【世界の言葉】
AOWAOW column.


 

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【セブ島の子供達を学校へ】
Plumeria Cebu Educational Association Inc.



  • File No.38【世界の言葉】

    午前中の仕事を終え、昼飯の並ぶキッチンのカウンターへ向かうと、先に食べていた小3の娘がクイズを出してきた。「世界で一番話されているのは何語?」、私は生協の冷やしラーメンを食べながら、あまり考えもせずに答えた「イングリッシュ、いや、英語」。「ぶっ!ぶぅ〜!!答えは中国語!」唾が飛びそうになる位に思いっきり言うので、ムカムカするくらい憎らしいブービー音。確かに人口は一番多いから一番多くの人数が話しているのは中国語だ。悔しかったので仕返しに「んじゃ中国人は何人くらい居るんだ?」と問い返してやった。「知らな〜い」「知らんのに何で一番話されていると判るのだ?」「だって本に書いてあったもん!」「本が嘘をついているかも知れないじゃないか」「・・・・・」。泣きそうになったので攻撃を中止した。イカン、もしかしたら、こうして嫌われるオヤジになるのかも知れない。「なぁ〜んちゃってぇ〜!、ぢつは中国人って10億人も居るんだよぉ〜、スゴイねぇ〜、サオちゃんのいうとぉぉ〜り、でしたぁ〜〜」「・・・・・」。娘の機嫌はなおらなかった。あう。

    しかし中国の人口が10億というのは、もうかなり前の情報だったし、その他の国の人口なんて知らなかったので調べたら、中国は1.190.918.000人でありました。ちなみに日本は1億2千5百25万7千61人(97年3月31日現在)。しかし同じ国でも違う言葉を話す民族が当然いるので、「人口」イコール「話す言葉」というのは正確ではないと思ったら、「朝日キーナンバー」に言語使用人口の事が書いてあった。それによると中国語は10億、英語は3.5億だそうです。アメリカの人口が2億6千万ちょいだから、イギリスの5千8百万とその他をたすと、3億5千万人になるのですねきっと。せっかく調べたのだからついでにベスト10も書いておきましょう。

    1位 中国語(10億)
    2位 英語(3.5億)
    3位 スペイン語(2.5億)
    4位 ヒンディー語(2億)
    5位 アラビア語(1.5億)
    5位 ベンガル語(1.5億)
    5位 ロシア語(1.5億)
    8位 ポルトガル語(1.35億)
    9位 日本語(1.2億)
    10位 ドイツ語(1億)

    ちなみに11位はフランス語で7千万人でした。
    英語といえば、File No.34【台風と寿司】で、日本語から英語になった単語にジュウドウ・カラテ・スモウ・ハイク・スシ・トーフなどが有ると書きましたが、他にもサケ・キモノ・イケバナ・サシミなど日本語から英語になった単語を「借用語」と言うのだそうで、その数は1425語にのぼるそうです。ちなみにウォークマンなどの固有製品名も含まれるので、そっちの方の単語の比率が多いのかも知れませんが、フランス語から英語への借用語に次いで日本語からの単語(借用語)が第二位だそうであります。なかなか日本語も頑張っていますね。インターネット経由で仕入れた日本語からの借用語をニューヨーカー達は結構しゃべっているのかも知れません。「イエス、アイム・ジベタリアン」なぁ〜んて・・・やっぱ、いねーだろーなそんな奴。


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