ヤマト作画監督全員集合
前回「大難解ヤマト疑問集」に岡迫さんのことを載せたところ、多数の質問をいただいたので、今回は作画監督の特集を組みました。
まず、下の図は作監毎の古代、雪、その他のキャラの絵です。それぞれの違いをよく見て下さい。右から順に、岡迫、小泉、芦田、白土、坂本です。
岡迫宣弘(アニメルーム) 16、19、25、26話
ヤマトの総作画監督、つまりあの設定資料のキャラクター設定を書いた人です。ごらんのように実に絵かうまいのですが、残念ながら、ビーメラ星、相原発狂、イスカンダル星、そして最終回の一部しか描いておられないのです。そしてパート2以降には出てこないのです。パート1の後半、絵の雑さが目立った中で、一人美しい絵を保ちつづけた彼は目立ちました。とくにあのスターシャの絵はなんともいえませんねー。スターシャの絵を描けるのは松本零士の他には彼一人です。(第23話のスターシャは松本先生直筆だそうです。)何だ、あのテレフューチャのスターシャは。へたくそ小泉とへたくそ白土め。あんなのはスターシャと認めてやらんのだ。
ヤマトの後、「ドカベン」「釣りキチ三平」でしかみかけない岡迫さん。お〜い、ヤマトに帰ってきてー。
小泉謙三(スタジオメイツ) 9、13、20、24話
なんかケバケバした絵を描く人。ヘタなのかとおもうと島とデスラーの絵は抜群にうまい。特に第24話のデスラーの絵はパート2以降にも見られない美しさである。そのパート2以降でよくみかける人だけど、やっぱりうまいのかへたなのかわからん絵を描く人じゃ。しかし、スターシャのイメージをぶちこわしたのは許せんのだ。
芦田豊雄(オフィスアカデミー) 1,3,5,7,11,14,18,23話
本社の芦田さん、丸っこいイメージの絵を描く人です。第1話はやはり古代君というイメージ通りの絵を描いていたのだが、回を追うごとに雑になったのが残念。最後まで、最初の頃の絵を描いていて欲しかった。
白土武(タイガープロ)2,4,6,8,10,12,15,17,22,26話
一番多くの絵を描いているのに、一番「へた」な人。真面目に描けばそれなりにきれいな絵を描くのに、あえて「へた」と描いたのは、滅多に真面目に描かないからである。手抜きが目に余る。古代の髪がやけにぎざぎざのときは、彼が作監である。絵コンテも良く描いている力のある人なのに、なんであんな絵を描くのだろう。「デビルマン」を描いていた頃のかわいい絵は見る影もない。彼に一言。もうヤマトには手を出さないでくれー。
坂本三郎(スリーナイツ) 21話
この人は21話を1つ描いただけなので、よくわからないけど、芦田さんの絵に少し似ているように思う。島や艦長もなかなかうまいものである。しかし、おもしろい名前、この人もブラックタイガーの隊員だろうか。