DOSで利用するネットワーク

WindowsネットワークとTCP/IP



 この原稿は、技術評論社の雑誌「Software Design」1998年6月号の第二特集「速い! 軽い! 簡単! DOS再発見」に寄稿したものをもとに加筆・修正したものです。


 Windows95などのOSが標準でネットワーク機能を装備したことによって、複数のマシンをLANで接続するということが個人レベルでも容易に行えるようになりました。いろいろ悪口を言われるWindows95ですが、ネットワークの概念を個人レベルにまで広く普及させたという点においては評価されるべきでしょう。
 このような環境にありながら、DOSマシンについてはネットワークについての情報がWindows環境ほど豊富とは言い難く、またソフトウェアの設定なども少々わかりにくいところがあり、たとえそういった要求があってもLANに接続されていないケースが多いのが現状ではないでしょうか。
 この章では、インターネットで入手できるソフトウェアを使用して、前半ではDOSマシンを既存のWindowsネットワークに加える方法、そして後半ではインターネットへ接続するためのソフトウェアを紹介し、DOSマシンの活用について考えてみます。


目次

WindowsネットワークにDOSマシンを接続

ソフトウェアの選択
インストール
LAN Managerの使い方

図表

表「各クライアント入手先」
表「各クライアント比較」
表「NETコマンド(一部)」
図「NETコマンドの実行画面」

DOSでTCP/IP

DOSでのTCP/IP環境
Packet Driver
アプリケーション紹介

NCSA Telnet, gn, D-Mail, DOS Lynx, Caldera DR-WebSpyder, telnetd

設定方法

NCSA Telnetの設定
DIS_PKTの設定



前田 剛 <g_maeda@mars.dti.ne.jp>