【ダイレクトメール】
AOWAOW column.


 

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【セブ島の子供達を学校へ】
Plumeria Cebu Educational Association Inc.



  • File No.41【ダイレクトメール】

    最近、頼みもしないDMが頻繁に配信されて来るので困る。あ、頼みもしないからダイレクト・メールというのか。「突然のメールにて大変失礼いたします、驚異のインターネットビジネスです!。2〜3分お時間を頂ければ幸いです。」とか書いてあって、その後、長々と2〜3分ではとても読めそうにない説明が書いてある。そんな素晴らしいものなら自分だけやって、せいぜい大儲けすれば良い。他人様を巻き込まないと儲けられないビジネスなんてネズミ講か詐欺モドキだろう。と、無視していたが同じメールが何度も来るので、DMを全文引用して題名に「迷惑ですからやめてください」と、送り返してやった。そうしたら、そんなメールアドレスは存在しませんと、サーバーからご丁寧に長いヘッダを添付されて「迷惑ですからやめてくださいメール」は送り返されて来てしまった、まったく一粒で二度も迷惑なDMである。

    架空のメールアドレスで送って来るなんて、なんて怪しいビジネス、なんて信用ならぬ奴なのであろう。しかし私のメールアドレスをどこで知ったのだろうか。あ、掲示板などの書き込みかな。それとも、どこぞのアンケートなどに書き込んだアドレスが名簿業者に流れたのだろうか。掲示板よりもアンケートの類の方が結構あぶないらしい。中には懸賞などをエサに色々アンケートや個人情報を書かせて名簿業者へ売るサイトもあるのだそうだ。名簿業者は手に入れた個人の情報を、どんな趣味や旅行が好きか、年齢、未婚か既婚か、また地域別などにして、様々なジャンル別名簿を作成する。そしてそれらを若い女性ならエステやダイエット、男性なら結婚相手紹介・出会いの○○、主婦には高級補正下着などの業者に売るのだそうだ。まったく、皆さんも、お気をつけ下さい。私ですか?私はアンケートの類が好きなので、有るとつい書き込んでしまいますね・・・。そうか!それでこんなにDMが来るんだぁ!!

    ダイレクト・メールといえば、もうかなり前の事だが、郵政省メールの方のDMで、こりゃきっと勧誘率高いぞというものがありました。それはハガキに「支急ご連絡したいことがあります、お電話ください。(夜の八時過ぎならルームメイトもおりません)・・・まゆみ」。これだけしか書いて無い。しかしこれだけだと、かえって想像力が膨らんでしまうものなのである。消印は文京区になっていた。東京の「まゆみ」。う〜ん、まゆみには心当たりは無いが、文京区といえば昔、付き合っていた女性が居たな。まさか!京子(仮名)の友達が「まゆみ」で、京子(仮名)に何かあったのだろうか?。

    もしかしたら別れた時には既に俺の子を身ごもっていて未婚の母となり、その後、悪い男に騙されて、捨てられて、ボロボロになっちゃって、見かねた「まゆみ」が昔の彼氏である私に助けを求めて・・・う〜む。夜を待って、さっそく電話してみた。「はい、ミリオントレーディング(仮名)で〜す。お名前は?」「あの、拓文ですが、まゆみさんを・・・」「お電話ありがとう!私がまゆみでぇ〜す!、ところで海外旅行は好きですかぁ〜?!」「わははは!!なんだ、勧誘か!、びっくりしたぞ。しかしまゆみちゃん、至急という字が間違っていたぞ、支急になっていたぞ、わはは」。結局三十分程まゆみちゃんと楽しくお話した、ちなみに彼女はパートタイムで時給1500円、お会いする約束を取りつけると一件について2000円貰えるそうだ。もちろん勧誘は丁重にお断りした。しかし、みなさんも(勿論男性に限るが)、こんなDMが来たら、心当たりが無くても絶対に電話しちゃうと思うぞ。 

    そして勧誘レディーまゆみちゃんの事を書いたら、さっそく「私も3年前に文京区のまゆみちゃんと話しをしました!」というメールを頂いた。時期が私と一致しているので、きっと同じ「まゆみちゃん」であろう。いったい今頃、まゆみちゃんは何をしているのだろうか、気になる。このページを見ていたらメールください>まゆみちゃん(笑)。という事で、平成8年の東京都消費者センターの調べで、トラブルの多い商品ワースト10というのが雑誌に載っていたので書いておこう。

        1位−−−新聞などの勧誘
        2位−−−英会話などの学習教材
        3位−−−アクセサリー類
        4位−−−サービス会員券
        5位−−−化粧品類
        6位−−−○○教室・○○講座など
        7位−−−一戸建ての住宅
        8位−−−布団
        9位−−−電話機
        10位−−−絵画

    その他にも「ダイエット食品」「自然健康食品」「エステ」「墓石」「輸入掃除機」「着物販売」「ランジェリー」「土地」などもトラブルが多い様である。最近は下火になった様な気がするが、怪しい「自己開発セミナー」なんてのも教材や布団の販売権などをセットにして数十万円も取られたというのもある。結局これらで儲けるにはセミナーや説明会に、どんどん人を紹介しなければならないというものが多いので、友達と信用を失う結果となり、自己開発どころか自己破滅セミナーだったりするのだ。そして業者にしてみれば一番のお客様というのは、内気で友達が少なく、しかも、いつか一発逆転してやろう、という気持ちのある人だそうだ。

    勧誘手口というのは、大きく分けて、電話で会う約束をする手口、チラシ広告で申し込みをさせる手口、街頭でキャッチする手口の3つしかないそうだから、とにかく電話での勧誘は聞く必要は無く、黙って電話を切る、ふたたび電話があっても黙って切る。街頭での勧誘はひたすら無視。健康食品などのチラシは、まず疑って見る事だ。「話だけでも」とか「説明会ていどなら」という考えは、カモがネギを背負うかどうか思案しているのと一緒。ちなみに電話の場合の断り方でよく効くのは「あ、知ってる知ってる、私もその仕事した事ある○○商事だったけど」と検挙された有名悪徳業者の名前を出し「でも、ヤバイし、もうやめたから」と切ったり、同業の知り合いがいるフリをして「お互い大変ねぇ、ノルマもあるし、最近は簡単に聞いてくれる人も少なくなって・・・」などと自分は客(カモ)では無いことを悟らせるのも結構有効らしい。とにかく相手に悪いだなんて思うことなく、切るのが一番。

    チラシなんかも面白いのが有り「西武○○グループ」なんて書いてあっても「にしたけ○○グループ」だったり、「日本中央○○社」「全国○○協会」なんてのも、かなり怪しいもの。あと、契約しても一定期間内であれば無料でキャンセル出来る「クーリングオフ」にも落とし穴があり、一日以上会場を借りて商品を展示すると、訪問販売ではなく店舗販売と同じ扱いになるのでクーリングオフが適用出来ず、キャンセルしてもしっかり60%のキャンセル料を取られる事もあるという事だから、私の様に気の弱いあなたは、どうぞお気をつけください。

    そういえば、名古屋の栄町で、ビール一本に2万円も払った事がありましたっけ。あ、これはポン引きに連れて行かれた暴力スナックで、ボラれた話しでした(笑)。あせあせ


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