだった授業が、7日に早まったことで僕自身の余裕がなくなったことも原因です。 しかし、交流には相手がいます。遠くタイのブンリー先生やプーケット校の子供たち、また何より授業を楽しみにしてくれている本校の52人の子供たちのことを考えると、そんなことは言っていられません。
 
今後に向けて
 今回のことを教訓に、前日には必ず本番と同じ形で接続実験をして機器の調子を確かめる。このことを絶対に忘れないこと。これを肝に銘じてがんばっていきたいと思います。
 ルーターについては市のセンターの戸田先生が業者に連絡してくれて、次の日に早速調査に来てくれました。 また、戸田先生もターミナルアダプタを持ってきてくれました。本当にありがたいです。
 次の授業までに今回のことをもう一度振り返り、一つ一つ問題をクリアしていきたいと思います。次回に、今回うまくいかなかった衣服の交流にするか、次の予定にあるクイズバトルと道徳の教材視聴にするかは決めていません。