・ 紫外線・
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【セブ島の子供達を学校へ】



  • File bQ【紫外線】

    梅雨の気配もする今日この頃、曇っていても結構な紫外線が降りそそいでいるらしい。5月〜6月は、その量も一年間で一際多くなる季節だそうだ。女性の間ではこの時期、当然紫外線の対策をするのが常識になって来ているが、子供や赤ちゃんには「ビタミンD合成の為」と日光浴が身体に良いものだと思っているお母さん達がまだまだ多い。

    栄養の状態が良くなった現代では、ビタミンDの為よりも、外に出して「気分転換」をさせたり「開放感」を持たせる目的の方が重要で、特にこの季節は紫外線の量も多くなり、ただでさえ皮膚が弱い乳児や幼児は親よりも紫外線の対策を考えた方が良いと思う。最近では赤ちゃん用の紫外線防止クリームやローション乳液など、いろいろな タイプが売っている。

    ・・・と、ここまで書いたら新聞に「UV製品にUV効果は期待できない」などと書かれた記事を見つけてビックリしてしまった。国民生活センターの調べで、主要メーカーの発売するUV対策をうたった乳液、ローション、クリームを実際にテストした結果、殆ど(紫外線防止効果が認められたのはたった一つだけだそうな)効果無しというものであった。

    もしかしてこれは詐欺ではないか?時同じくしてテレビで「夏の日差しからお肌を守る・・・」と、いつものように流れるフレーズのコマーシャルを見て私は段々腹が立ってきた。

    コマーシャルと言えば、胃薬や喉の薬の宣伝なども良く見てみると非常に面白い。薬の効き目を視覚的に表現する映像が頻繁に出て来るのだが、どのメーカーの映像もスカッ!っとキレイに胃壁や喉が修復 される直前の際どい場面で画面がチェンジされるのである。これを毎回観察しているとストレスが溜まって、私は胃が痛くなる。ある喉のスプレー薬のコマーシャルが、妻がビデオに録画したドラマの間に映っていたので、スロー再生して確認してみたら、やはり完全に喉の炎症が取れる直前に違うカットに移っていたのである。「もうチョットでスッキリするのに!」・・・と、手に汗握ってしまうのであった。

    これはたぶん「薬効が映像と違うぞ!」と、訴えられた時にメーカー側が「はい、よく見て下さい、画面の胃壁の映像は完全にクリアにはなっていないでしょ?、つまりこの薬を使えば限りなくスッキリ治るという表現なのです」と言うに違いない。そう、言い訳する為の画像処理としか思えないのである。

    ともかく紫外線に関しては公的機関と言っても過言でない国民生活センターの調べで紫外線防止ローションなどは、全く効果が期待できない事実が判明した訳だ、メーカーは直ちに効果の有る様な紛らわしいテレビコマーシャルを自粛すべきである。そして、国民生活センターが効果を認めた唯一のUV製品を紹介しようと思って本日その新聞を探したのだが、すまん、小学校の廃品回収にその新聞を出してしまった事実が判明した。国民生活センターが効果を認めた唯一のUV製品を知っている方がいたら、是非とも私に知らせて欲しい。




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